スキーシーズンもついに終了しました。

その都度しなければならないのが後片付け。

お世話になった用品類を来シーズンも気持ち良く使えるようにするためには、いかに綺麗にメンテナンスするかが重要になります。

今回はスノーボードウェアの本格的な洗濯に挑戦しました。

 

ちなみに、スノーボード用品のオフシーズンへの備え方は前回記載した通りです。

始動!NEWスノーボード板・バイン・ブーツ~シーズンオフ保管

NIKWAX(ニクワックス)の効果が凄かった!アウトドアウェア洗濯の王道

スノーボードウェアを洗濯機で洗うか? 手洗いで洗うか?

今回洗うのはこの去年買ったスノーボードウェア。

その時一緒にNIKWAX(ニクワックス)も買いました。

今季はこのウェアで5回滑りましたが、何度もスっ転びました。(笑)

んが、特に目立つ汚れも無く、ダメージもなく、水が染みる事もなく、こいつはウェアの役目を果たしてくれました。

お気に入りのウェアなので、来シーズンもその先も末永く機能的に使用し続けたく、今からキチッと洗濯した上で保管します。

 

今回の主役はこのNIKWAX(ニクワックス)というアウトドアウェア専用の洗剤。

僕は専用洗剤を使うのは初です。

 

一般的にアウトドアウェアには優れた防水機能が備わっていますが、普通の洗剤を使って洗うとその機能が落ちてしまいます。

しかし、このNIKWAX(ニクワックス)ならそんな心配無用。

高機能防水GORE-TEX(ゴアテックス)ですら、機能を損なわず洗えてしまうスグレモノらしい。

 

僕のウェアにゴアテックス機能は無いが、それでも高い防水機能は備わっており、ましてやまだ1年目のウェアなのでNIKWAX(ニクワックス)を使うに値します。

とはいえ、やはり素人が洗剤を扱って大丈夫かいな?という不安は拭えません。(汗)

 

まずはウェアの洗濯表示を確認。

手洗いとは謳ってないので、洗濯機でも可能みたいです。

ウエアを洗濯ネットに入れて、40度のぬる湯でオシャレ着洗いで洗えばいけそうな気がしますが、ここはあえて手洗いでやります。

モリスポの店員さんも手洗いをすすめていたし、NIKWAXの特殊な洗剤成分や撥水成分が洗濯槽に付着するのを避けたいからです。

2種類のNIKWAX(ニクワックス)の使い分けを確認

NIKWAXには緑色と青色がありますが、その違いと使い方をちゃんと把握しておきます。

 

まずは緑色のNIKWAX。

こいつは汚れ落としの洗剤です。

レインウェア、アウターウェア、スキーウェアなど、アウトドアウェアなら何でも使えるようです。

裏面をみると使用方法が明記されています。

洗濯機の場合、すすぎまでで脱水は禁止です。

 

次に青色のNIKWAX。

こいつは撥水剤です。

防水効果が弱ったウェアをこいつで洗うとパワーアップするようです。

これも裏面に使用方法がちゃんと明記されています。

これも洗濯機での脱水は禁止です。

僕の場合、手洗いで行うからこの辺のうっかりミスはあり得ません。

 

思ったより普通の手順でいけるようですね。

てっきり何か特殊なことをするもんだと思ってましたが、これなら気楽にやれそうです。

スノーウェアを洗うなら浴槽がBEST

スノーボードウェアを手洗いするための桶は浴槽を使います。

てか、あんな嵩張る衣類を洗う桶なんて、庶民の生活の中で、しかもマンション生活の中では浴槽しか存在しません。

浴槽ならスノーボードウェアだけでなく、他のアウトドアウェアも一気にまとめて洗う事が可能。

 

というわけで、ウインドブレーカーやダウンなどもまとめて洗っちゃいます。

僕やボウズらのダウンやウインドブレーカーやらです。

しかし、ここでご注意!NIKWAXの洗剤はダウン(羽毛)には不可との事。

裏面にダウン(羽毛)衣類は使用できませんと明記されてます。

んが、ここはあえて使用してみます。(汗)

すでに何年も使い倒した安物(ユニクロ)のダウンだし、経年劣化もしているやつなのでどのみち老い先短いダウンです。

今さら大して気を使うものではないので、検証、冒険するにはもってこいの材料です。

高級なダウン、まだ新しめのダウンにはやめておいたほうが良いでしょう。

ウォッシュ開始!

浴槽に40度ぐらいの湯を貯めます。

45リットルの水に対して1本全部使い切ります。

そしてよくかき混ぜる。

ウェアたちを放り込んで15分程つけ込んでおく。

全体的に優しく軽く押し洗いする。

遠心力や手の力で綺麗にするのではなく洗剤の力で綺麗にするので、ここは短く簡易的に済ませておくのが無難と判断。

 

水が濁っていくのが分かる。

意外と汚かったんですね。

まあ、こんな洗い方では完全に綺麗にすることは不可能なので目をつぶるしかない。

あまり神経質な人には向かない作業かも。

 

終わったらウェアを取り出して排水する。

すすぎ&撥水剤つけこみ

再びぬる湯を張って、ウェアをすすぎ洗いする。

確実に洗剤を落としたいので、面倒でも一着ずつすすぎます。

水分を100%含んだウェアは重いのなんの。(汗)

 

すすいだ後は排水して、再びぬる湯を張り、こんどは撥水剤を投入する。

コイツのことね。

手順は先ほどの洗濯とほぼ同じ。

やることは単純だが、ウェアが重い分、繰り返し作業が体力的にちょっとしんどいと思った。(汗)

スノーボードウェアだけにしとけば良かったと少し後悔。

ふう、なんとか終了。

この量、この重さ。これはマジで疲れます。

次からは必要最低限のものだけ1着ずつやろう。

外に干す・成果

5月の陽気な天気なので、日陰でも乾かすのに最適な気温です。

 

ダウンジャケットは水分含んでペッタンコですが、乾けば元に戻る・・・と思いきや、意外と膨らみが戻らない。(汗)

ヤバい・・と思ったが、3日後には元に戻った感じ。

いかに乾いたと思っても、1日では膨らみまでは戻らないようです。

 

ただし、それでも若干、膨らみは萎んだような気がする。

その分、機能的にも落ちたと言えるでしょう。

この現象はNIKWAXだからというわけではなく、洗えば何かしらこれと似たような事になるかと思います。

が、NIKWAXがダウン(羽毛)不可と謳ってある以上、それ以外にも何か不都合が生じる可能性があるので避けたほうが無難です。

今回の趣旨とは逸れますが、ダウンジャケットはよほどの時でない限り洗わないほうが良いですね。

 

仕上がりのスノーボードウェアは素晴らしいの一言です。

もともと目立った汚れがないので綺麗さは不明ですが、特筆すべきなのは撥水効果。

NIKWAXの撥水剤により、ウェアの表面は水を弾く弾く!

防水機能を損なわずに綺麗にする素晴らしい洗剤でした。

 

ちなみに、浴槽も撥水してしまいました。(汗)

洗濯した高さまで水が弾くのなんの。

だからといって、何か不具合があるわけではなく、普通に湯舟を張って使ってますが、そこだけテカテカしてるのはちょっと不自然かな。

賃貸だけにちょっと罪悪感がありますが、そのうちその効果も無くなるだろうから気にしないとこう。。。

NIKWAXで洗う・まとめ

NIKWAXは浸透防水ウェア専用の洗剤。

その性能は素晴らしいですが、注意すべき事をまとめておきます。

  • 脱水は禁止
  • アウトドアウェアの洗濯には最適だが、ダウン(羽毛)衣類はやめておいたほうが良い
  • 浴槽で洗うのはおすすめしない(複数のウェアをまとめて洗うのは非常に疲れるし、浴槽に付いた撥水剤は落ちないのでやめておいたほうが良い)
  • 思ったよりも大量の水が必要
  • やるなら乾きやすい5月がおすすめ

 

来年からは浴槽ではなく、大きなバケツを調達して、1日1着ずつ小刻みに洗いたいと思います。