宮城県の観光PR動画は奇抜か?

宮城県へ観光客を呼ぶために作ったPR動画。

壇蜜さん出演による観光PR動画だが、その内容が物議を醸しているという。

いったい何なんだろうか? リサーチしてみた。

観光PRのコンセプト

宮城県、仙台市、JR東日本が協賛した観光キャンペーン動画。

「仙台・宮城【伊達な旅】夏キャンペーン2017」の一環として制作された。

避暑地として有名な長野県より実は涼しい宮城県。

そこをもっと認知させたい意向があるらしい。

女性からバッシングの嵐!?

まずはこれが今回物議を醸している観光PR動画。

まずは観てみよう。

これがどうやら女性目線だと「不快」「行きたくなくなった」という声が次々と。

内容に性的な表現が多いという事らしい。

 

奥山恵美子仙台市長も「女性が見て心地よいとは思わない」と発言。

 

年齢層に関係なく、女性目線からしたらこの動画は下品という事です。

 

しかし奥山恵美子仙台市長も責任者の1人なので無関係とはならないが、「県に任せ過ぎていたことに反省している」とコメント。

しかし村井嘉浩宮城県知事は狙い通り!?

村井知事は「賛否両論があったことは逆に成功」とコメント。

 

さらに「普通のものだと誰も見ない、面白いのを作るといやらしいと言われる。でもおかげで閲覧者が120万アクセス増えた」と周囲の笑いをとった。

非常にポジティブな考えの知事ですね。

 

確かに地方CMにもインパクトは必要ですね。

・・・しかし、この動画が主で宮城県自体が副になってませんかね?

動画の総評

女性目線から出たセリフは散々だったが、具体的に何が良くないのか。

 

ネットでは下記のように言われている。

・一言で言えば「古臭い」

・構成もメリハリが無く妙にダラダラしてるし、キャラが鼻血というのもベタすぎる。

・「竜宮城」と「涼・宮城」をかけたダジャレ?はチープすぎて何の感慨も湧いてこない。

・ずんだ餅が全然アピールになってない。ていうか全く記憶に残ってない。

・観光に来てほしいのは男性だけ?

などなど。

 

所詮、地方CMだからしょうがないクオリティだと笑われているものの、よく頑張ったねと首都圏からは同情もあったりします。

まあ、大企業のCMだったらこれでGOサインは絶対にありえないですね。

動画はどうなる?

では、せっかく作ったこの動画はどうなるのか? 削除されるのか?

今回の動画は7月5日にYOUTUBEにアップされたが、奥山恵美子仙台市長は動画の削除は考えていないとの事。

 

低品質な動画でもそれなりに金と人と時間をかけて作ったものなので、無下にはできないということでしょう。

まとめ

村井知事は「リスクを負っても皆さんに見ていただくものをと思いました」と仰られているが、動画の感想が「悪趣味」「変に」など、あげたらキリがないぐらいの最低評価ばかりで、良かったという視聴評価が無いという結果はいくらなんでもまずかろう。

 

僕でも行きたい!という気にはちょっとならないな。
壇蜜さんみたいな美人が本当にこんな昭和的な接待をしてくれるなら考えなくもないが。

冗談はさておき、ま、これを良いと言う人はただのひやかしだろう。

 

問題は製作費が「税金」であること。市民、県民が生活費を削ってどういう思いで納めたお金かをよく考え、もっと重く受け止め、命をかけて本気で取り組むべきではないか、と思います。

決してリスクを負うとか、ギャンブル的な考えで作るべきではない。必ずヒットさせなければならない。

 

この動画の企画者、製作者もたいがいだが、最終的な判断が村井知事のGOサインだったなら来季のそのイスは無さそうだ。(汗)

ただ結果が重要なので、観光客が倍増すれば村井知事のメンツは保たれるかな。たぶん。

 

壇蜜さんはどういうポジションで参加したのだろうか?

 

壇蜜さんの企画立案や希望や発想がこの動画に盛り込まれているとしたら、壇蜜さんにも非はあるが、ただただクライアントの望む通りに演技をこなした、というのであれば壇蜜さんが一番の被害者となる。

この動画で攻撃の的になりやすいのが主演の壇蜜さんだからだ。

 

まあ、こういう動画にしたかったから壇蜜さんを選んだのだろうけど、そうだとしたら、壇蜜さんは自分のキャラをちゃんと演じただけなので彼女に問題は無い。

 

宮城県、今度作るときはちゃんとしたエキスパートを頼って本気で作ってほしいものだ。

 

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