今日のネタはジグソーパズルです。
実はウチの長男(小6)、小1の頃から割とジグソーパズル好きで、いったん手を出すと完成するまでやり込むタイプです。
小1の頃は30ピースの日本地図を作る程度でしたが、次第に100、300ピースと幅を広げていき、今では1000ピースが当たり前という感覚に。
そして今回、難解な「ウユニ塩湖」にまで手を出す事態になりました。
ま、記事にするような事でもない気がしますが、一応完成させたので記念に執筆しときました。(笑)
ウユニ塩湖は1500ピースと言えど難い!スモールピースはさらに難い
ジグソーパズルを趣味にしている人は昭和世代が大多数ではないでしょうか。
今の世代の人たちはやるんですかね? あまりイメージが沸かないな。。。
たいていの人は暇があればゲーム、YOUTUBEなどに時間を割くと思われるので。
かく言う僕自身もジグソーパズルは独身時代に少しかじった程度で、趣味というには程遠い。
しかし、子供らが小1になってからは、こやつらの知育アイテムとしてジグソーパズルに目を付け、たまにアマゾンで買っては与えてきました。
長男は見事にハマったようで、パズルを与えてやれば一心不乱に、徹夜でもしそうな勢いでやり続ける奴です。
小5ぐらいまでは本人の製作意欲を掻き立てるため、コナンやワンピースなど、好きなアニメキャラクターのパズルをチョイスしてましたが、小6になった今では、風景画だろうと何だろうと与えてやれば全集中で作り続ける奴に成長しました。
ちなみに、次男はジグソーパズルに興味無しです。(汗)
難関パズル・ウユニ塩湖を長男に与える
長男はたいていのパズルはささっと作り上げてしまうため、こちとら毎回2000円も払って買っているのに、そんなあっさり終えてしまっては出費の甲斐が無いというもの。
しかも、最近ちょっと天狗になっているし、ここらでいっちょ難関パズルをやらせて鼻をへし折ってやろうと画策。(笑)
そこで僕が目を付けたのが「ウユニ塩湖」。その世界では難関の部類に入るやつです。
このウユニ塩湖、何種類かバリエーションもありますが、ピース数も1000~3000といろいろあるようです。
実は昔、この3000ピース版をパズル好きの義父にプレゼントしたことがありますが、いつの間にかギブアップしてました。
ま、僕も何も考えずに難易度の高そうなパズルをアマゾンで買ったやつなので、気軽にチョイスしたのも良くなかった。(笑)
実物を見て知ったのは、これを作り上げるのはプロでも無理では??と思いました。
その経験を生かして、今回は控えめに1500ピースのものをチョイス。
パズルフレームはこれ。
スモールピースなのでサイズ的には1000ピース「50×75」と同じ大きさになります。
・・・これでも難易度高すぎかも、と思うところはありましたが、他に難易度高いパズルが見当たらないので、選択肢がなかったというのが実状。
本当は通常サイズのピースが好ましかったが、こいつに関してはスモールピースしか無いというのもネック。
単純にピースが小さいほど難易度が高くなると思われるが、ただでさえこの風景は難しいのに、さらに追い打ちをかけるのもどうかと。(汗)
さすがに長男もギブアップするかもしれんな、と思うところもありましたが、ま、いいや、てことでポチッとな。
届いた翌日、長男さっそくやる気マンマン。
勉強そっちのけでパズルに手を出す勢いだが、それはイエローカード。
パズルだけでなく、ゲーム類その他遊びは、「宿題など、勉強をやることやってから」というのは我が家の原則。
長男、ソッコーで宿題を終わらせてパズルに向かう。(汗)
そんな日々が続く。
それから約1.5か月後 ~それまで道のり
あれから1か月半。ようやくここまで出来ました。
結論から言うと、長男ひとりで作ったわけではありません。
僕も手伝いました。
とはいえ、9割方は長男が作ってます。
僕は1割程度しか嵌めてません。
僕は長男のモチベーション維持のために同席することがメインで、そのついでに嵌めているだけ。
なぜなら、ここまでの道のりの間、長男は一度挫折しかけたからです。
さすがの長男も挫折しかける
このパズルを始めた当初は長男ひとりにやらせてましたが、2週間過ぎたあたりから手を出そうとはしなくなりました。
その後、何もしない日が続いた。
長男が手をださなくなった理由は、単純にパズルが難解だからです。
我が家のジグソーパズルの作り方
- まずはピースの仕分け(四隅のピース、同じ色合いのピースを大雑把に分ける)
- 四隅を嵌める
- 分かりやすいところを嵌める(このパズルは真ん中の水平線のライン、および人間)
- その後も分かるところから嵌めていく(部分的にでも)
- 部分的に組み上げた塊同士を繋げて、徐々に拡大していく
我が家というか、一般的に皆こんな手順じゃないでしょうか?
プロの方はどう作られるのか分かりませんが、我が家は素人なのでこの方法しか思いつきません。
とはいえ、ジグソーパズルなんてのは、時間と忍耐力だけの問題かと。
特殊な能力や才能なんてのは存在せず、誰でもどんな輩でも、継続さえすればいつかは完成するものだと思っています。
作り方は作業工数を減らすための手段になるので、忍耐力を軽減できるという意味では大きいかもしれません。
んが、先ほど申したように、我々素人には上記の作り方しか思いつきません。
長男は上記の4の工程で手が止まってしまった。
・・・うーむ、やはりそうなったか。
なぜなら以前、3000ピースのウユニ塩湖をしていた義父も同じところで挫折したからです。(笑)
たいていの人は、3の工程(水平線と人間のピース)までは割とスムーズに進めれると思います。
んが、問題はその後。
部分的にでも分かるところから嵌めていくわけですが、このウユニ塩湖はそれが難しい。
空と雲しかなく、それらの濃淡も曖昧なので、どの位置に相当するのか見極めが難しい。
しかも、湖面に映ったそれはさらに難易度高く、なかなかピースも嵌まらない。
まあ、それでも多少は嵌めていく事はできるでしょうが、どうしてもそれまでとは比べ物にならないぐらいスローペースになります。
時間と集中力を犠牲にした割に対価が伴わないので、少しずつ精神力がエグられていき、徐々にやる気自体が削がれていく。
段々と手が進まなくなり、終いにはパズルの前に座ろうとすら思わなくなってしまう。
この流れはジグソーパズルあるあるですよね。
要するに、篩(ふるい)から落とされたパターンです。
老人ですらこうなるわけだから、多感な小学生なら尚更かと思います。
個人的には小学生にしてはよう粘った方だと思いますが、小学生だからこそ途中下車のまま終わらせる経験をさせたくない。
なので、僕も参加することにしました。
・・・ズに乗っていた長男の鼻をへし折ってやれたことだし、上には上がある事も思い知ったことだろうし。
とりあえず、当初の僕の目的は達成したかな。(笑)
挫折させないための作戦
さて、ここからは起死回生の流れに持っていかねばならない。
長男には継続する大切さ、頑張って完成した時の喜びを知ってもらうためにも、僕が発火材になって再び長男の心に火を付けねば。
しかし、僕のほうから一緒にやろうぜと声をかけたところで、気持ち的にほとんど萎えてしまった長男が乗り気になるとは思えない。
なので、まずは僕が勝手にひとりでパズルをやり、それを見た長男がついつい手を出して、どんどんエスカレートさせるように持っていく。
ついには再び自分からやり出す行動力に持っていかせる方向にしたい。
しかし、長男から手を出したいと思わせるためには、僕がある程度パズルを嵌めていき、多少なりとも進捗に変化をもたらせねばならない。
僕はパズル好きというわけではないが、嫌いというわけでもありません。
ただ、性格的に、いっぺんやり出すと2~3時間は入れ込むタイプです。
そういう点では僕と長男は似ているかも。。。
と言ったものの、うーん、難しい。。。
青と白のグラデーションのピースばかりで、どれがどの位置に相当するのかちーとも分からん。(汗)
1時間にらめっこしても1ピースも嵌まらないなんてザラ。
こりゃあ、普通の人なら挫折するわな。
んが、「継続は力なり」は僕の座右の銘。
時間なんていくらかかってもいいし、ダラダラ続けてもそれはそれで「継続」である。(基準低いな~)
諦めなければいつかは完成するだろうぐらいの気楽な気持ちで取り組む。
予想より早く長男が手を出してきた。
僕の進捗に関係なく、僕がやると自分もやりたくなるようで。(笑)
そして、一緒にやると会話が生まれ、そのひと時も長男はモチベーションアップになるようだ。
もしかしたら、難解なパズルを継続するにあたり、一番重要なのはこのコミュニケーションかもしれません。
ひとりでやると心が折れやすいが、ふたりで雑談しながらやれば気が紛れる。
進捗良好!一気に後半戦へ突入
2~3日続けていたら、僕の眼力というか、絵を見極める力が少し向上したせいか、進捗が少し良くなってきた。
それだけこのパズルに慣れてきたのでしょう。
と言っても、僕の進捗速度は亀が歩くようなレベルである。
対して、長男は牛歩レベルといったところか。
なので、僕からしたら長男の組み込む速度はかなり早い。
ま、僕より2週間以上長く経験している分、このパズルに慣れているから当然と言いたいところだが、2週間後に素質の違いをまざまざと見せつけられる事になる。
僕も長男と同じ経験日数2週間を経ても、長男のこの組み込みスピードに全然追い付きません。
それどころか長男、この2週間でさらに腕を上げたせいかスピードアップ。(汗)
長男は「とりあえず」という感じで、矢継ぎ早にピースを手に取って、これ、次これ、はい次これ、というように嵌めようと試みる。
数打てば当たるという考えなのか、とにかく手をよく動かすという印象。
頭の中でどう処理してこのピースを嵌めてみようと判断しているのか分からないが、たぶん僕よりその処理が早いから手も多く動かしていると思われる。
脳の柔軟性というか、せっかちな性格のせいなのか分からないが、こやつのほうがセンスありそうだ。(汗)
それから2日後、上半分はほぼ完成。
どうしても左の1ピースだけ見つからなかったので、そのうち出てくるだろうということで放置。
下半分の着手にかかったが、この下半分がこのパズルで一番難解な箇所。
湖面に映った空は青と白の色合いがボケており、全体的にほぼグレーである。
右側も左側も似たようなグレーばかりなので、どちら側のピースなのか識別が至極困難。
とはいえ、ここまできたらゴールも見えてきているので、気持ち的にはイケイケである。
逆に、この辺から僕はあまり手を出さなくなった。
もうあとは長男ひとりで何とかなると思うので。
んが、それでも長男は僕と一緒にパズルをしたがるので、ある程度は長男と駄弁りながら少しだけピースを嵌める程度。
完成へ!
それから4日後、もうほとんど完成に近い。
すでに僕は完全に手を引いてます。長男ひとりにお任せ。
ここまで来るとワクワク感が止まりません。
ついに最後の1ピース!
ここを僕や次男が横取りしたらさすがに怒るだろな。(笑)
もちろん、最大の功労者である長男にシメてもらいます。
完成~。よくがんばりました。これは嬉しいね!
苦節2か月。
平日は学校から帰ってきて宿題や習い事をこなしながら、隙間時間を見つけてはコツコツとパズルをする日々でした。
僕も途中までは一緒に付き合って、アフターファイブはほぼこれに付き合いました。
そんな僕と長男の共同作業ですが、僕が嵌めたのは1割程度なので、組み込みの労働力としてはたかが知れています。
しかし、僕が途中で参加しなければ、長男は間違いなくギブアップしていたわけであって、完成させるには僕は必要不可欠だったかと。
その逆も然り、僕だけでは確実にギブアップしていたので、長男の労働力があればこその完成でもあります。
喜びを共有できた良い思い出となりました。
パズルとフレームで約4000円。
それで2か月みっちり遊べたと思えばかなり経済的だったかと。
ジグソーパズルの糊付けに四苦八苦
さて、このウユニ塩湖、この後どうするか?
普段ならしばらく飾ったあと、いつしかバラして箱に戻して収納するのが流れですが、それはまたいつの日か再び作る前提の場合。
こいつに関しては、再びまた作ろうと思うのだろうか??
いやいや、もういいわ、というのが今の本音であるが、何年か後にまたやる気になるのだろうか?
甚だ疑問であるが、長男と相談した結果、こいつに関しては糊付けして固めてしまおうということになった。
たぶん、こいつに関してはもうやらないだろう、というセンが濃厚なので。(汗)
ところで、パズルの糊付けってどうやるの??
僕はその作業をした事が一度もない。考えたことすら今回が初めてである。
パズル単体で固定させたい
いろいろと情報を漁った結果、このパズルフレームにパズルを乗せた状態で糊を塗るのが一般的のよう。
そして、乾いたらフィルムを被せて完成、ということみたいだが、ここで疑問。
・・・それって、パズルの上に塗った糊が下に浸透して、パズルフレームの台紙とパズルがくっ付くということでは?
すなわち、このパズルフレームも一心同体となってオサラバという事になる?
それはマズい。
パズルフレームはそれなりにお金がかかるので、今後とも使いまわしをしたいのだ。
本当に台紙とパズルがくっ付いてしまうかは不明なので何とも言えないが、そこんところは調べても答えが見つからなかった。
んが、リスクなのは間違いない。
パズルが紙製である以上、ピースとピースの間が僅かに隙間がある以上、多少なりとも糊は台紙に落ちるはず。
上手く台紙とパズルが剥がせたとしても、台紙の表面は多少なりとも剥がれるので、奇麗な状態を残すことは不可能だと思える。
今後、パズルフレームを使いまわすのであれば、台紙も奇麗な状態を確保したい。
てことで、パズルのみの状態にして糊付けすることに決定したわけだが、問題はその方法。
一部そういう保管方法もネットで見つけたが、情報が大雑把過ぎてイマイチ理解できなかった。
なので、一応そういう方法は参考にしつつ、独自のやり方をあみ出すことにした。
考えた結果がこれ。
この黒い台紙の上にパズルを乗せて糊付けをすることにした。
この黒い台紙は、百均で買った厚紙数枚をアルミテープで貼り合わせたものです。
これなら別に、台紙が汚れようが破れようがどうってことはない。
実はここに至るまで少し苦労しました。
パズルを糊付けする際、その下にポリ袋を敷いておくと良いという情報を見つけました。
さすれば、糊が下に浸透しても、ポリ袋なら簡単に剥がすことができるという事だったので、ゴミ袋を敷いてパズルを置いてみた。
ところが、ここで重大な問題が分かった。
パズルの下にゴミ袋を敷くのは小さいパズルなら有効
このパズルのサイズ、50cm×75cmの大きさを一枚で賄えるゴミ袋が存在しないため、どうしても2枚のゴミ袋を敷くことになったわけだが、これが失策だった。
2枚のゴミ袋を台紙にしようとすると、どうしてもつなぎ目に段差が生じるのだ。
台紙に段差が生じると、その上に置いたパズルもフラットではいられなくなる。
要するに、パズルは部分的にピースが少し外れかかったり、浮いたりする状態になる。
そのまま糊付けすると、ガタガタでカッコ悪い状態で固定されるので却下。
台紙は絶対にフラット面でなければならない、という事を知る。
ふにゃふにゃした袋をフラット面につなぎ合わせるのは不可能ではないが、かなり面倒。
たかが台紙作りに時間をかけるのは勿体ないし、仮にできたとしてもかなり不安定なので、どのみちリスクです。
というわけで、百均で厚紙とアルミテープを調達してフラット面の台紙を作りました。
糊をぬりぬりとヘラをつかって薄く伸ばしていきます。
糊とヘラはパズルの付属品を使っています。
今日は天気が良いので糊の乾きは良いはず。
一応、より早く乾かすために、扇風機の風を当てておきます。
数時間後、パズルに触れて乾いた事を確認。
パズルだけを取り出そうとするも、やはり台紙に糊が浸透しており、ややくっ付いていた。
んが、大したことはなく、容易に剥がすことができた。
台紙が少しめくれてしまったが想定内。所詮、百均の厚紙なのでどうでも良かとです。
パズルフレームの台紙を使わなくて良かった。
糊は付属品ではなく専用を使うのが得策
残念な事態。
糊付けの甘い部分のピースが外れてしまった。(汗)
うーむ、かなり丁寧に何層も塗ったつもりだったが、それでも貼り付けが甘いと申すか。。。
このパズルの付属の糊は使い切ってしまったが、別のパズルに付属されていた糊のストックがあったので、それでもう一回塗ることに。
再び扇風機の風を当て、乾くのを待つ。
さあどうだ!と確認するも、やはり何個かのピースが剥がれ落ちてしまう。(汗)
こうなったら、糊を変えるしかない。
付属の糊なんて、所詮は付属品ということかもしれない。
ちゃんと別売りのものを調達することにした。
ジグソーパズル専用のり。これならどうだ。
数日後、再びトライ。
完璧に固まりました! 糊にも性能ってあるんですね。
念のため、裏には補強代わりに紙を貼っています。
ちょっとやそっとでは崩れません。
このまま壁に立てかけることもできますが、ウチには妥当な場所がないのでしまっておくことにします。
パズル保管ファイルをDIY
段ボールを改造して、パズル保管用ファイルを作りました。
ここにしまっておくことにします。
蓋を閉じて、はい、おやすみ。
こいつは意外と役に立ちます。
例えばパズルフィルムの仮置き場。
パズル製作中は、パズルフレームこそ使うけど、そのフィルムは置き場所に困ります。
平置きすると場所を取るし、フニャフニャしているので立てかけることもできません。
そんな時、この中に保管しておけば、押し入れの中にでも立てかけておけば邪魔にはなりません。
以上、パズルの糊付け編でした。
ジグソーパズル・まとめ
難関パズルと糊付け、二本立てのチャレンジでした。
2か月も要しましたが、十分楽しめました。
難しかった分、完成した時の喜びはひとしおです。
それだけに、これと同じものを二度やろうとは思いません。(笑)
難易度は高くても、違った絵のパズルならやっても良いかなと思います。
この難しいパズルをクリアするにあたり、得たものがふたつあります。
- パズルへの自信
- 継続する力
ひとりで完成させれば、このふたつの力は大きな手ごたえとして残ると思います。
んが、僕と長男、ふたりで作り上げたので、手ごたえとしては中途半端ですが、得たことには変わりありません。
逆に、挫折すると自信を落とすことになるので、苦い思い出になってしまいます。
それならば、ふたりがかりででも仕上げたほうが良いというものですね。
僕にとってパズルは子供の知育発達のアイテムにしか過ぎないので、自分からやり出すことは無いと思いますが、子供とのコミュニケーションツールとしても使えることを知りました。
今後、必要あらば難易度の高いパズルに手を出すかも??
しばらくやりたくないけど。。。