僕は現在、少林寺拳法1級。
今は初段を目指して修行中です。
前回
早いものでもうすぐ3月。
昇段試験は近い。
自分自身の心境としては・・・
全!然!受かる気がしない!!
全くもって自信ありません。(汗)
皮肉なことに、習えば習うほど、知れば知るほど、
こりゃあ俺じゃダメかも・・・と思うばかりです。
という、
昇段試験を目前に控えていながらネガティブ星人になった僕の近況です。
近づく初段試験・遠く感じる黒帯
第一の壁・運用法
ネガティブ星人になった一番の理由は運用法。
運用法とは乱捕りの事で、実践に近い形で相手とやり合う。
こいつは昇段試験の科目にあるので、ちゃんと防具を付けて練習します。
これの何がダメなのかと? 一言で言えば、
相手の突き蹴りの攻撃が全然見えない!(汗)
4段の先輩が相手をしてくれているのですが、攻撃が早くて全く見えません。
すんごく手加減してくれれば何とか見えますが、試験でそんなスローなわけはない。
運用法とはいえルールはあります。
どちらかは攻者、どちらかは守者に分かれて、それぞれの役割を担う。
お互いにルール無用でやり合うわけではない。
ただし、攻者はどんな攻撃をするかは自由。
突きでもいいし、蹴りでもいい。
試験で査定されるのは、守者がいかに綺麗に攻者の攻撃をかわして反撃できるかどうかである。
ところが、攻者の突き蹴りが早くて、かわすもなにも、気付いたら食らっていた・・・こんなんばっかです。(汗)
または、
かわすことができても反撃する体勢が歪んでしまって非常にかっこ悪い。
さらに言えば、
攻者の左の突きをかわすのに左で受けたいのに、右で受けてしまっている。
要するに、どちらの手で攻撃がくるか分からない状況で、瞬時にそれが見極められず、反射的に利き手で受けるクセが強いのである。
これは由々しき問題です。
なんて鈍いんだ、ワシ。(汗)
解決できずに苦悩中です。
第二の壁・難易度の高い技
初段としての技の数は少ないが、難易度の高い技を克服しきれていない。
何回練習しても上手くできずに四苦八苦。
例えば、押小手という技があるが、これがホント難しい。
この技はかけられた方も痛いのなんの。(汗)
技の習得というのは、かけるばかりではなく、かけられて痛い思いもしなければ身ににつかないという。
なので当然、僕も何度もかけられて痛い思いをしてるんですが・・・それでも全然上手くできない。(涙)
こんな痛い思いから早く抜け出したいから早くマスターしたい。
んが、残酷にも僕の上達スピードは牛歩以下。(汗)
とまあ、こんな感じで手こずっています。
第三の壁・すべての技を綺麗に
初段試験は今まで習った技の総復習、総テストも含まれているため、全てにおいて高い完成度が求められる。
今まで習った技の数はゆうに百は越える。
これら全ての技を、このアホな頭と体に叩き込むのは相当苦労したが、未だに完璧ではない。
やれと言われてパッとできないものがちょくちょくある。
少し考えればできるが、それが許されるのは昇級試験まで。
昇段試験でそれではダメなのだ。(汗)
完成度一つとっても未熟のまま。(汗)
シンプルな技でさえも。
しかし、それでもなんとか大半は「それっぽい形」にまで近づけて級試験を乗り越えてきた。
どうやらこの先はそうはいかないようで、ついに篩(ふる)いにかけられるようです。。。
柔法、剛法ともに攻者だろうと守者だろうと、技をしっかり成立させられなければ黒帯の資格はない。
相手への攻撃の的確さ、素早さも問われる。
防御にしても、相手の素早い攻撃をきちんと見極め、正しい姿勢と踏み込み位置で防御、反撃できているかなど、言い出したらキリがありません。
コイツは前に述べた運用法で如実に現れてしまう。(汗)
それでも試験は3月にする
黒帯の世界へ通じる扉は想像以上に大きく重たいことを知りました。
頑張れば頑張るほどにその扉は余計に大きく重たく感じる。
ちょっと前に、アマゾンプライムビデオで「黒子のバスケ」を全シーズン一気見し終えましたが、その中で出てくる「天才達しか入れない部屋の扉」ってやつ?
まさにそれです!(見てないで練習しろよ)
(・・・なに勧誘してんだ)
なんにせよ黒帯が遠い!
そもそも、僕みたいなドン臭い男が到達できる領域なんだろうか?
んが、そんなことを四の五の考えていても、いずれ試験は容赦なくやってくるわけで、僕にできる事と言ったら練習あるのみ。
昇段試験まであと2週間しかない。
なんやかんやと真面目に練習してきたつもりだが完成度は低い。
昇段にふさわしいクオリティに届かない。
こうなったら、昇段試験を4月に持ち越そうとも考えたが、先輩には3月を薦められた。
なぜなら、3月は受験者が多いので、合格率が高くなるとの事。
一般的に、試験官としては、受験者は少ないほうが時間的にも余裕があるので、じっくり査定でき、細かいところまでチェックできるらしい。
受験者が多いほど時間の余裕は無くなるので足早に進んでいくとの事。
よって、査定もそれなりになる、というわけダス。
なぜ3月は受験者が多いのか?
4月は新しい学年、新しい学校、就職など、新生活が始まる時期。
よって、新生活に入る前に黒帯をとっておきたい、と思うのは受験者のみならず、その親も思うところらしい。
なるほど~。
というわけで、昇段試験は3月のまま決行することにしました。
どのみち、試験を4月、5月に持ち越したところで僕レベルでは何の有利にもならないだろう。
さっさと終わらせて気持ち的に楽になりたい、というのもあるが、それは本来、受ければ受かるであろう人が言うセリフ。(汗)
僕は、単純にこの得体の知れない緊張感を解きたいだけ。
落ちたら落ちたで、受かるまで受け続けるだけです。(笑)
ハードルが高い昇段試験
昇段試験は、実技試験と筆記試験の二枚仕立てである。
実技試験の要素は大きく分けると以下の3つ。
- 単演
- 組演
- 運用法(乱捕り)
組演、運用法は言わずもがな二人一組で行うもの。
今までの昇級試験ではS先生が同行して僕の相手役をしてくれて、僕の未熟な技にうまくのってくれた。
しかし、今回の試験はこうはいかない。
なぜなら、今回は受験者が多いのでS先生がいなくても相手役はゴロゴロいるから同伴する名目が無い。
今までは、受験者が少ないから出来た芸当だったのだ。
本来は、素性の知らない初対面同士を組まされてやるもの。
それだけにハードルが高く、さらに技のクオリティまで求められるので、黒帯の敷居の高さをなおさら感じるのであります。(汗)
筆記試験も問題である。
試験会場で実技試験の前に筆記試験も行われるという。
筆記試験の課題は知っている。
今まで試験の度に提出させられたレポート宿題と同じだ。
その中から抜粋した課題に関する問題が試験科目である。
今までその場しのぎでレポート宿題をクリアしてきたので、実のところ、あまり頭に入っていない。(笑)
再び読本を何度も読み返さねばならない。
何度読んでも、なかなか頭に入らないんだよなー。
ああ、キツイなー。
しかし、筆記試験に関しては、出来が悪いコには追試があるらしい。
追試は受ければ合格できるという。
面倒だけど、それで合格できるならそうするまでです。
まとめ
今回の昇段試験のネックをまとめると、
- 今までの技全て覚えてサッと実践できるようにならねばならない。(守者も攻者も)
- 初段の技はかなり難しいものもあるが、上手にできるようにならねばならない。
- 運用法の時、防具の着用はスムーズにできなければならない。
- 運用法では、相手の攻撃が早いと避けることができない。
- 避けれても、避けるのが精いっぱいで変な姿勢で受けてしまう。
- そんなレベルな上に、組演武、運用法の相手は見ず知らずの誰か。(ムキムキの鋭敏な大学生と当たるとボコられてしまう)
大丈夫か?ワシ。(汗)
全然大丈夫じゃない。(涙)
つづき
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昇段試験がんばってください。
応援してます!
応援有難うございます!
結果は後にブログにて掲載致しますので宜しければご覧ください。
親不知抜歯後の痛みを検索し、こちらにたどり着きました。今まで色んなサイト、ブログ拝見しましたが同じような思いをしてる方がおらず、途方に暮れてましたが勇気をもらえるブログに辿り着きました!文章も面白くて癒されましたぁ。私も1週間経ちますが未だにロキソニン、イブを駆使してます。私も関係のない上の奥歯の痛みありです。出口が見えませんが、頑張って乗り越えようと思います。。
当ブログを拝見していただき有難うございます。
コメントいただき嬉しく思います。
親知らずは大変ですよね。
僕はその後、痛みは再発することなく普通に過ごせています。
痛みが毎日続く状況だと永遠にすら感じますが、すぐに終わりますよ。
痛みが少し引くと放物線を描くように一気に快方に向かいます。
明けない夜はありませんので、なるべく気楽に頑張りましょう。