ガングリオンを知ってますか?

知らない人の方が多いと思いますが。

 

↓これがガングリオンです。

僕の左手はこんなふうにぽっこり膨らんでいます。

 

ガングリオンの原因は未だにちゃんと解明されていない謎の症状です。

 

幸いなことに良性腫瘍なので別に放っておいても何の問題もありません。

ただ腫れてるだけです。

しかしこの腫れがその下の神経を圧迫するのでたまにズキズキと痛み出します。

 

ガングリオンは関節付近にできるみたいで、人によって腫れる場所は様々です。

僕みたいに手にできる人も多いけど、膝、足首にできる人も多いみたいです。

 

治療方法は手術、穿刺など。

稀に、何もせず放っておいても治る場合があるみたいです。

 

このガングリオン、良性とはいえ、できれば今すぐ消し去りたい。

そんな打倒ガングリオンの記録です。

ガングリオンとの戦い

発症時

今から3年前になりますが、ふと手を見たら腫れている事に気付きました。

なんで腫れているんだ?昨日もあったっけ?みたいな感じで仕事中に気付きました。

 

まさかリンパ腫か?と、過去の苦い記憶がよぎりました。(汗)

形や大きさ、触った感触はあの時、首にできた腫れとよく似ています。

悪性リンパ腫戦記 その1 ~謎の首の腫れ

 

なぜ腫れたんだろう?

自分なりに思い当たる節は・・・ちょっとある。

当時、会社の同僚に変な奴がいて、この辺がツボということでしょっちゅうグリグリと指圧されていた。(なんのツボだったか忘れた)

そいつは既に退職してて疎遠だが、やたら他人の体のツボを押すのが好きな奴だった。(-_-;)

それが原因かどうか分からないが、その辺の組織が変になったかもしれない。

 

この腫れをぐりぐり押しても痛くありません。

強く押すとその下の骨や筋肉が圧迫されるのでそっちの方が痛い。

 

Google先生で調べてみると「ガングリオン」という言葉が出てきた。

なんだ? そのガンダムとエヴァンゲリオンを足したようなネーミングは??

○○○症とか○○○病とか、そんな病名で表示されるかと思ってました。

なんで日本語名が無いんだろう?(そこはどうでもいいけど)

ガングリオンはガンの類なのか?

 

大丈夫。ガンとは関係無いみたいです。紛らわしい名を付けおって。(-ε´-。)

ガングリオンの調査

ガングリオンの治療は整形外科か皮膚科に通うのが一般的のよう。

どちらに行くのが最良か分からなかったので、とりあえず以前にお世話になった馴染みの皮膚科に行きました。

足の裏のイボ戦記~液体窒素で治療

 

先生は、おそらくガングリオンだと思うが一応は穿刺してみようとの事でした。

 

穿刺(せんし)とは針を刺して内部の液体を吸い取るという行為です。

 

穿刺・・・悪性リンパ腫戦記の時も首にできた腫瘍に何度もグサグサ刺されたのを思い出す。(-_-;)

悪性リンパ腫戦記 その1 ~謎の首の腫れ

 

それはさておき、空の注射器の針を腫瘍に刺して中身を吸い取ると、先生の想定通りの事が起きたようだ。

薄黄色のジェルみたいな液体が吸い出されたのである。うわー何だこれは。(-_-;)

どうやらこれがガングリオンの典型的な結果らしい。

液体を吸い取った後は、腫れはほぼ無くなってぺったんこになりました。

おおっ、久しぶりに見る普通の状態。w

 

先生いわく、今回は検査のために処置したが今後は整形外科に通ってくださいとの事。

どうやら皮膚科でガングリオンの相手はしないみたいです。

整形外科に通うも・・・

皮膚科で穿刺の後、局部は徐々に膨らんでいき、約2週間後には元通りの腫瘍になった。(汗)

 

ガングリオンは皮膚と筋肉の間に袋が出来て、その袋の中にあの薄黄色のジェルが詰まっているみたいです。

そのジェルの成分は脂肪や粘膜、ヒアルロンサンとか何とか・・・。

体中にある成分なので、いくら穿刺で吸い取っても再生してしまいます。

 

その後、整形外科へ10回ぐらい通いましたが同じことの繰り返し。

やっても無駄、という感覚を持ちながらもやり続けるのは以下の理由です。

  • その腫瘍がその下の神経を圧迫して痛い時がある
  • 常に視界に入る場所なので気になる

穿刺中は結構痛いです。

腫瘍に針をブスっと刺し、厳密に言うと、中のジェル袋を刺さなければならないが、その袋が弾力あるせいか針の侵入圧力でやや逃げ動くみたいです。

なので針が刺さった状態でジェル袋を多少追いかけるため、ちょっとグリグリされるので痛いっす。

上手くいく時は簡単に痛みも無く終わりますが、そうでない時はちょっと億劫になる。

悪性リンパ腫戦記以降も穿刺だけは付きまとう運命なのか。。。

 

吸い取ってもらった後は膨らみがフラットになるので、それは嬉しい。

といっても2週間しか持ちませんけどね。

 

しかし、この堂々巡りに嫌気がさしてきた。

費用も微妙に痛手である。

僕の通っている整形外科は1回1000円の施術費用がかかる。

施術時間は3分ほどだが、通院は何かと時間と都合を割かねばならないので面倒です。

 

手術でガングリオンの元を除去したら治るかな?と考える。

ガングリオンの手術は妥当なのか?

手術を考えた時、ガングリオンに詳しいこの地域の開業医を探しました。

あった!しかもそう遠くないところに。

 

そこの先生いわく、簡単に言うとこのようだ。

  • 手術しても再発する可能性有り
  • 入院が必要
  • 術後しばらく痛い

手術となると大病院への紹介となる。

 

うーむ、手術となると場所が手とはいえ、それなりに大変であります。

会社の都合、私生活の都合などを考慮せねば。

手術しても再発する可能性もあると思うと余計に面倒臭くなってきた。

というわけで手術は却下。

 

ではどうするか?諦めるか?穿刺を延々と続けるか?

 

穿刺を続けて治ったという例もあれば、何もしなくても知らん間に治ってたという症例もある。

・・・僕には到底信じられないが、それに期待するか?

 

何が最良なのか全く分からんです。

しかし、試してみたい事を思いついた。

第三の選択肢~俺流「圧迫強制ガングリ封じ」

たいそうな名前を付けましたがなんてこたあない。腫瘍をただ押さえつけるだけです。(汗)

手順はこうです。

  1. いつも通り穿刺して腫瘍を凹ます
  2. 凹んだ局部に同等の大きさの円形磁石をあてて、さらに包帯でぐるぐる巻きにして圧力をかけ続ける
  3. いつもだと2週間ぐらいで元通り膨らんでくるので、まずはその2週間、風呂以外は寝ても覚めても仕事中でもその状態を保持する

こうしておけばジェル袋はぺったんこのままクセがついて袋化せず、よってジェルも袋の中に流れ込まない。だから腫れない。という個人的算段です。(汗)

 

この圧迫強制の発案は昔、足の裏にイボができた際、局部に消しゴムを当てておくと治る、という噂をネットで知って試した事があります。その応用版です。(笑)

足の裏のイボ戦記~液体窒素で治療

 

事前に磁石を用意しときます。なぜ磁石かって?特に理由はありません。

なんとなく、丸くて小さいものといえば磁石かなと。

ひょっとしたら磁気が意外な効果をもたらすかなとも期待したりしました。(エレキバンじゃあるまいし)

磁石は100均で調達。

磁石よりも消しゴムがベストだった

やってみたら磁石はダメだった事に気が付きました。

磁石の面が真平らで、局部の緩やかな湾曲面に沿わない。

結果、で押さえているように見えて実はで押さえているような感じです。

 

面で押さえたければ、多少は撓(しな)る素材のもの、形状に融通がきくもの、という事で消しゴムをチョイスしました。

消しゴムは撓る上に密着性もあるのでベターです。

 

足の裏のイボの時と同様、ここでも消しゴムを使う事になろうとは・・・。

消しゴムはその時と同様、普通の事務用の消しゴムを使用。

局部の大きさに合うように切ります。

作戦開始!

整形外科で穿刺後、局部に消しゴムを包帯で巻きつけて圧迫。

風呂以外はしばらくこの状態の生活が始まりました。

 

手に圧迫感と包帯はちょっと鬱陶しいけど、我慢できないレベルではない。

どちらかといえば、起きている時よりも寝てる時の方が気になる。

といっても、睡魔が勝ればなんなく夢の中。

3日目に痛み

局部がズキズキ痛み出す。

特に寝ている時に痛みが走るが、それでも寝れているのでまあいいか。

おそらく、局部が膨らもうとする力と強制的に押さえつけている力のベクトルによるものでしょう。

まだ頑張れる範囲の痛みなので継続します。

 

風呂入る前に消しゴムをいったん外すが、局部は消しゴムの跡がくっきりと付いてます。

5日目の痛み

・・・痛い! マジで痛い!

日に日に痛みが増すが今日はかなりキてます!

仕事中もズキズキ痛いが寝ている時のほうがキツい。なかなか寝付けれなくなってきました。

 

消しゴムを外して状態を見ても特に変化していない。

ただ、ほんのちょっと膨らんでいるかなと思う程度。

 

圧迫してても多少は膨らむことを知る。そしてちょっとアオジっぽくなっています。

 

まだまだ我慢します。

8日目に嫌気

痛みはあの時ほどではないが、さすがにこの窮屈さに嫌になってきた。(汗)

目標2週間だったけどこの時点で挫折してしまいました。

結果は

2週間の予定が8日間で終了となりましたが、その後、2日間は腫れずにフラットのままでした。

おっ、これは作戦成功かと期待したのも束の間、1週間後には、よっ!ガングリ久しぶり!て感じで元通りの腫瘍に。(汗)

なんも変わってねーじゃん。(lll ̄□ ̄)

 

なんちゅうしぶとい奴だ、ガングリオンって奴は。。。

作戦失敗です。

今までの苦労はいったい・・・。(涙)

 

あと1週間ぐらい続けるべきだったかもしれませんが、それでも結果は同じだったような気がします。

押さえつけてるだけでは治らないかもしれませんね。

それに包帯だけでは圧迫が甘くなります。

 

徹底的にやるならもっと良い方法を考えるべきかもしれません。

まとめ

作戦失敗以降、リトライはしていません。

何か燃え尽きた感があって、穿刺すら行ってません。

そう、膨らんだままです。

しかし膨らんでてもあまり気にならなくなりました。慣れたかな。(笑)

お金も時間も勿体ないし。

 

良性なので悪性リンパ腫の時と違って気楽ではあります。

悪性リンパ腫戦記 その1 ~謎の首の腫れ

 

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