ザリガニを釣って飼育を始めてみました。
僕は今までメダカはおろか、金魚一匹すら飼ったことない飼育未経験者です。
もちろん、ザリガニの生態なんて全く知らないし、知ってることと言えばちくわを垂らせば釣れる事ぐらい。(汗)
水生生物を「見る」「捕まえる」までがゴールだったが、「飼育」のフェーズに足を踏み入れました。
ザリガニを近くの池で釣って、その足でホームセンターへ駆け込み水槽セットなどを購入。
説明書を読みながら水槽を設置し、そこへザリガニを放り込む。
小さなアクアリウムが完成しました。
ザリガニを釣って家で飼う・・・たったこれだけの事とタカをくくってましたが、予想外にドタバタ劇となりました。
そんなド素人奮闘記です。
ザリガニを釣って家で飼う!まずは釣りにいく
ザリガニ釣りの準備、行くタイミング
今日は、カミさんは仕事で僕は年休で会社休み。
よって、ボウズら2人と男だけで過ごす日。
長い夏休みで退屈しているボウズらにザリガニ釣りに誘うつもりだが、それは全て天気次第。
ボウズらにはこの事を言ってないので、こやつらは今日なにしよ~って感じでダラけている。(汗)
ザリガニ釣りは内密に計画していたが、天気が読めないので行けるかどうか不透明。
ぬか喜びさせるのも可哀そうだと思って言ってません。
なにせ、ここんところずっと秋雨前線が日本上空に停滞しているもんで、雨ばかりの日が続いている。
しかもただの雨ではない。豪雨!
バケツをひっくり返したようなドザ振りの毎日。
幸か不幸か、ザリガニ釣りは雨の日のほうが釣れるというので、雨天なのは有難い。
んが、さすがに豪雨に行きたくない。(汗)
そして今朝の天気はやっぱり雨。
豪雨ではないが、すぐゲリラ豪雨に豹変するのが最近の傾向。
うーん、一応雨があがったタイミングを見計らっていくつもりだが、さすがにそんな都合よく・・・きた!
朝9時頃になると雲が薄くなってきた。
うっすらと青い空が少しだけ見える部分もある。
これはチャンスだ!少なくとも豪雨の気配はない。
すかさずボウズらに、今からザリガニ釣り行くぞ!とけしかける。
ボウズらは何の疑いもなく喜んでOK。いそいそと準備を始める。
昨夜、カミさんにはザリガニ釣りの事は伝えてあるので、一応、ボウズらの持ち物は整えてくれていた。
- ポンチョ
- 長靴
- 軍手
- タオル
- 虫かご
- たも
- タコ糸
さっさと出発しないといつ天気が崩れるか分からん。
目指す池は自宅から車で12分ぐらいのところにある。
途中、コンビニでスルメを買って池に到着!
いいぞ、天気はまだ持ちそうだ。
激闘!ザリガニ釣り
一応、いつ雨が降るか分からんので、全員ポンチョだけは着ておく。
こんな蒸し暑い日にポンチョを着ると余計に蒸し暑いが、突然のザザ降りにいちいち対応するよかマシでしょ。
さてさて、ザリガニくんはいるかな?
この池はザリガニが釣れることで巷では有名だが、ローカル情報なだけに穴場と言えば穴場。
地元ならではの利です。
タコ糸にスルメを縛って、ハイ完成!
それをボウズらに与えて、さあ、ザリガニを探して見事釣りあげてこい!と送り出す。
んが、一向に釣れないようだ。(汗)
僕も自分の準備ができたので、ボウズらに近づいてみる。
池の中を覗いてみるが、影一匹見当たらん。。。
そりゃあ、いないところにスルメ垂らしても釣れるわきゃないわな。(汗)
時おりバシャッ!という水音がするも、水草ぼうぼうで何が跳ねたか見えないが、たぶん鯉であろう。
鯉など興味ない。ザリガニどこじゃ~。
よう考えたら、ボウズらは数年前、有料のザリガニ釣り場で一度だけ経験したことがあるだけ。
そりゃあ、そういうところならば絶対に釣れるわな。
ここでは自分の目でポイントを探して釣り糸を垂らさねば絶対に釣れないぞ。(汗)
というワタクシもザリガニ釣りなんて、今のボウズらの年齢の時にちょっとやっただけなので、かれこれ40年振りぐらいかも。(笑)
池の周りを探ってザリガニを探すと、小さい橋の下に影を発見!
橋の下から覗いてみると、おお!居るわ居るわ!
目視で8匹ぐらいは見える。
池の水はそこまで濁っているわけではないので、形や色はハッキリわかる。
アメリカザリガニだ!
ボウズらも橋の上に集まって、みんなでザリガニを確認する。
ん?
橋の真下をのぞき込むと、水底にひときわ赤いザリガニを発見!
しかも大小二匹並んでいる。
当然、僕は大きいほうのザリガニに目がいく。
アイツがいい!アイツを釣りたい!
よし、アイツに向けて糸を垂らそう。
それいけ!ポチャリと。
ん?
スルメが・・・沈まない。(汗)
スルメが軽すぎて水中に沈んでいかないぞ?
スルメに水分が浸み込めばいつかは沈むだろうけど、そんな悠長に待てん。
それに、狙った場所にスルメを落としたいならオモリを付けるべきだ。
というわけで、その辺の小石をオモリ替わりに結んで、再びスルメを投入。
いい感じだ。狙った場所にスルメを投入できるぞ。
んが、糸が少し短かったようだ。。。
ちょっと届かないか??
おりゃ!と、身を乗り出してスルメをなるべく下に。
狙いはさっきのあの赤いザリガニだ。
半分、穴に隠れているが、目の前にスルメを垂らせば・・・
ほーら、やっぱりハサミでキャッチしてくれた。(笑)
おし!
そのままそのまま・・・そっと糸をたぐり寄せる。
ここでハプニング発生!
手に持っていた糸が池に落ちた!(汗)
ゲ!なぜ?
ん?手にはタコ糸の切れ端?
・・・さっき糸を切る時、持ってきたハサミの切れ味が悪くて何度もジョキジョキしたから、糸がほつれていたのだ。(汗)
んで、糸が短かったので、先っぽを持っていたのが災いした。
なんということだ・・・。(汗)
いや、まだだ!
たもを貸せ!と次男に伝える。
落ちた糸をたもで引っかけてたぐり寄せる。
ぬぬ、なかなか難しい。
引っかけても糸はつるん、とまた池に落ちる。(汗)
諦めるか~!
再び我が手に戻れ、糸よー!(やかましいわ)
ようやく、糸をキャッチ!
やったぞ!ザリガニはまだスルメを掴んだままだ。
糸をたぐり寄せて、今度こそ糸を落とさないように・・・。
ああ!ザリガニがスルメを離してしまった!(汗)
まだ諦めん!
もう一度、そのザリガニの前にスルメを垂らす。
おお!再びキャッチしてくれた。ラッキー!
今度は水面近くまでザリガニを引っ張ってこれたらたもですくってやる。
そのままそのまま・・・来い来い来い来い、今だ!
奥義!ザリガニすくい!(いや、フツーだし)
見事、ザリガニをゲットー!
もちろんオスです。
背中は赤ではなく、黒に近い褐色だったことに釣り上げて初めて気付く。
やったぜい!ヒャッホーい!
次男に虫かごを持ってきてもらい、そこへザリガニを投入。
作戦完了!雨が降る前に直ちに帰投する!
と言いながら長男を見ると、なんと長男も一匹釣り上げおった。(汗)
え~!!マジか?
長男が釣ったこのザリガニは、僕が釣ったザリガニの隣にいた小さいほうのザリガニ。
僕が大きいほうのザリガニと戦っていた時、長男は小さいほうのザリガニを狙って黙々と糸を垂らしていたのだ。(汗)
こちらはハサミが小さいのでメスのようだ。
喜ぶ長男ヽ(=´▽`=)ノ
・・・まさか本当に釣るとはね。
次男は僕と長男のフォローに勤しんでいたため釣りどころではなかったが、結果が出たことに喜んでいた。
真の功労者は次男だな。(笑)
いやはや、本当に釣れるとはラッキーだったな。
結局、雨は降らなかったのはいいが、ポンチョを着ていたせいで蒸し暑く、気分もヒートアップしていたので汗だくだく。(汗)
さあ、いつ天気が崩れるか分からんし、ザリガニを連れて帰りましょう。
ただし!連れていくのは一匹だけ。
そして当然、ワシが釣った大きい方のザリガニを連れて行くぞ。
というわけで、さあ、そのザリガニを逃がしてあげなさい、と長男に促す。
否!との事。(汗)
・・・やっぱりね。
ザリガニは一緒の水槽に入れると共食いをする、というから一匹だけにしたいのだ。
しかし、長男は頭では分かっていても、自分の成果を持ち帰りたくてしょうがないのだ。
気持ちはわかるが・・・しょうがない、じゃあワシが釣ったオスのザリガニを逃がすか。。。
ボウズら、それも否!との事。(汗)
二匹とも飼いたいとの申し出。(汗汗)
いや、だからね、
共食いするんだっちゅーの!
それでも否、否、否ぁ~!・・・キリがないな。(汗)
・・・いかん。天気が怪しい。
いつ雨が降り出すか分からんのに、こんなところで時間くっているわけにはいかん。
ええーい、しょうがない。
とりあえず二匹とも連れて行く。
明日、一匹ここへ返しにこよう。
今はここを早く退散したい。
二匹連れて帰るとなると、もう一つ容器を考えねばならない。
一匹だけしか持ち帰るつもりがなかったので、虫かごは一つしか持ってきてない。
しゃあない。
洗車用のバケツが一個、車の荷室に入っているので、中の洗車道具を出して空っぽにし、そこに体の大きいオスザリガニを入れよう。
虫かごのほうには体の小さいメスザリガニをいれる。
その前に、双方に池の水を少しだけ入れてあげたほうが良いと判断。
さすがに水ゼロだと可哀そうだしね。
水の量はザリガニの下半身よりちょい下ぐらいで十分かな。
ついでに、余ったスルメも非常食として与えておく。
水槽の準備ができるまでこれで我慢してくれたまえ。
さあ、このままホームセンターへレッツゴー!
水槽を買いに!
水槽セットで立ち上げ~アクアリウム完成!仕切り(セパレーター)自作
飼育に必要な道具を買う!
帰りの途中、カーマホームセンターに立ち寄る。
ここでアクアリウムに必要な水槽など、飼育に必要最低限のものを買う。
水槽の中の生き物を飼育し、その育成や鑑賞を趣味とすること
アクアリウムで何が必要なのかは、一応、ひと通りネットで調査済み。
手っ取り早くアクアリウムを完成させるならコレ。
アクアリウムに必要な道具が全てセットになっているので便利。
それでこの値段って、コスパ良すぎない?
これを求めにホームセンターにやってきました。
このカーマホームセンターでは「おさかな水槽セット」というPBとして売られていた。
中身は「金魚元気 水きれいセット」とほぼ同じ。メーカーもGEXです。
サイズ選びはちょっと迷ったが、大は小を兼ねる、という事でLサイズを購入。
この水槽セットは、以下のものが同梱されている。
カルキ抜き、バクテリア、金魚の餌、草オーナメント
なので、この水槽セット一つあれば最低限のアクアリウムは可能だが、ついでに他の備品も買っておく。
砂利ぐらい敷いてやるかな。
ザリガニには隠れ家が必要だというので、土管も用意してあげよう。
あとは餌だけ買って終了。
ザリガニ飼育をやると言ったものの、まだ様子見の段階。
いつまで続くか分からんものにあまりお金はかけられんぜよ。
あまり長いこと車の中にザリガニを置き去りにしておくと弱ってしまうかもしれん。
さっさと帰って、とりあえずベランダの風通しの良いところに置いておきたい。
水槽立ち上げ準備 ~アクアリウム完成!セパレーターで水槽を仕切る
帰宅後、すぐに開封。
何をどうしたら良いのか、全くの無知なので説明書を読みながら進めていきます。
この水槽セットの中には、カルキ抜きとバクテリアも同梱されていたので、とりあえず全部入れておく。
ところで、バクテリアって何だ?
ネットで調べるとどうやら微生物の事で、それらのおかげで排泄物などを浄化してくれて水質が綺麗に保たれるという。(合ってる?)
さあ完成。なんと簡単なことか。素晴らしいね、水槽セット!
この水中のぶくぶく(ロカボーイ)がアクアリウム!て感じで、気分を上げてくれる。
同梱されていた水草オーナメントはマジでちゃっちいので、砂利でしっかり埋めないとすぐに踏み倒されてしまいます。
ちなみに、砂利はあの一袋では少なすぎることが分かり近くの100均で購入追加したが、それでもやや少ないかも。
餌も適当な量を与えておく。
どのタイミングでどれぐらいの量を与えれば良いのか全く分からん。
ちなみに、共食い対策として、簡易的にプラ板で水槽を仕切りました。
ちゃっちい仕切りなので、近いうちにちゃんとしたものにグレードアップしたい。
最初は仕切り無しで様子見しましたが、オスが近づくたびにメスがビビッて逃げるシーンが度々見られた。
オスは堂々としたもので、特にメスを意識している感じはないが、メスは少し警戒気味。
共食いするようには見えなかったが、いつどうなるか分からないので仕切ったほうが最良と判断。
しかし、この仕切りはあまり意味をなさなかった。
この程度の仕切りでは、ザリガニは簡単に乗り越えてしまうのだ。(汗)
ザリガニは脱走名人というのはネット情報で得ていたが・・・なるほどね~。
というわけで、これで水槽を仕切る。
バーベキュー用の金網。100均で購入。
セパレーターV2!
やはり仕切りはメッシュ形でないと、酸素も水質ろ過も反対側に行き届かないので。
水槽の大きさに合うように力づくで形状調整しました。
しかし、これも失敗に終わった。
意外とメスのほうがおてんばで、小さい身体を活かして横のスキマからオスのいる反対側に侵入してくるのだ。
なぜだ?? あんなにビビッていたのに、なぜ自らオスの部屋に行くのだ?(汗)
ヘタすれば食われるかもしれんのに。。。
また何か対策を考えねば。。。
そうこうしているうちに、カミさんが仕事から帰ってきてこのアクアリウムを見て驚いていた。
それもそのはず、ザリガニ釣りに行くかもとは言ったが、飼うとは言ってないので、カミさんはキャッチ&リリースだと思い込んでいたのは当然。
ボウズらがこのアクアリウムに喜んでいたので、カミさんもまあいいか、ということになったと思われます。(笑)
ザリガニとの知恵合戦!セパレーターV3
金網に鉢底ネットをくっ付けて横の隙間を埋めました。
セパレーターV3!
これでもう安心だ、と思い、その日は就寝。
ところが翌朝、目を疑う光景が。。。
オスとメスが入れ替わっている!!
イリュージョンだな。(汗)
この鉢底ネットを付けたことにより、左右の行き来はできなくなったはずだが、調べてみると致命的な欠点が判明した。
鉢底ネットの端が少しぴらぴらしているので、右側からなら何とか押しのければ左側に入れるのだ。
昨日の夜は右側がメス。左側がオス。
翌朝見たらそれが逆になっていた。
ということは、またメスが左側に侵入したと考えるのが妥当か?
しかし、解せないのは左側にいたオスが右側にいること。
左側から右側に行くには、鉢底ネットを手前に思いっきり引いて、その隙に身を入れなければならない。
そんな器用な事をザリガニが考えて行動できるとは思えないが、現実そうなっているということは、このオスはそれを成し得たということか?(汗)
すげーな。。。
メスが食べられなかったことはホッとした。
もしかしたらオスが右側に移動したからメスが左側に逃げた、という路線もありえるか?
謎は深まるばかり。
夜通し録画しておけばよかったな。(笑)
とりあえず仕切り(セパレーター)は放置。
今から仕事なので、セパレーターを改造しているヒマは無い。
帰ってきたら悲惨な光景になっているかもしれないが、それはそれでもう諦めるしかない。
ボウズらには水槽に触るなと伝えてある。
たとえ共食いが始まっても手を出すな、と伝えてあります。
なぜなら、子供がヘタに触って水槽をバッシャーン!なんてなったらそれこそ一大事。
このマンションに住めなくなってまうかもしれん。(汗)
カミさんは午前中は仕事なので、ザリガニのフォローは頼めない。
だが、昼前には帰ってくるので、それまで共食いしないよう祈るのみ。
ところが、数日経ってもお互いに行き来することなく、この位置で落ち着いた。
それどころかお互いに忍び込もうという素振りすら見られなくなった。
おてんばのメスですらそれがない。
豹変した理由がまったく分からない。
あの晩、何かあった?
謎は残るが、何事もないならセパレーターはしばらくこのまま放置で良いかな。
いずれ、ちゃんとしたものにします。
ちなみに、水温計もこしらえました。
水生生物にとって水とは、人間でいうと空気と同じ。
なので、暑すぎても冷たすぎても命の危機となる。
ザリガニに適した水温は15~25度。30度を超えるとヤバいという。
名古屋の夏は他所に比べてマジで蒸し暑くて過ごしにくい土地。
それだけに、エアコンをつけないと水温も知らん間にぐんぐん上がってそうで心配になってしまいました。
水温は27~28度をキープ。まあギリギリセーフということで。(汗)
デジタル水温計は見易い反面、故障すると放電によって水温が上昇するリスクがあるのでやめました。
アナログのほうが安くてノーリスクかと。
ザリガニを飼おうと思った経緯 ~素人ゆえに
くどいようですが、僕はザリガニに限らず、どんな生き物一つとっても飼育に必要な知識はありません。(汗)
子供の頃はモルモットや犬を飼ってたことはありますが、散歩と餌あげ程度しかやってないので本当の飼育とは言い難い。
親が管理し、責任を背負ってくれていたからこそ飼えたにすぎない。
そして、動物が死んだ時の悲しさは今でも忘れることができない。
どんな動物でも長く一緒に暮らせば家族同然だが、死別の悲しみは親兄弟よりも上かもしれない。(汗)
なので、それ以来、僕は動物は絶対に飼わないと決めていた。
んが、そんな僕に変化が訪れました。
生き物を「飼育」するきっかけ
前述の通り、僕は生き物を「飼育」することに否定的なわけですが、例えそれがザリガニ一匹でも例外ではありません。
そんな自分が大したきっかけも無く、「飼ってみよう」という考えになったのは、子供らにとっていろいろとためになると思ったからです。
ボウズらはもう小学生なので、動物や昆虫の命の尊さを学び、生態を観察し、想像力と思考力を身につけてほしいかなと。
なので次第に、「飼ってみても良いかも」という感覚になってきました。
ただし、いずれは僕の時と同様、動物が死んだときはその悲しみを知ることに・・・は、ザリガニ相手にはならんか。(苦笑)
どうせ飼うなら犬のほうが子供にとって良いのでは?と思われるかもしれないが、ここは賃貸マンションなのでそれはNG。
それに僕自身、犬は死んだ時の悲しさがハンパないので遠慮したい。
まあなんにせよ、生き物を家で「飼う」となると、僕一人の力だけでは成り立ちません。
家族全員がモラルとマナーを守れる事が必須です。
ましてやここは賃貸マンションなので、他の家庭と壁一枚で隣接している以上、子供でもちゃんとしなければならない。
こやつらは一応、言いつけは守るし、最低限の常識と非常識は理解している(はず)。
なので、大丈夫とふんで今回の企画をスタートしました。
ザリガニをチョイスしたワケ
どんな生き物でも飼うからには責任を持つのは当然ですが、それだけに飼育的になるべく簡単な、無難な生き物を選びたいと思いました。
- 生命力、寿命が長く、ちょっとやそっとでは死なない
- 肉体的にタフで、少しぐらい雑に扱っても平気
- 維持、管理費が安価に済むもの
- 全体的にあまり手のかからない部類のもの
- 室内飼育ならば衛生面を保てれるもの
これらが適合するのがベターかなと。
最初に浮かんだのはカブトムシやクワガタ。
僕は興味ないけど、子供は好きですからね。
しかし、自分で捕まるとなるとそれなりに手間と労力がかかり、コツも要るのが難点。
しかも、森の中を夜間に探しに行かねばならんので、それが苦痛である。(汗)
そして、あまり長生きしないイメージがある。
手間暇かけて上手に育てないとすぐにサヨナラとなりそうだ。
ひと夏の思い出、として割り切るならアリですが、それは簡単に採取できた場合のみ。
というわけで却下。
ちなみに、昆虫系はカブトムシ、クワガタ以外は却下です。
寿命が短いとか以前に、僕は基本的に昆虫がニガテ。
カブトムシ、クワガタならいけるけど、それでもできればあまり触りたくない、というのが本音です。(汗)
最近、カマキリもダメになりました。
ゴキブリと同じ部類ということを知ってしまったので。(汗)
子供の頃は余裕だったのに、大人になったら全然ダメになったのが昆虫です。
カマキリつながりで、なぜだかふとザリガニを思いついた。
カマキリの首を掴んでも、肩がよく回るカマキリだと、手のノコギリでガリっとされる。
しかし、ザリガニはそこまで肩は回らないので安心だし、そもそも触ることに抵抗はない。
ザリガニなら、居る場所さえ分かれば釣るのは簡単だし、水槽で管理すれば部屋の衛生的にも問題は生じない。
雑食だから食費もかからないし、生命力もタフそうだ。
ザリガニの生態は全然知らないけど、金魚やメダカほど管理に気を使う必要もないだろう。
素人が初めて飼育する生き物として、ザリガニはうってつけな気がしました。
ザリガニ飼育でもそれなりに設備と知識は要る
ザリガニのことを本格的にネットでいろいろ調べると、いろんな事が分かりました。
ザリガニを飼っている人のブログやYOUTUBEもそこかしこにある。
さすがネット社会!助かるわ~。
どうやらザリガニ飼育は丁寧派と雑派、両極端いるようだ。
丁寧波は、水槽とエアレーション、砂利、土管など、ザリガニの住処を本格的に作り上げており、水温水質も管理し、餌もそれ用のものを与えている。
さらに濃い人は産卵、稚ザリの飼育まで手掛けている。(汗)
スゲーっす!
雑派は、ただのバケツにザリガニと少々の水を入れているだけで、水も水道水そのままを入れ替えているだけ。
正直言えば、僕のザリガニ飼育のイメージはこれに近かった。
なぜなら僕は子供の頃(昭和の時代ですが)、ザリガニ釣りをした後、バケツに入れて2~3日ほど手元に置いておき、その後、池に返すという事をしたことがあります。
その間の餌はちくわやスルメなど適当なものを与えてましたが、ちゃんと元気でピンピンしており、池に返すときも手で軽くポイっと放り投げる始末。(汗)
今思えば雑なもんだ。
ザリガニの生命力は強いが、長期間、家の中で飼育するなら水質、食の管理もせざるを得ないことを知りました。
よって、僕も丁寧派の一員になることに決定。
ただし、産卵や稚ザりの飼育は絶対に嫌。(汗)
ザリガニでも立派なアクアリウム!?
水槽セットというのがあることをアマゾンで知る。
この値段で全部揃うなんて凄くリーズナブルで入りやすい趣味ですね。
・・・よう考えたら、これってアクアリウムじゃないか?という事に今更ながらに気付いた。(汗)
アクアリウムってこんな簡単にできるんだ、と意外性を感じました。
アクアリウムというと熱帯魚のイメージが強いが、僕の中であれはかなり敷居が高い。
お金持ちで魚に詳しい人がやるものだと。
・・・そうか、小さい水槽で、それがザリガニでも、アクアリウムといえばアクアリウムだ。
自分にもできるじゃん。(笑)
徐々にアクアリウムに興味を持ち始めた。
それからしばらくアクアリウムに関する事をネットサーフィンで調べました。(笑)
ポチっとしようかなと思ったが、ちょっとタンマ!
まだ肝心の主役、ザリガニがいない。
ザリガニが居るであろう場所はなんとなく察しはついているが、実際に確認したわけではないので何とも言えない。
行ってみたけど一匹も見つけられなかった、という可能性は十分にある。
今、道具だけ揃ても絵に描いた餅。
とはいえ、ザリガニを捕獲してからアマゾンで注文しても届くのは翌日。
それは困る。
なので、この水槽セットはザリガニが釣れたらその足で最寄りのホームセンターで買う計画に。
調べてないけど、たぶんホームセンターならあるだろう。
早速、明日は会社は年休をとってあるので、夏休みで暇を持て余しているボウズらを連れてザリガニ釣りに出発だ!
という経緯でした。
まとめ
まさかのザリガニが二匹。。。
一匹、池にかえすつもりだったけど、結局ずるずると飼うことに。(汗)
40cm水槽をセパレーターで区切ってるので実質は20cm水槽です。
かなり狭い。
狭いけど、狭いなりになんとかなってます。(笑)
まさか自分がアクアリウムをやるとは。。。
しかし、やってみると意外と面白い事に気付きました。
いつまで続くか分からないけど、せっかくの機会なのでそれなりに精進していこうかな。
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