金魚専門店でコメット一匹、朱文金二匹を購入しました。
合計三匹を40cm水槽で飼育します。
僕は金魚を飼うのは初めてで、あまりよく知らない状態からスタートです。
ただ、金魚専門店の店員さんの話では、コメットと朱文金は比較的育てやすいとの事。
というわけで、まずは手始めにそれらの飼育スキルを磨いていきます。
金魚飼育の登竜門、コメットと朱文金を飼う!
あのザリガニ飼育の終焉から約三週間が経った。
彼奴らとの別れは突然で残念だったが、それよりも、買い揃えた水槽やアクアリウム用品の元が取れていないことのほうが心残りだった。(汗)
→ ザリガニ水槽に砂利は必要なのか?を検証・・・あれ?メスザリがまさかの?
じゃあということで、ボウズらの後押しもあって、今度は金魚飼育に挑戦することになりました。
金魚専門店で売られている金魚は活きが良い!
金魚をどこで買う?となった時、たいていの人がぱっと思いつくのはその辺のホームセンターかと思います。
僕もそのつもりでしたが、一応グーグル先生に訊いてみるとオススメはこの二か所との事。
- 金魚専門の養魚場
- 金魚専門の販売店
ほほう、金魚専門とはね・・・。
そんなこと思いつきもしなかったです。(笑)
ホームセンターで売っている金魚はいろんなところを転々としてきた可能性があり、そのため、金魚が疲れていたり健康でない可能性だってあるとの事。
その点、金魚を専門に扱う業者はその心配があまりなく、金魚に特化した育て方をしているので元気な金魚ばかりだという。
金魚専門の養魚場というのが気になったので調べてみると、どうやら金魚には三大産地というのがあるらしい。
- 大和郡山(奈良県)
- 江戸川(東京)
- 弥富(愛知)
東京は近年、宅地化が進んだせいで三大産地から外れたそうだ。
埼玉県の加須、熊本の長洲のほうが有名との事。
地元愛知が三大産地の一角・・・弥富。。。
・・・なんか聞いた事あるぞ。
弥富の金魚って、なんとなくイメージというか、どこかしら定着感がある。
子供の頃にそう教えられたのか、なんかの番組で耳に入ったのか覚えてないが、薄ーい記憶があります。
まあ、それぐらい僕は今まで金魚とは無縁の人生を送ってきたってことです。(苦笑)
なんにせよ、弥冨の金魚がそこまでビッグネームだとは知らなんだ。
弥富はチト遠い。
車で高速使えば30~40分ってところだが、金魚のために高速料金払ってそこまで行くほどの熱意はまだない。(汗)
では、金魚専門店はどうか。
グーグルマップで調べると、わりと近場に二軒ほどあった。
ん?一番近い金魚専門店は、会社帰りの途中にあるじゃん?全っ然、気付かなかったよ。(汗)
まあ、会社帰りの時間は店閉まっているから、気付かないのも無理はないけど。
とにかく、今からそこへボウズらも連れてレッツゴー!
金魚専門店にて・店長のアドバイス
9月19日
こじんまりした店だが、見たことない金魚やデカい金魚など、たくさんいて面白い。
金魚ってこんなに多種類あるんだな。
豊富に取り扱っている。さすが専門店。
中には1匹ウン千円する金魚も・・・ありえん。(汗)
とりあえず、恰幅の良い店長と思しき人に話しかけてみた。
見た目は不愛想で強面だが、喋ってみると気さくな性格のようでよく喋る人だった。
店長(ということにしよう)が言うには、
- 初心者が育てやすいのはコメット、朱文金
- この二種類はいっしょの水槽に入れてOK。その他はやめておいた方が良い
- 40cm水槽(約20L)なら3~4匹までにしといたほうが良い
- 2匹だけだと喧嘩になるので、3~4匹だとそれが回避できるという
- ベアタンク(砂利無し)のほうが掃除しやすいのでオススメ
- ロカボーイ系よりも、スポンジフィルターのほうが手入れが楽で安上がりとの事
- 水槽に顔を近づけて金魚を凝視するのは金魚にストレスを与えるのでNG。ちょっと離れて見るべきだという
- 水替えは3日に一回が基本。替える量は1/3でも1/2でもいいけど、毎回全替えでも良いぐらいだという
毎回全替えとは意外。
PHショックでどーたらこーたらとネット情報で得ているが、店長から言わせれば水温さえ合わせれば問題なしとの事。
水質調整剤も不要という。
金魚はもともとタフな生き物だという。
昔、農家は田んぼに巣食うボウフラを食べさせるために金魚を放流したというぐらい。
なるほど、僕の持っていた金魚のイメージはひ弱だったが、それとは真逆だ。
そんなこんなで、コメット一匹と朱文金二匹を購入。
450円×3=1350円でした。
まあ、妥当な金額かな。
店長はこう言う。
まずは一年、一匹も欠けることなく、元気に生きながらえさせることが目標との事。
よーし、やったるでー。
長生きさせたるぞ。
水槽立ち上げ!アクアリウム再び
水槽をセットアップ!
かつてザリガニの住まいだった水槽です。ロカボーイMも健在です。
→ ザリガニを釣って飼ってみた!水槽立ち上げ&仕切り作成~アクアリウム始めてみた
水慣らしはせず、手で掴んでポイっと入れる雑っぷり。(笑)
いきなり大丈夫だろうか?という懸念は多少あったけど、金魚専門店の店長は水慣らし不要と言っていたので。。。
金魚たちは特に何の異変もなく、新たな住まいに戸惑っている様子。
人が近づいても特に関心が無いのか、それどころではないのか、周りをキョロキョロしている。
せっかくなので餌をあげてみたいけど、引っ越してきて2日ぐらいは餌あげ不要との事なのでしばらく放置する。
もちろん、水槽に顔も近づけるなとボウズらにも念を押す。
9月21日
ぼちぼちかな、ということで餌あげをする。
この餌も金魚専門店で買ってきました。300円。
この量、使い切るのに何年かかることやら。。。
それにしても、どれぐらいの量を餌あげすればよいのか皆目見当もつかない。(汗)
とりあえず適当に、少なめにパラパラっと。
食べるかな?という懸念をよそに、すぐさまパクついた。
いい食いっぷりです。
リアクションが良いので楽しい。
この初の餌あげを起点に、金魚たちに異変がおきた。
今まで我々人間に関心のなかった金魚たちが、人が近づくとこちらに寄ってくるのだ。
こんな感じであれ以来、横を素通りするだけで金魚たちが寄ってくるのだ。
しかも必ずと言っていいほど、都度である。(汗)
・・・ここを通らないとキッチンに行けないから横切っているだけで、君らに餌をあげるつもりで近づいているわけではないんだが。。。
金魚の餌あげの目安は一匹2~3粒程度とし、それを毎朝1回とした。
この配分が妥当かどうか分からないが、金魚は数日、何も食べなくても元気を保つという。
であれば、逆に与えすぎないほうが健康に良いかな、ということでこの配分にしました。
しばらくこれで様子見しよう。
ボウズらが餌あげをしたがるので、今後の担当を任せた。
コメットが地面に停止・・・なぜ?
9月23日
ある日、コメットが地面にお腹をつけて停止している姿がありました。
こんな感じでピタッとして動きません。
朱文金二匹にこの行動はありません。コメットだけです。
ただし、人が近づくとこっちに寄ってきますが、それ以外はこんな様子がちらほら。
調べてみると、転覆病だの妊娠だのといろんな情報が錯綜する。
そういえば、この金魚らの性別を店長から教えてもらうのを忘れていたが、仮にメスだとしても、ここへ来て早々、妊娠なんてあるわきゃない。
なんにせよ、どれもこれも該当していない気がする。
ただ単に寝ているだけかもしれないが、それも曖昧である。
結局、原因は不明のまま。
もしかして、餌の量が足りてないのだろうか?
運動量をセーブして、カロリー消費をおさえているのだろうか?
と、勝手に予測した結果、餌の時間を朝と夕方、1日2回にしてみることにした。
一回に与える量は同じです。
これにより、コメットの地面ピタは無くなりました。
やはり餌の量が足りていなかった、というべきなんだろうか。
なんにせよ、コメットが元気で何よりである。
んが、新たな問題が浮上した。
水槽の白濁り発生!対策と解決
餌を1日2回にしたら水が白く濁った
9月25日
最近、水が白く濁っていることに気付きました。
・・・なんか白いような?光の加減でそう見えるのかな?と思いましたが、日に日に白くなっていくため、勘違いではないと確信しました。
そして、なんか臭う、とカミさんは言う。
僕やボウズらは臭いは間近までいかないと感じませんが、カミさんは人一倍、臭いに敏感なのですぐ分かるらしい。
金魚はたくさんフンや尿を排泄する生き物なので水質の悪化は早い。
その表れの一つが白濁という。
フィルターのろ過能力が追い付いていないから水が白く濁る、と言われている。
あまり水質が悪くなると金魚にとっても有害なので何とかしなければいけません。
白濁が収まらないのはろ過能力が足りない、ということでミニサイズの投げ込み式フィルターを追加しました。
これはザリガニ時代から持っていたもので、結局使わず終いだったやつです。
今の手持ちですぐに何かできる事と言えば、この水作フラワーSを使うことぐらいしかありません。
こんな小さなフィルターを放り込んだところで解決するとは思えないが、何もしないよりはマシかも、ということで投入してみました。
9月27日
あれから2日経ったが、やはり結果は変わらず。
白濁はそんなのお構いなしで進行し続けます。(汗)
うーむ、ロカボーイのフィルターが良くないのだろうか?と思い始めた。
今使っているフィルターはザリガニの時に使っていたやつで、簡易的に洗って再利用しているものです。
んが、もしかしたら洗い方が悪くて、ろ過性能も悪くなったのでは?と思いました。
しかし、だからと言ってフィルターを交換するとバクテリアをリセットすることになるので、余計にろ過能力がダウンし白濁が進行するような。(汗)
たぶん、砂利を入れればバクテリアの住処が増すので、白濁の問題は一発で解決するだろうけどそれはしたくない。
今回は掃除の観点からベアタンクにこだわっています。
やはり、ここは思い切ってろ過材の交換をやることにします。
金魚向けろ過材+パワーアップパイプ!そして、餌あげを1日1回に戻す
9月28日
最寄りのホームセンターでこんなのを買ってみました。
ロカボーイには金魚向けろ過材があったので買ってみました。
これどうなんでっしゃろ?
ロカボーイのろ過材はいろんな種類があるが、どれを選んでもそんなに変わらんのじゃない?と半信半疑ではあったが、このパッケージのカラーリングがなんとなく好きだったのでこれに決めた。(苦笑)
このパワーアップパイプをロカボーイの先端につけると水流が増し、ろ過能力が上がるとの事。
パイプの吐出口を水面ギリギリの高さに調整すると、良い感じで泡が酸素と共に水中に溶け込むとの事。
これらを使用してどう変わるか見ものです。
ついでに水温計も調達しました。以前のは床に落としてパリーンと割れてしまったので。
銘柄は忘れたが、この水温計は見易くて良いです。コーナンに売ってました。
もちろんバクテリアも投入しました。
どれだけ効果があるのかまったく分かりませんが、一応入れておきます。(笑)
作業完了。
ついでにザリガニで使っていた土管と水草オーナメントも投入してみました。
いくらベアタンクだからって、何も無しってのはあまりにも殺風景ですからね。
ちなみに、土管はあえて立ててみました。横と上の穴を行き来するところを見てみたいから。(土管には一切入らなかったのですぐに撤去しました)
さて、ロカボーイのろ過材を交換したので、結果的にバクテリアを捨てたことになります。
しかし、水作フラワーに多少なりともバクテリアが住み着いていると思われるので、そこからまた広がってくれればと思います。
気の長い話ですが、まあ長い目でみれば結果的に吉と出る気がします。
それと、餌あげを1日2回から1回に戻します。
餌を少なくすれば排泄物も不純物も減るので、その分、水質の衛生さは保たれるはずです。
まあ、モノに頼るよりもこちらのほうが建設的な改善策と言えるかもしれませんね。(笑)
しかし、コメットの地面ピタが再発する可能性もある。
んが、そうなったらまたその時に考えよう。
もしかしたら、そうならないかもしれないし。
とりあえず、結果が出始めるのは数日後かな。
朱文金たちがコメットを追いかける!?
余談ですが、我が家の金魚たちはなぜかいつも食後に鬼ごっこが始まります。
朱文金二匹がコメットを追いかけます。
その逆はありません。決まってコメットが追いかけられる側です。
ちょっとしたドラマを作ってみました。(笑)
「コメットの勇気!」ご覧下さい。
それにしてもおかしいな。。。
金魚専門店の店長の話では、3匹なら喧嘩しない、と言っていたはずだが??
食後、だいたい5分ぐらいしか鬼ごっこしないので、これは喧嘩ではなくただのレクリエーションですかね?
そう思うことにしよう。。。
水が少し透明化してきた・・・さらに懐古堂スポンジフィルターを投入!
10月2日
あれから4日後、水槽の水が少し綺麗になってきました。
写真では分かりにくいですが、白濁りが減少しました。
そして同時に、臭いもあまりしなくなった、とカミさんは言う。
もしかして、金魚向けろ過材が効いたのでしょうか?
それともパワーアップパイプのお陰?はたまた両方の相乗効果か?
なんにせよ、ろ過能力がUPしたということなので良い傾向です。
おそらく、このまま放置してても白濁りは解決する気がしますが、先日、保険をかけて買ってしまった一品が届いたので、今更それを中止するわけにはいきません。(汗)
それがこれ、懐古堂のスポンジフィルターです!
エアフローパイプも同時に買いました。GEXでいうパワーアップパイプと同じ働きをするものです。
アマゾンでは取り扱いがなかったので楽天にて購入しました。
懐古堂のスポンジフィルターといえば金魚飼育の世界では王道中の王道らしく、「これ一つあれば金魚は飼える」と言われているほどのようで。
主に生物ろ過に特化したフィルターで、バクテリアの定着が良く、金魚を専門に扱う店ではたいてい使っているようです。
目が粗いスポンジなので、目詰まりの心配はあまりなさそうです。
逆にいえば、目が粗い分、稚魚の育成には向かないかもしれませんね。
このスポンジ、かなりの高耐久性であることが見て取れます。
何度でも揉み洗いしても大丈夫そうな感じです。
これは経済的にもかなり優しいと思われる。
軽く水洗いをした後、エアフローパイプをドッキングして放り込んでみます。
結構ズシッとした重さです。
エアーポンプのチューブはパイプの真上に接続します。
ロカボーイのパワーアップパイプとスポンジフィルターのエアフローパイプ!
このダブルパイプぶくぶくでろ過能力アップです。(笑)
水作フラワーSは再びお蔵入りとなります。
しばらくこれで様子見します。
水槽の水は完璧にクリーンになった
10月4日
水の透明度が100%になりました!
やっぱクリーンっていいね。
たかが40cm水槽に投げ込み式フィルターを二つも入れるなんてちょっとやり過ぎな気もしますが、これで衛生さが保たれるならアリです。
ロカボーイは物理ろ過を主に。
スポンジフィルターは生物ろ過を軸に水槽内の不純物を除去します。
そして、餌あげを1日1回にしたのも成果の一つかと。
金魚らはいつも餌くれ餌くれアピール全開ですが、そんなん無視して1日1回だけの餌あげに徹底した方が良いことも学びました。
ま、何かの記念日とか、たまになら2回あげても良いかな。
ちなみに、コメットの地面ピタも再発していません。
あれはまだこの新しい環境に不慣れで、そのためにストレスからくる自己防衛の行動だったのかも??
うーん、全てにおいて?がつく。(汗)
金魚って難しいな。
なんにせよ、これでもう水が汚くなることはないはずです。
まとめ
水の白濁が解決して、これでようやく金魚飼育が軌道にのった感じです。
いろいろと悩ませてくれましが、PDCAを繰り返せばそれなりに結果が出るので、アクアリウムの醍醐味が少し分かったような気がします。
それから、これぐらいのアクアリウムなら備品代がまだ安上がりなので、経済的にもそこまで負担ではないから助かります。
それから、ベアタンク(砂利なし)に感動しています。
なぜなら掃除がとってもラクチンだからです。
いかにプロホースとはいえ、砂利の中のフンやゴミを綺麗に除去することはできない。
砂利がある以上、どんな掃除や道具を使っても塵やゴミが舞います。
その光景はとても不快であり、金魚たちはその舞った塵やゴミを食べてしまうのでちょっと心配になってしまいます。
その点、ベアタンクはそんな心配ご無用。
砂利が無いからフンを見つけやすく、スポイトで簡単に除去しやすい。
この手軽さを知ると、もう砂利水槽には戻れません。
とはいえ、それなりに装飾もしていきたいので、砂利以外のものでカスタマイズしていきたいと思います。