ザリガニ水槽の仕切り(セパレーター)を一新しました。
前回はろくな設備も知識もないまま、ザリガニ釣ったその足で水槽セットを買って立ち上げ。
ザリガニ二匹の共食い防止のため、水槽を仕切るセパレーターも即席で用意したが上手くいかず。
というわけで、今回はセパレーターの変更とともに、水槽の水替えにも初挑戦しました。
- 水槽の水替え&掃除
- 100均で作ったDIYの仕切りをやめて、ちゃんとしたセパレーターに変更
- セパレーターをロカボーイの形状にくりぬくことで、ろ過とエアレーションの欠点を解決
- セパレーターの余りを水槽のフタに応用して通気性UP
- 大磯砂利をやめて、麦飯石の砂利に変更
- ザリガニの隠れ家に亀用のものを使用
以上の6項目を実施しました。
前回→ ザリガニを釣って飼ってみた!水槽立ち上げ&仕切り作成~アクアリウム始めてみた
究極の仕切り(セパレーター)完成!~自作は諦めた
自作には限界がある
前回作った自作の仕切り(セパレーター)。
100均で買ったBBQ用の金網を力づくで水槽サイズに調整。
それでも横に僅かなスキマができるので、鉢底ネットをくっつけてスキマを塞ぎました。
DIYというにはあまりにも見た目が悪く、作りも雑過ぎますが、なにせ考える時間も無かったので即席で思いついたのがこれでした。(汗)
結果は惨敗。
ザリガニは鉢底ネットを押しのけて、左右の行き来ができてしまった。
ザリガニの執念というか、底力を痛感しました。(汗)
とりあえず、共食いが発生しなかったのは幸いでした。
しかし、このセパレーターはあまり意味をなさないものと分かった。
水槽の見た目を悪くし、エアレーションを妨げているだけの無駄な障壁に過ぎません。
んが、この失敗から学んだ事があります。
- 鉄製の仕切りはダメ → 錆びる、錆が接触部品に移る
- 鉢底ネットを使うならもっと工夫が必要
そもそも、水槽を仕切ること自体が不利益のかたまりです。
ぶくぶく(エアレーション)は行き届かないわ、ろ過も鉢底ネットに遮られてどこまで綺麗になっているのか分からない。
鉄製の仕切りはサビてくるし、仕切りと接触している透明の蓋もサビが移る。
なので、この金網はやめたほうが良い、ということを身をもって知りました。
鉢底ネットは網目が細かすぎて、仕切りの向こう側の水汚れをフィルターがうまく吸引しているか微妙なところだ。
しかし、鉢底ネットはカッターナイフかハサミで網目の細かさを加工すればその問題は解決できる。
ちょっと面倒だが、100円というコストを徹底的に活かしたいならやる価値はある。
なので、簡易的に安く水槽に仕切りを入れたいなら、鉢底ネットをキスゴムで固定するのが一番コスパが良いと言える。
キスゴムってこれね。100均でも見かけるやつです。
ただ、所詮は鉢底ネットなので少しぴらぴらする。
そのぴらぴらした素材ゆえ、ザリガニなら横のスキマから強引に突入されるかもしれないが、それも壁にキスゴムを何個か貼れば邪魔できる。
しかし、鉢底ネットの仕切りは、見た目がどうしてもチープである。
よって、ここは専用のパーツでこだわることにしました。
アマゾンで水槽セパレーターを買う
アマゾンでこんなものを発見した。
さすがアマゾン。痒い所に手が届きますね。
早速ポチっとな。
網目の大きさも丁度良く、樹脂なのでサビの心配もない。
強度もあるし、大きさを自由にカットできるので嬉しい。
値段も手ごろだし申し分なし。
どのみち、他に良さそうなセパレーターは見つからなかったのでこれ一択でした。
セパレーターを加工するにも、一度、水槽を空っぽにして、徹底的に採寸合わせを繰り返して取り掛かりたい。
僕の場合、テキトーにやると後悔した経験ばかりなので。(汗)
よって、水槽の掃除と水替えも同時に行います。
ちょっと大がかりですが、理想郷に近づくためには労力を惜しまないのが僕のモットーです。(ホントかいな)
水槽の掃除&水替え
さて、水槽を完全にリセットします。立ち上げたばかりだったけど。
ただし、水は半分ほど流用しないとダメだという。
完全に水を入れ替えるとザリガニはPHショックで死ぬかもしれんとの事なので。
こやつら、いつもこの仕切り越しに並んでオネンネしてます。
なんなんだろうか?
あの池で釣る時もこの二匹は並んでいたし、兄弟か?
この光景を見ると水槽は仕切らなくても良いような気がするが、情に流されて取り返しのつかないことになるのは御免だ。
さあ、作業にかかろう。
ザリガニたちはいったん虫かごに退避。ベランダで待っててもらおう。
これで心置きなく作業ができる。
水槽の水を全部抜く。
ポンプはこれを使用。
噂通り凄く使いやすい。サイズはM。
この水槽サイズならSでも良いが、Mのほうが快適だというのであえてそうした。
片手でできるので楽です。
抜き出した水は、半分はバケツにとっておき、事が終われば流用する。
もう半分は捨てます。
そして、水槽の中のものは砂利も含めて全て洗う。
洗浄完了。
ロカボーイのフィルタも軽く洗いました。バクテリアも死ぬが新たに補充液を入れればよかろう。
ちなみに、砂利の洗浄は思ったよりも大変で、たくさん水を使うことを知りました。
セパレーター加工作成、ついでに2階フロア作成
ようやくセパレーターの加工に取り掛かれる。
カッターナイフやニッパーを使って水槽サイズに調整します。
1マス10mm間隔なので分かりやすい。
ただし、切るのはまあまあ力が要ります。
もし、水槽の中に二階フロアを作ったらザリガニはどう活用するのだろうか?という疑問が出たので作ってみる。(笑)
セパレーターの余りを使って、100均で買ったPPシートをタイラップで固定。
セパレーターだが、ふと妙案が浮かんだ。
この加工性の良さを利用すれば、ロカボーイを突き抜けさせることが可能では?と考えた。
セパレーターの欠点は、ろ過とエアレーションが遮られてしまうことで、それが向こう側に行きわたらない事にある。
なので、ここは試しにこんな加工を試してみた。
セパレーターをロカボーイの形状に切り抜いて、ズボッと食い込ませる。
反対側はこんなふう。
完全に真ん中にすることも可能だが面倒なのでやめた。
それに、ここまで壁に隣接させれば効果は変わらんかなと。
完成イメージ。ちょっとしたジオラマみたいです。(笑)
完成~セパレーターの余りで作った蓋も上々!
今回、新たにザリガニの隠れ家を追加しました。
これで、どちらか野宿なんてことはなくなりました。
水と砂利を入れて完成。
もちろん、バクテリアも投入しました。
これが人気商品のようなのでチョイスしました。
砂利は麦飯砂利(ばくはんじゃり)に変えてみた。
この砂利の効果は、水を綺麗にし、バクテリアも定着するので衛生面に貢献するいう。
ホントだとしたら素晴らしいが、はたして効果を感じることができるのだろうか?
どちらかと言えば砂利の茶色さが際立って、水槽の見た目がかなり地味になったのが気になる。(汗)
セパレーターの余りを使って、水槽の蓋を作成。
枠ぴったりに作ったので、ずり落ちはありえません。
デフォルトの透明パネルよりもはるかに通気性の高い蓋なので、水温上昇の軽減に役立つと思われます。
それでいてザリガニは脱出不可能なので、一石二鳥ではないでしょうか。
さっそくリノベーションされた部屋の中を徘徊するザリ達。
左室がオスザリ、右室がメスザリ。
右室に2階フロアを与えてみたが、あんまり活用してくれない。(汗)
その後、数日観察してみたが、ほとんど2階フロアに行くことはなかった。。。
エアーストーンで遊んでみる
エアフィルターの補助用としてこれを買いました。
これなら砂利に埋めれるので邪魔にならないかなと。
その時にこのエアーポンプを買ったのですが。。。
結果的にはロカボーイをセパレーター越しに設置できたのでこれらは不要となりました。
ただ、使わないのも勿体ないので、この同梱のエアーストーンでザリガニと遊んでみることに。(笑)
嫌がるかと思えば、意外とそうでもない。
むしろ、好んで遊んでいるように見える。
泡が好きなのかな?ジェットバスみたいな感覚でしょうか?
ボウズらの暇つぶしの余興として活躍してます。
まとめ
このセパレーターはかなりおすすめです。
自作で試行錯誤するのもいいけど、時間と労力を省き、質を求めるならこのセパレーター一択と断言できます。
DIYは泥沼にハマると安物買いの銭失いになりかねません。
ある意味、最初からこれを買ったほうが時間と出費をおさえられるかもしれません。
余った部分で応用も利くのでおすすめです。
やはり、2階フロアはあまり興味を持ってくれなかったようです。
こうなると餌あげの邪魔にしかならないので、次の水替え時に撤去することにします。(汗)
そして、今回使用したポンプ。
どうやらこのプロホース、アクアリウム界では有名なようで、僕もその噂にのった一人です。
ポンプの銘柄は無数にありますが、迷ったらこのプロホースのMサイズを買う事をおすすめします。
他の銘柄と比べて、少々、値は張りますが後悔をすることは無いかと、
素人の僕でも直感的に良い!と感じたぐらいです。
今回登場したこの隠れ家。
亀にはいいかもしれないけど、ザリガニにはイマイチだったかもしれません。
ザリガニは暗く狭く密閉された空間を好むので、この開口部だらけの隠れ家はザリガニには落ち着かないかも。。。
まあ、実際のところは分かりませんが、土管のほうを好んでいる印象でした。
ただ、この上に乗るのは好きみたいで、よく立っています。
あと、麦飯砂利。
水が綺麗になるという機能性との事ですが、あれから数日見る限り、どうも実感が湧きません。
それどころか砂利が茶色なので、餌と同色ゆえ、食べ残しやフンが見えないので掃除がやりにくい。(汗)
これも次の水替え時に撤去するかも?というところです。
少しずつアクアリウムにハマっているワタクシ。
試行錯誤と追求心が求めらる分野の趣味と言えます。
そういうところが僕の性に合っているかもしれません。
ちょくちょくアクアリウム用品も買ってますが、一つ一つが安価なのも続けやすい要因かと。(今のところは)
しばらくマイブーム続きそうです。
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