写真や動画を撮り溜めるとこんな願望が出てきます。
・写真や動画ファイルをもっと楽に保存・管理したい。
・動画ファイルを家中のテレビで視聴できるようにしたい。
・万が一、ファイルが消えてもすぐ復旧できるようにしたい。
こんな悩みを持った事はありませんか?
僕は正にそうです。
これらの悩みを低予算で解決できるのが
NAS
僕はそういう関係は素人で・・・ナス?茄子?ていうレベルでした。
ファイル管理を安全快適にしたい一心で調べて、なんとか人並みレベルまで知りうることができました。
そんなNAS初心者が知識ゼロから購入、使用まで至ったお話でござりまする。
現状は・・・
我が家の写真と動画のファイル数はおよそ4万。
総容量は400G近い。
9割方、ボウズらの動画と写真です。
そして今も尚、増え続けています。
(そんなにあってもほとんど観ないだろうけど・汗)
現状は、撮ったファイルをいったんPCに保存し、ある程度溜まったら外付けHDDに接続して移動しています。
PCとUSB接続して使うHDDをDAS(ダイレクトHDD)と呼ぶそうダス。・・・( -_-)
DASでのデータ管理は欠点があります。
・都度、いちいち外付けHDD(ハードディスク)を接続する手間。
・ファイル閲覧は接続したPCでしか見れない。
理想を追うとサーバにたどり着く
ファイル管理の理想
まずは、自分の理想を今一度まとめてみました。
・万が一、ファイルが消えるトラブルが起きても、すぐに完全復活できるよう普段から自動バックアップ保存をしてほしい。
・HDD本体が壊れても、自分で素早く手軽に復旧でき、安全かつ安価であること。
・常時接続で設置場所を机(PC)から遠ざけたい。(狭いので)
・HDDに入っている動画ファイルの視聴、写真ファイルの閲覧は固定のPCだけではなく、家中のテレビでも見れるようにしたい。
・外出先からでもHDDにアクセスできると尚良い。
ま、結局は今自分が不便と思っていることの逆です。
絶対に防ぎたいのはファイルの消滅です。
自分が写っている動画や写真は消えても苦じゃありませんが、子供の成長を記録し続けた動画と写真は死守したい。
なにせ7年分の時間と労力の結晶なんで。。。
かかった費用もそれなりにいってるので尚更です。
・・・ひょっとしたら、
昔の映像は本人たちにとって将来、ありがた迷惑と思うかもしれませんが。(笑)
とにかく、
これらの理想を叶えるにはファイルを全てサーバ管理にすることで可能ということが分かりました。
なぜサーバ管理なのか
サーバとは、サービスを提供するコンピュータのこと。(ウィキペディアより)
・・・僕はこれを聞いても、は?何言ってんの?ていう感じでした。(汗)
しかし、あれこれ調べているうちに、だいたいですが解釈できてきました。
定義を真面目に書くと理解し難いので、ここでは狭義ではありますが簡単にします。
・無数のファイルを管理し、それらをネットワークでやりとりできる。
・不特定多数のクライアント(サーバにアクセスする機器)の要求に広く対応・提供できる。
というところかな。(どうしても難しくなってしまう?汗)
ま、サーバの定義よりも僕にとって重要なのはその具体的な能力です。
サーバというと企業で扱っているイメージが強い。
僕の勤めている会社でもサーバ運用してますが、内容はさっぱり知りませんでした。
データを守るため、何らかの機能が備わっているであろう・・・という程度の認識で興味はありませんでした。
しかし、自分がこういう状況になるとサーバというものに興味が沸いてくる。
そしてサーバの能力を具体的に知った時、自分の理想と一致!
サーバの基礎能力
・複数のクライアントからアクセスされるので、HDDの耐久性、安全性が高い。
・クライアントの要求も様々なので、HDDの容量、機能も拡張可能である。
・クライアントが困らないよう、万が一の事がHDDに起きても素早く復旧できるOSやソフトが備わっている。
僕が欲しいのはこういった能力です。
サーバの種類
サーバにもいろいろ種類があることを知る。
その中でも僕が目をつけたのは以下の2つ。
①ファイルサーバ
「サーバ専用機」と呼ばれ、たいていの企業は採用している。
機能(安全性、耐久性、快速性、拡張性など)は隙の無いプロ仕様だが、それだけに豊富な知識、それなりの手間と高いコストがつきまとうため、一個人で何とかするにはハードルが高すぎる。
②クラウドサーバ
クラウド環境に作られたサーバ。
大手企業や専門会社が管理しているサーバで、不特定多数のクライアントに開放している。
インターネット経由で使用可能。高いセキュリティ技術も維持してくれる。
定められた容量内なら、いつでもどこでもどんなファイルでも自由に保存、取り出しすることができる。
どちらにしようか?
①のファイルサーバは当然却下。金もスキルもありません。
②のクラウドサーバは、容量400Gともなると月1000円ぐらいの有料プランが必須となる。
長期的に見れば財布に厳しい。
インターネット経由というのもネック。便利な反面、利用する環境に左右されやすい。
よってこれも却下。
というわけで終了?
いやいや、それではあまりにも世知辛い。
そこで出番となるのがNASというやつです。
サーバを調べている過程で知りました。
NAS
「ネットワークHDD」と呼ばれ、LAN接続可能な外付けHDDのこと。
基本的には個人向けに開発されているので、分かり易い説明と操作性が考慮されている。
スペック自体、企業向けのファイルサーバより落ちるがその分、コストは安価。
しかし年々、品質と機能の発展は目覚しく利便性はかなり高い。
というわけで、NASが一番現実的と判断しました。
NASをサーバと呼べるかどうかは分かりませんが、僕にとって「HDD」、「LAN」、「簡易OS」が備わっていれば立派なファイルサーバです。
予算的にも手が届きそうなので、NASを買って運用する決意をします。
つづき