待ちに待ったゴールデンウィーク!
今年のゴールデンウィークは平成と令和を跨ぐ大連休。
残念ながら、僕の会社は大連休とはならず、4/30~5/2は出勤というカレンダーです。
大抵の人は年休で穴埋めして大連休にしちゃってますが、僕はあえてそれはせず、年休は本当に必要な時のために温存しておきます。
・・・ただ、
ほとんど誰も居ないオフィスはすごく帰りたくなる衝動にかられます。(汗)
ゴールデンウィーク初っ端、4/27~28、一泊二日の旅行を遂行します。
平成最後の旅行先のメインは山梨県忍野八海。
ここは富士山の雪解け水がろ過された湧水池で、世界文化遺産、天然記念物、名水百選にも指定されています。
ここ、前々から行きたかったんですよね~。
んが、
大人ならそういうほっこりした観光地で良いかもしれませんが、エネルギー溢れる子供にとってはおそらく物足らないでしょう。
子供が楽しめるよう、身体を動かして遊べる場所も予定に入れねばならないのは親の宿命か。
というわけで、
静岡県のぐりんぱというテーマパークも含めた旅行に出発です。
平成最後の旅行は富士山周辺
ウチのボウズらの年齢は現在、長男7歳、次男5歳です。
特に5歳。
これぐらいの年齢になれば記憶力は発達し、この時に経験したことは大人になってもそれなりに覚えていると思われる。
せっかく遠出して名所に連れて行っても、後に、
覚えていない
ではちょっと切ないし、ましてや、
行った事ない
とまで言われた日にはムッとすらします。(汗)
なので、今までの旅行先はちょっと控えめでした。
記憶に残るのであれば有名どころを攻めてみたく、真っ先に浮かんだのは富士山です。
ボウズらに、日本一の名物、富士山を生で見せてあげたいと思いました。(登りませんが)
割と近場ではありますが、あまり金も無いのでそう遠出もできないのが現実です。ハイ。
ぐりんぱ
ぐりんぱとは、富士急行株式会社が運営している遊園地です。
同社の遊園地は富士急ハイランドを主軸としているため、ぐりんぱは低めの年齢層をターゲットにしている。
ここは富士山2号目南麓に位置し、かつて日本ランドとよばれていました。
リニューアルして生まれ変わったのがこのぐりんぱです。
AM9:30到着。雨ザーザーです。(哀)
ここまでの道中
やはり雨だった。
数日前の週間天気予報ではこの地域は晴マークだったが、徐々に曇マークに変化。
そして、ここに近づくにつれて雨になりました。
ぐりんぱは富士サファリパークに近く、普通に行こうとすればそこを通過するようなルートになります。
すると、サファリパークの渋滞に巻き込まれるので迂回路を勧める情報とのこと。
大回りだが、富士山スカイラインを使って北側から回り込むルートで来ました。
しかし、これがかえってアダとなった。
雨だけでなく、今日に限って濃霧注意報。
ゲート前まで来て発覚したことなので引き返すわけにもいかず。
ええーい、ままよ!
濃霧のせいで5メートル先すら見えない。怖っ!
ビビリながらノロノロと走り抜けようやく到着。
運良く、対向車と一度もすれ違うことは無かった。
・・・そもそも、よくこの道路状況で封鎖されなかったもんだ。
この雨と霧。
この辺一帯は全てこんな天気である。
今日のサファリパークは人出ガラガラだったのではなかろうか?
だったら、
普通にサファリパーク前の道路から来れば、短距離でもっと早く、無駄なガソリンと注意力を使わずに済んだような・・・(汗)
今となっては知る術は無いが、運の無さに腹が立つ。
くそ~。
園内を進む
くっそ濃霧です。
雨もシトシト降り、かなり寒い。
ここで、季節外れのダウンジャケットの登場です。
99%不要だろうと思っていたが、行く先が山なので護身用としてユニクロのウルトラライトダウンジャケットを持参していました。
コイツはポケッタブルに収まるので、かさばらないから持って行こうという気になった。
なんにせよ、コイツがあって助かったのは間違いありません。
今日は4月27日。
普通なら温暖な気温なはず。
まさかの冬体験。
濃霧や雨以上に一番やっかいなのは地面を流れる雨水。
ゆるやかな傾斜を上るように歩かねばならないので、雨水がこちらへ川のように流れてきます。
平らな地面もけっこうデコボコしており、水溜りがあちこちに発生している。
避けながら進むのはかなり困難。
僕もカミさんも子供たちも、あっという間に靴の中はビチョビチョ。(汗)
長靴を家に置いてきたことが悔やまれる。
この園内の歩行路は全般的に外溝が掘られていないのが致命的。
だから雨水が逃げずに、全ての通路を塞ぐように押し寄せてくる。
・・・なんと浅はかな作りか。
ありえん。(怒)
キッズフジQにて遊ぶ
こんな天気なんで、外のアトラクションは停止しています。
よって、今日はこの屋内施設がメインとなりそうです。
幼児向きのフリーフォールがあった。
カミさんとボウズらは楽しんでいました。
迷路もありました。
でっかいボールの隙間をくぐりながらゴールを目指すので、普通の迷路よりも体力と勘が必要です。
迷路の隣はアスレチックです。
規模は小さいですが、5歳児にはちょうど良いでしょう。
プラレール広場もあるので、ボウズらは遊ばせといて大人は休憩します。
とまあ、こんな感じで屋内施設をそれなりに満喫していたボウズらであった。
ただ、ここまで来てこれだけでは物足らない。。。
外は雨と霧だが、せっかくなので散策してみることに。
ウルトラマンショーはなかなか面白い
園内にはキッズフジQ以外にも屋内施設は点在しており、そのうちの一つでウルトラマンショーを開催するとの事。
ボウズらにはウルトラマンをテレビで見せていないので、CMやYoutubuなどで見たことある程度のレベル。
それでも興味深々の様子。
ほほう、これがウルトラマンショーか。
実はワタクシ、こういうヒーローアクションショーを生で見るのは初です。
思ったより集中して見てしまった。
長男は特に可もなく不可もなくフツーに見てたが、次男はウルトラマンにむかって力いっぱい「ガンバレー!!」と叫びまくり。(笑)
こういうリアクションをしてくれると連れてきた甲斐があるというもの。
コナンの謎を解きながら園内を散歩
昼ごはんを食べ終わった後、キッズフジQに戻り、コナンの謎解きイベントに参加したいと長男。
その意見を汲もうとするカミさん。
園内の各施設に答えを導くヒントが散らばっているので、それらを辿っていくと最後に謎を解けるという、どこにでもよくあるアレです。
え~やるの~?こんな天気で~?寒いのに・・・
というのが僕の本音。イヤイヤです。
次男は興味なしって顔。
やる気があるのは長男とカミさん。
というわけで、真相に近づくため園内を散歩。(汗)
園内はがらーんと、人はほとんど居ない。
たまーに歩いているファミリーも居るが、ウチと同じ境遇か?
ツいてないね。
この忍びの掟というアトラクションをボウズらにやらせたかった。
→ 忍びの掟
子供ウケ間違いなしだったろうに・・・・残念!
唯一、動いていると言っていいのが観覧車。
コナンの謎解きのヒントがここにあるので来ただけだが、せっかくなので乗りたいというボウズら。
どうせ乗ってもこの天気と霧。景色もクソもないだろうに。(汗)
僕は留守番で、ボウズらとカミさんだけで乗りました。
あまりに寒いので、各屋内施設に寄っては暖をとります。
そしてコナンの謎解きをしながら散歩して、また暖をとる、の繰り返し。
この雨風と寒さがキツく、もはやコナンの謎解きなんかどうでもよい。(汗)
もう帰りたいというのが本音。
コナンの謎解きをやりたがっていた長男ですら、もうどうでもいいや、という始末。。。
カミさんだけが最後まで成し遂げたいと張り切っていたが、我々の空気に流され、途中リタイヤに同調。
どのみち、雨風もどんどん凄まじくなっていたので頃合いでしょう。
再び、キッズフジQに戻る。
雷雨、暴風、まさかの大雪
しばらく、キッズフジQで遊んでいたら、外から雷鳴が轟きだす。
ドンガラガッシャーン!!
そして豪雨と暴風となった。
いやー、これはヒドイ天気だ。
ほとんど台風です。
計画していた旅行が雨、という経験は過去1~2回ぐらいです。
なので、僕は基本、晴れ男だと思っていました。
どうやら今日の僕は雨男のようです。
しばらくして外を見るとギョッとした。
雪!?
しかも大雪じゃないか!(汗)
・・・もう一度言います。
今日は4月27日です。
なのに雪?
確かに、雪が降ってもおかしくないぐらいの寒さだったが、まさか降るとは思いもしなかった。
この辺の地域ではこれがフツーなのか??
14時過ぎぐらいに館内放送で
閉園
が告げられた。マジか?
要するに、
雪が積もると帰り道、事故やトラブルの元なので園は客に早く帰れと言っているのだ。
季節外れの雪だからすぐに止むことを期待していたが、こんな放送を流すと言ういう事は期待できないということか。
ということで、サッサとここを離脱せねばなりません。
園内の客も帰りだします。
けっこう積もってきた。
急いではいるが、滑って転ばないようにゆっくりと歩くしかない。
車に戻ってみたらこのザマ。(汗)
まさかの雪かきをするハメに。
・・・ちなみに、
もちろん夏タイヤです。
心配だったがすぐに不安は消えた。
道中の雪道を走っても意外と滑りません。
水分の多い雪質だからでしょうか。
どんどん山を下っていきます。
麓まで下りると、あれ?雪が無い?
ただの雨です。
どうやら雪は山だけだったようです。
なんにせよ、無事に脱出できてよかった。
このまま、夜ご飯のお店へ向かいます。
小作でほうとうを食べる
今日の夜ご飯はこのお店。
小作(山中湖店)です。
山梨名物ほうとうを食べにきました。
ほうとうとは農山漁村の郷土料理百選の一つで、かぼちゃをベースに野菜が盛られた味噌仕立ての煮込み料理です。
麺の形はきしめんみたいですが、味や食感は全然違います。
小麦粉で練られたブっ太い麺はモチモチしてクセになる美味しさなんです。
このお店は長男が生まれる前に来たっきりなので約8年ぶり。
来た来た!これが美味いんだな♪
ほうとう以外にもすいとんも注文。
みんなで分けっこして食べます。
ボウズらの口に合うか少し不安だったが、やっぱり大丈夫だった。
どうやらハマッたらしく、超がっついてました。
食べ終えて店から出ると青空になっていた。
そしてついに富士山が見えた!ようやくお目にかかれました。
近くでみるとその雄大さに見とれてしまいます。
おい、ボウズら見ろ!
ボウズら:反応なし。コメントもなし。
ワシ:オマエら、あの山、知っとるけ?
ボウズら:富士山。
以上。
・・・・感想無いんかーい!
さて、
今日の宿泊所へ向かいますが、その前に富士吉田市へ寄り道します。
ぐりんぱで我々の靴がビチョビチョになってしまったので、その代替用のサンダルを買いにダイソーに寄るためです。(僕だけはサンダルも持参してたので不要ですが)
富士山がこんなに身近な街なんですねー。
土地的に当たり前なんですが、富士山とかけ離れたところに住んでいる身からしたらこの後景はとてもロマンチックです。
民宿「一富士」に泊まる
今日、泊まるところはここ「一富士」という民宿です。
楽天トラベルで予約しました。
ここは今回の旅行のメインである忍野八海のすぐ近くです。
観光地なので民宿はあちこち点在しますが、数ある民宿からここを選んだ理由は
- レビュー評価が高かったから
- 忍野八海との距離が近すぎず遠すぎずちょうど良い
- この民宿のワンちゃんと触れ合いたい
です。
到着したのは19時なので、とりあえず今日はくつろぎたい。
受付を済まし、部屋へ案内された。
民宿のスタッフさんは気さくな方で、心地良い対応をしてくれた。
部屋はすでに布団が敷かれていた。
石油ファンヒーターもあった。
この辺りの土地はまだ気温が低いのでヒーターはマストです。
部屋は狭いので荷物を置く場所に少々不便さを感じるが、どうってことはない。
部屋は全体的にキレイだし、雰囲気も普通の家の和室と同じなのでほっこりします。
明日のために濡れた靴を乾かしたいので、部屋にある石油ファンヒーターの前に靴を置かせてもらう。
とりあえず風呂だ!
この民宿の夜の風呂は時間制をとってあり、他の客と交代で貸切で使う。
朝風呂も時間性だが、家庭ごとではなく、男と女で分けている。
家族一緒にザブンとまとめて入ります。
民宿なので風呂は期待していなかったが、なんのなんの、思ったより広くキレイな浴場だった。
シャンプーと洗顔フォーム持参したが不要だった。
なんと、浴場にはいろんな銘柄のシャンプー、リンス、洗顔フォームが無数にずらり並んでいた。(驚)
こりゃあいい!
僕らの旅行はいつもホテルに泊まるので、民宿のクオリティに不安はあったが取りこし苦労だったようです。
・・・実はワタクシ、民宿は独身の頃以来です。
なので、17年ぶりぐらいか。
どうやら、民宿の良さを忘れてしまっていたようです。
ボウズらは初の民宿です。
そう、こやつら子供のくせに旅行はホテルしか泊まったこと無いんです。(汗)
まあ、そうさせたのは僕ら大人の都合なんですが、それにしてもちょっと恵まれ過ぎかなと。。。
僕が子供の頃は、そもそも家族で旅行なんて僕が覚えている範囲で3回ぐらいしかないし、しかも親戚と合同だった。
当然、ホテルに泊まるなんてとんでもない。
貧乏ここに極まれり、だったので民宿オンリーだった。
それを思えば良い時代になったもんだね。
一応、前日にボウズらには民宿というものを教えておいた。
一通りのマナーは叩き込んであります。
特に禁句用語。
子供は悪気無く、思った事を口に出す生き物です。
ボロいね、とか、フツーの家だね、とか・・・ゼッテー言うなよ!と念を押しといた。
挨拶も、お世話になります、とか、いつも以上にしっかりせーよ、と。(汗)
その甲斐あってか、特に問題発言もなくその日は終わった。
おやすみ~。
つづく