ザリガニ水槽に砂利は必要なのか?を検証・・・あれ?メスザリがまさかの?

ザリガニ水槽から砂利をとっぱらってみました。

前々から、砂利は無いほうが良いのでは?という疑問のもと、めんどくさがらずに実践しました。

体感してみないと良さも悪さもはっきり分かりませんからね。

 

ところが、メスザリにまさかの事態が発生。

図らずも、砂利無しのレビューが味を増す結果に!

ザリガニ水槽に砂利は必要なのか?を検証した!

水槽から砂利をとっぱらった理由

これは砂利をとっぱらう前の状態です。

前回、水の入れ替えと同時に麦飯砂利を投入したわけですが、色味が地味になってしまいました。

麦飯砂利は水を綺麗にする効果があるというので、それは嬉しいことなんですが見た目がイマイチです。

 

そして、ザリガニの餌の色は麦飯砂利とほぼ同色のため、食べ残しがあった場合、見つけることはほぼ不可能です。

食べ残しを放置しておくと水を汚し、無駄に雑菌を繁殖させるのでこれでは本末転倒です。

 

なので、以前の大磯砂利に戻そうかと考えましたが、いやまてよ、いっそのこと砂利無しにしたらどうだろうか?と疑問が湧いた。

砂利をとっぱらったら餌の食べ残しだけでなく、フンやゴミもはっきり見分けがつく。

見分けがつけばピンポイントでそれらを除去できます。

このアイテムを使えばそれが容易にできます。

これは僕も持っていますが、思った以上のスグレモノでした。

 

スポイトの先は砂利より小さい穴なので、よほど小さい砂利でなければゴミだけを吸い取ることができるのだ。

しかし、砂利が邪魔なので、一度、このスポイトで空気を噴射して、砂利ごとゴミを水中に舞わして、ゴミが下に落ちる前にスポイトで吸うという手順をふんでいた。

 

んが、これがなかなかめんどくさい。

この方法で納得いくまでゴミを吸い取るとなると、結構な手数が必要なのです。(汗)

普段のちょっとしたゴミ取り作業に時間をかけたくない。

砂利が無ければもっと簡単なんだが、と、この時に思いました。

 

そこで思い切って砂利無しを決行してみた、というわけです。

砂利無し水槽は扱いやすかった!

というわけで、砂利をとっぱらってみました。

地面が白いおかげでフンやゴミは一目瞭然。

 

結論から言うと、すごく掃除しやすい。

ピンポイントでゴミをスポイトで吸いこむだけだし、掃除した後の白い地面はスッキリ感があります。

このスポイトツールのおかげです。

 

ポンプで掃除しながら水の入れ替えする時もラクちんです。

いかに大型ポンプでも、砂利があると思った以上にゴミを吸い取ることができないので。

 

ただし、いかにスポイトツールとはいえ、全てのゴミを取り除くことは無理です。

小さく細かいゴミまでいちいちやってられないので、どこかで区切りをつけるしかありません。

なので、神経質な人には向かないと思います。

砂利でカムフラージュされていたほうがまだ好ましいと思うかもしれませんね。

 

なので、砂利無しのメリットは、人によってはデメリットに映るかも?

僕は砂利無しのほうに一票ですが。

 

しかし、砂利無しはバクテリアの住まいまで奪うことになるので、結果的にどちらが衛生的なのかは微妙なところ。

んが、ザリガニはタフな生き物なので、バクテリアはエアフィルターにさえいれば十分な気がします。

 

信じるか信じないかは貴方次第。(笑)

砂利無し水槽のメリット、デメリット・まとめ

砂利無し水槽のメリット

  • 餌の食べ残しやゴミが一目瞭然で除去しやすい
  • ちょっとした掃除が短時間で済む
  • 砂利にお金をかけなくて済む

砂利無し水槽のデメリット

  • 小さなゴミまで除去してられないので、砂利が無い分、やや目立つ
  • バクテリアの住まいはエアフィルターのみとなる
  • 砂利もインテリアの一部と捉えている人には殺風景に映るかも

さあ、アナタはどちら派ですか?

メスザリに異変!まさかの抱卵とお別れ

メスザリが急に大人しくなった

水槽の砂利をとっぱらった後、メスザリの様子が少し変なのは気になっていました。

こんな感じで僕に威嚇もせず、だり~、と夏バテみたいな様子。

おてんばで元気ハツラツのメスザリがいったいどうしたというのか?

この土管からほとんど出てこなくなった。

水温も良好だし、エアフィルターもエアレーションも快調のはず。なぜ?

オスザリは?というと、覗き込んだ僕に家の中で威嚇をしてます。(笑)

そういえば、オスザリも最近おとなしい。セパレーターに登らなくなった。

家の中でじっとしているか、外に出てセパレーターの向こうのメスザリの部屋をじっと見つめていることが多い。

 

時折、セパレーター越しで見つめ合うオスザリとメスザリ。

会話というかテレパシーみたいなもので通じ合っているのであろうか?

 

この二匹、捕まえてきた時からただならぬ関係だと思っていたが、イマイチ関係性が掴めないでいた。

セパレーター越しでコンタクトをとったり、かと思えば一方通行だったりと。。。

まあ、ザリガニの気持ちなんて推し量ることはできないので、ちょっと試しにセパレーターを外す、なんて無責任なことはできません。

 

ただ、こんな狭い水槽に閉じ込めておくのも可哀そうな気がしてきた。(汗)

メスザリの抱卵が発覚

2日ほど前、長男が言う。

メスザリに卵が付いているよ~、と。

その時、僕とカミさんはまるっきり信じずに、そう見えるだけだ、と一蹴した。

 

そして昨日も長男は同じことを言いだした。

ザリガニの尾の内側は小さい脚がたくさんあるから、それが卵に見えるだけだ、と再び一蹴した。

 

そして、今日になって僕は不安になってきた。

最近のメスザリの様子の変化はもしかして・・・?

もし、それが本当ならヤバいこった。(汗)

まあ、長男の戯言だと思うが、一応、自分でも目視で確認してみるか。

 

ということで、ルーペを取り出してメスザリの腹をのぞき込む。

ジー・・・ん?

・・・んん?

こ、これはまさか。。。(汗)

ゲ、本当に卵じゃねーか。(汗)

色は黒。有精卵の可能性が高い。

 

ガーン!ショックだ。

いったい、いつの間に?

ザリガニを飼い始めて約3週間。それまでの間、こやつらが交尾をする暇は・・・あった!

 

セパレーターの試作段階の時、オスとメスが入れ替わっていた事件があった。

→ ザリガニを釣って飼ってみた!水槽立ち上げ&仕切り作成~アクアリウム始めてみた

この時か~??

 

この時は、共食いが無くて良かった~、と思っただけだったが、まさかの交尾?

いやまて!

いくらなんでも交尾3週間後に抱卵まで至るか??

卵、早すぎね?(汗)

 

可能性としては、すでに交尾後のメスザリを釣り上げてしまったと考えるほうが妥当では?

 

こいつのダンナはこのオスザリなんだろうか?

それともあの池に本当のダンナが居て、この妻の帰りを待っているのだろうか?

などという、くだらん事まで考えてしまった。(汗)

 

とにかく、長男の言っていたことは正しかった。

スマソ。

 

2日後、メスザリの周囲はかつてないようなゴミが散乱するようになった。

この赤い帯みたいなのはいったいなんだろう?卵も4~5つ落ちているし。

おそらく、メスザリがふ化しないと判断した卵だから捨てたと思われる。

 

それにしても汚いね。

砂利が無いおかげでゴミは明確に分かるし拾いやすいけど、見栄えにかなり問題があるな。(汗)

1日放置しただけですぐにこんな状態になるので、神経質な人は毎日、スポイトツールでゴミ拾いをすることになるでしょう。

来客の多いお宅は砂利を敷くことをおすすめします。

 

メスザリはますます土管に引きこもりになった。

隙間から卵を覗こうとするとメスザリは尾を折り曲げて卵を隠し、さらにこのスキマからも下半身が見えないところまで下がる。

そして、このスキマには上半身のみしか映らず、なおかつ僕を睨むかのように目を向ける。(汗)

ゼッテーこの卵を守るぞ、という意思が伝わる。

 

夜中、電気を消すと人間が居ない気配を悟ってか、メスザリは土管から出てくる。

そして、尾を地面にして体を立てて、胸脚で卵をわさわさと撫でまくる。

まるで、人間が正座をしてお腹をさする姿だ。

この体勢は狭い土管の中ではできない。

人間が完全に居なくなって真っ暗になればこそ、土管から出てきて行える作業のようだ。

僕は息をひそめてそれを見ていたが、メスザリはそれに気付くといそいそと土管の中に引きこもる。

 

翌日の夜も、部屋が暗くなったのをきっかけに、メスザリ土管から出てこようと上半身を外に出した瞬間、僕に気付いたのか、再び土管の中に身体を戻した。

本当に卵を守ることに徹底的だなと、感動すら覚えた。

ザリガニは共食いをする生態で、なおかつ、自分の卵まで食べる場合があると聞くが、この光景をみると疑心暗鬼になってくる。

 

生き物を飼うといろんな発見があります。

さらばザリガニたち

兎にも角にもメスザリがご懐妊ということで、さてどうしよう?

というのは冗談。

 

どうしようもくそもない。

釣った池へかえす

この一択です。

 

稚ザリを育てられる環境のお宅ならば、この抱卵を喜ぶところでしょう。

赤ちゃんザリガニだー、とか、かわいい~、とか言って、嬉しくてバカ騒ぎするところでしょう。

そもそも、稚ザリを見てそんな感情になること自体、理解不能です。(汗)

 

どのみち、我が家は事情が違う。

一匹だけならなんとかなるかもしれないが、生まれてくる稚ザリは何十、何百とうじゃうじゃといる。(汗)

そんなのは普通に考えれば、広い一軒家で飼うか、自然界で生きるしかないでしょう。

こんな狭い賃貸マンションで稚ザリの面倒なんて絶対無理だ。

稚ザリの集団脱走なんて想像しただけでおぞましい。(汗)

 

基本的に我が家は日中、誰も居ないので面倒は見れない。

だからと言って、その辺の池や川に捨てるのは倫理に反するし、他の生態系を壊しかねない。

だからと言って、殺生もしたくない。

よって、ザリガニはもといた池にかえすことにする。

 

ザリガニは二匹ともかえす。

本来であればメスザリだけかえせば良いのだが、こやつらはただならぬ関係ゆえ、セットでかえすほうが良いような気がした。

 

ザリガニを逃がすことはボウズらには反対されたが、ここは何としても承諾してもらうしかない。

代わりに、いつか金魚でも飼ってやるという条件でのんでくれた。(汗)

 

三日後、あの池に到着。

ボウズらも最後のお別れをしたいということで付いてきた。

 

今日は小雨が降ったり止んだり。

このザリガニたちをここで釣った日も似たような天気だったな。

 

もしかしたら、水質が変わることで卵に何かしら不利益が生ずるかもしれないので、意味があるのかどうか分からないが、一応、ザリガニには水合わせをしておいた。

 

かえすポイントは釣った場所とほぼ同じ位置。

 

雨が少しずつ強くなってきたのであまり長居はしたくない。

 

少々、名残惜しいが、ザリ達にお別れを言って池にかえす。

3週間、狭い部屋に閉じ込めてすまなかったな。

ポチャン。

 

卵はこの池で稚ザリになるかもしれないが、天敵も多いだろうから果たして生き残れるのはどれぐらいだろうか。

ま、せいぜいがんばりゃーよ。

ザリガニとの別れ・まとめ

水槽類を全て洗い終わって、今はこんな風景です。

なんだかちょっと寂しい気もするが、良い思い出にもなりました。

特にボウズらにとっては、特別な夏休みとなったはず。

 

この3週間でザリガニに詳しくなりました。

僕だけでなく、ボウズらもカミさんもグーグル先生でたくさん調べました。

自分の疑問は自分で調べるという行動は興味を持てばこそ、と改めて思いました。

ボウズらも成長に繋がったのではないでしょうか。

 

それにしても、わずか3週間で終止符を打つとは夢にも思わなんだ。

水槽関連にいろいろとツールを買い揃えてきたけど、全然元がとれてません!(汗)

このまま終わるのはもったいない。

また何かを飼育するだろうけど、ザリガニを飼うことはもうないでしょう。

 

次のターゲットは金魚かな。

 

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