耳を下にして寝ると激痛が走るところから始まった。
痛いのは左の耳だけ。右の耳は別に何ともない。
左に寝返りがうてん。困った。
その2日後から左の耳輪にピリピリとした痛みが生じる。
今まで体験した事のない痛み方。これはいったい？？
帯状疱疹？それともリンパ腫？曖昧だが抗ウイルス薬を使う
最初はただの皮膚炎だと思った。
なにせ全身蕁麻疹が治って１週間しか経っていないので。（まだその痕跡は一部残っているが）
きっとそのせいで何かしらの余波かと思い、すぐに治るだろうと放っておいた。
んが、左に寝返りをうつたびに左耳に走る激痛、、、これが何日経っても全然治る気配がない。
それどころか、耳輪にピリピリした痛みまで発生し、いつの間にか耳の後ろに腫れまで出来ているではないか。（汗）
なおかつ、耳周辺の頭皮が痒いような痛いような、どっちつかずの感覚。
・・・しょうがない、また病院へ行くか。
くそー、また病院だよ、、、今年入って何度目だ。
まったくいい加減にしてほしいわ。（汗）
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皮膚科にて抗生剤をもらう
最寄りの皮膚科に行った。
ここは１週間前、全身蕁麻疹の時にお世話になった病院。
先生に耳を診てもらった。
少し赤くはなっているが・・・よう分からんとの事。（汗）
耳の後ろの腫れも診てもらったが、腫れが小さいせいか、今ひとつはっきりした診断ができないようだ。
とりあえず皮膚炎の抗生剤をいただいた。
しばらくこれで様子をみることに。
まあ、抗生剤飲んでおけば治るだろう。
と、タカをくくっていたが甘かった。
まさかのリンパ腫・・・これはいったい？
翌日、何気に耳周辺を触っていた時に気付いたのが、左の顎の腫れ。
顎というべきか首というべきなのか、どっちつかずの位置なので微妙だが、鏡を見る限りほぼ首なので、個人的にはこの位置の腫れはかなり戦慄が走る。
昨日はここに腫れは無かった。いきなり現れよったぞ。
まさか悪性リンパ腫の再来じゃないだろうな？？（汗）
このすぐ近くには17年前、悪性リンパ腫の生検手術した痕が残っている。
あの時はここにデカいリンパ腫ができたことからガンとの闘いが始まった。
なので、僕は首にできる腫れに対してはかなりナーバスなのだ。
触った感じ、この小さな腫れもおそらくリンパ腫であろう。
かなり小さい腫れだが、大きさはあまり問題ではない。
個人的にはこの腫れがリンパか否かが重大なのだ。（汗）
他にリンパ種はないだろうか？
首をあちこち触ってみるも特に見当たらない。
それでも安心はできん。
リンパ腫はいつの間にか現れるものなので、明日にはどうなっているか知れたものではない。
もしかしたら、この小さいリンパ種があの時みたいにデカくなっているかもしれんし。（汗）
・・・どうかこのまま何事もなく腫れが引きますように。。。
抗生剤の効果に期待した。
抗生剤は効果なし
あれから2日後、リンパ腫に変化はないが、耳輪のピリピリと耳周辺の頭皮の痛痒さは変わらない。
相変わらず、左耳を下にして寝ると激痛が走る。
・・・そろそろ抗生剤が効き始めても良いはずなのに、全然変化が無いな。
それどころか、耳輪のピリピリした部分がカサブタになりつつあるせいか、黒く変色している。
抗生剤が効かないということは、これは普通の病気ではない？
悪性リンパ種の不安がよぎる。
これがガンの類なら、抗生剤なんか無意味に決まっている。（汗）
もし、また悪性リンパ腫になったら、今度こそ死ぬかもしれん。。。
・・・パソコン買わなければよかったかも。（汗）
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と、ネガティブ星人になっていた。
そんな折、カミさんがネットで何やら見つけたらしい。
僕と同じような症状の記事を発見したようだ。
それを読むと、病名は帯状疱疹（たいじょうほうしん）だと言う。
帯状疱疹かもしれない・・・耳鼻科へ
帯状疱疹？・・・あの、老人の病気の？
無論、過去一度も帯状疱疹になったことはない。
なので、なんだかピンとこない。
僕は50歳なのでその対象年齢には入るけど、こんな耳のところにできるもんかね？？
しかし、このピリピリした痛い感覚、周辺の赤い斑点、痛痒さなどは帯状疱疹の凡例に沿っている。
そして、帯状疱疹になるとリンパも腫れるという事も記載されていた。
ただ、人によって出方が違うため、一概に当てはまるとも言い難いが、僕としてはこうなった以上、悪性リンパ腫でなければ帯状疱疹でも何でも良い。
もしこれが帯状疱疹であれば、抗生剤が効かないのも頷ける。
抗生剤は細菌に対しては効くが、ウイルスに対しては効かない。
帯状疱疹はウイルス性なので。
とりあえず、帯状疱疹と疑ってかかったほうが良いかも。
さらにネットで調べると、帯状疱疹であれば耳鼻科にいくと良いとあった。
というわけで、最寄りの耳鼻科に行くことにした。
この耳鼻科も御用達の病院のひとつである。
過去に蓄膿症や魚の骨が喉に刺さった時、扁桃腺炎、最近では鼻血事件の時など、幾度となく世話になっている。
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先生に耳を診てもらい、ピロリ菌で全身蕁麻疹になったこと、帯状疱疹の疑いも打ち明けてみた。
先生の診断では、帯状疱疹とは断定できないが、確かにその可能性はある、という言い方だった。
ピロリ菌除菌によって抵抗力が落ちた時にかかってしまった可能性はある、という。
なので、帯状疱疹の薬を飲んでみるのもアリ、というのが先生の考え方である。
・・・なんだか曖昧な返答だが、とりあえず薬を飲んでみて様子を見てみよう、という意見には賛成だ。
新薬・アメナリーフの実力はいかに？
帯状疱疹の薬は保険適用でも高額、と先生は仰った。（汗）
・・・高いのは困るが、この際、金の問題ではない。
飲むしかないのだ。
診察の会計を済ませ、処方箋を薬局に提出した。
さて、いくら請求されるかな。。。
5700円！
ロキソニン、整腸剤込みだがこの値段は確かに高い。
んが、治るならもう何でもいい。
抗ウイルス薬の名前はアメナリーフという。
夕食後に1日2錠とあるが、薬剤師さんはそれまで待つ必要はなく、すぐに飲んだほうが良いらしい。
今から帰って飲むとなるとAM11:00ぐらいになるが、その後は毎朝食後に服用してくださいとの事。
アメナリーフは数年前に世に出た新薬らしい。
それまでの帯状疱疹の薬は、朝昼晩にたくさん飲まねばならなかったらしいが、このアメナリーフは1日2錠だけで済む革新的な薬のよう。
それだけに身体への負担も少なく、それでいて効き目もあるという。
ただし、3日ぐらい経たないと効果が出ないようなので、それまでは辛抱が必要みたい。
あれから2日経過。
毎朝、食後にアメナリーフを服用しているが、これといって変化は感じない。
耳輪のピリピリ痛、痛痒さ、リンパ腫は依然としてそのままだ。
強いて言えば、耳輪のカサブタが大きくなったことぐらいだ。
効果が出るのは3日目ぐらいというから、明日には効果が出るのだろうか？
・・・ホントに～？？ 嘘くせ～。（笑）
凄いぞアメナリーフ！効果テキメン！
さらに翌日。
昼ぐらいに耳輪のピリピリした部分が疼き出した。
なんだかグツグツしたような、パチパチしているような、火花が弾いているような感覚。
別に痛いわけではないのであまり気にしていないが、何かが起こっているのは分かる。
・・・もしかしたら、ウイルスを撃退しているのだろうか？という期待をした。
その後、耳輪のピリピリした痛みは消えた。
おお、まさか期待した通りになったのか？
ウソみたいに痛みが消えただけでなく、耳の周りの痛痒さもだいぶ引いた。
さらに、横向きで寝ても耳は痛くなくなった。
マジか？こんなに突然効果が出るものなのか？
本当に3日目で効果が出た。すごいな。（汗）
ただ、リンパはまだ腫れたままだ。
あとはコイツさえ消えてくれれば悪性リンパ腫の疑いはなくなる、と思っていたら、本当にいつの間にかリンパ腫は消えていた。
それに気付いたのは翌々日である。
ホッとした。
ほんとリンパ腫ってのは、いつの間にか腫れていつの間にか消える。
人騒がせなやつだ。。。
アメナリーフは思った以上に効果を発揮してくれた。
飲み始めて5日で、痛みや痒み、腫れは全部消えた。
赤い斑点も消えた。
カサブタだけが残っている状態である。
ここで薬をやめてはいけない、ということは薬剤師から聞いている。
１週間分全部飲み切らねばならないとの事なので、服用は続けました。
その後、耳鼻科に経過を診てもらった。
先生は喜んでくれた。
帯状疱疹で当たりだった事にホッとしたようで。
先生から、50歳以上は帯状疱疹の予防接種が打てるのでオススメされた。
安いやつで5000円ぐらいかかるが、先生自身もその予防接種をしていて、安い予防接種でも十分効果を得ているとの事。
・・・ついに僕も老人の仲間入りか。
なんだか切ないな～。
帯状疱疹・まとめ
僕の帯状疱疹（と思われる）デビューでした。
もうちょっと分かりやすい場所に発症すれば帯状疱疹と診断しやすいだろうに、耳は確かに分かりにくいかも。
リンパ腫ができた時はマジでヒヤッとしました。
ドタバタした１週間でした。
アメナリーフがある時代で良かった。
こいつが無ければこんなにスムーズにいかなかったかもしれない。
それにしても何だろね。
鼻血、蕁麻疹、帯状疱疹、、、ここんとこ続けざまに来る体調不良はなにかの予兆か？
ただの加齢による偶然が重なっただけと思いたい。
もう何も起こってくれるなよ、ワシの身体。
悪性リンパ種だけは勘弁。
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