エアコンつけ始めの吹き出し口から出てくる風が臭い!
そう感じたのは8月中旬頃。
それは徐々にではなく、ある日、突然やってきました。
しばらく様子見していたが一向に良くならず。
どちらかと言えば日々悪化しているような。。。
芳香剤でごまかしていたが、やはりそれではダメ。
臭いを根本から打開することにしました。
「クイックエバポレーター」で!
アクアのエアコン吹き出し口からの風を無臭にする!
それ(カビ臭)は突然やってくる
8月盆明け。
いつも通り、朝、通勤のためにアクアに乗ってエアコンをつけると、吹き出し口からの風に異臭を感じた。
・・・おえ、なんだこれ、雑巾みたいな臭いがする?
昨日は特に感じなかったのに今日はなぜ?
翌日もそれ以降もこの雑巾臭はした。
しかし、強烈な雑巾臭がするのは最初の5分ぐらいで、それ以降は徐々に臭さは和らいでいく。
20分も経てばほぼ無臭になる。
ずうっと臭いわけではないので我慢はできた。
しかし、最初の5分の臭さがさらに強烈になってきたため、打開策を打ちました。
エアコンの風が臭いのはエバポレーターにカビが生えたせい
エアコンの風が臭い原因はたいていカビです。
雑巾みたいな臭い、生乾きみたいな臭いは100%カビ。
エアコンユニットの中にあるエバポレーターという部品にカビが生えたことが原因。
カビの発生時期は夏。
冷房を使うことで起こる。
エバポレーターが冷えたことによって結露が発生し、それが乾かずにいつまでも残ることでカビが生える。
なので、放っておいても、暖房を使う季節になればこのカビ臭い問題は幾分か解決する。
んが、完璧に臭いが消えるとは言い難いし、それまで我慢するのは耐え難い。(汗)
このカビを完全に落とすには、車からこの部品を取り出して洗浄するしかないがそれはもの凄い大作業。
素人ができる作業ではなく、専門業者に依頼すれば計り知れない工賃がかかるので、そこまでやる人はまずいないでしょう。
しかし、そんな大それたことをせずとも方法はあります。
カビ自体を完全に除去することはできないが、臭いぐらいなら素人でも手軽に素早く取り除くことは可能です。
「クイックエバポレーター」を使って不快なカビ臭を元から除去
カビ臭を根こそぎ取るならコレ!
このクイックエバポレーターを使えば、一発で臭いが取れます。
僕はこれを使用しました。
これを勧めてくれたのは会社の後輩。
そいつは元ディーラー整備士で、現場でも普通に使用されていたものだという。
というわけで楽天でポチっとな。
使い方は説明書に詳しく記載されているので、素人でも余裕そうです。
中身はこれで全て。
赤丸の部品は防臭剤。全て終えた後にグローブボックスの裏に貼り付けておくと良いらしいけど、まあこれはおまけレベルでしょう。
クイックエバポレーターのガスをエアコンに吸い込ませることで、エバポレーターに薬剤が降りかかる。
その後、エアコンを急速冷房することで一気に結露を発生させて雫を下に落とす。
薬剤によってカビごと雫にして下に落とすので、エバポレーターに付着したカビは激減するという算段のようだ。
そんなに上手くいくものかいな?
半信半疑ですが、ちょっとした実験みたいで、結果が楽しみです。
作業開始!
グローブボックスを取り外す。
アクアでグローブボックスを外すのは初ですが、以前乗ってたヴィッツよりも凄く外しやすい。
ヴィッツはなんか知らんけどやたら固くてやり難かった。
エアコンユニットのこの蓋を外す。
エアコンフィルターを外す。思った通りまだ全然綺麗。
そりゃあ、この車、買ってまだ半年も経ってないから当然と言えば当然。
このアクアはトヨペット店の中古で買ったものだが、エアコンフィルターは新品にして納車されていることは事前に確認済。
→ アクア中古車購入!値段は質・装備品から安いと判断!ヴィッツ廃車手続き
ちなみに、このエアコンフィルターにカビが生えて臭い原因になることも稀にあるらしい。
その場合は、活性炭入りのエアコンフィルターにしてやると良いとの事。
いろんな銘柄があるが、トヨタのデフォルトはデンソー製なのでこれが一番かなと思います。
ホースをクイックエバポレーターと接続して留め具を通す。
エアコンユニットに貼り付け。
付属の両面テープだけでは固定力に心もとないので、マスキングテープで補強しとく。
内気循環、A/Cオフ、風量最大、吹き出し口は上部(Vent)、設定温度は最低に。
準備完了!
それではスタート。
スイッチをカチッとな。
シュボボボボっとガスがエアコン内に噴出される。
3分ぐらいで終了するという。
ガスの臭いはなかなか良い香りがするけど、間近にいるとさすがにむせる。
僕はその間ずっとスイッチを指で押していたが、手を離してもスイッチはONのまま固定されていることに気付いたのはほぼ終了間際。(汗)
ガスを使い切ったらすぐにホースを外してエアコンフィルターを戻す。
A/Cをオンにして5分待つ。
するとエバポレーターが一気に結露されるため、カビもろとも雫となって地面に滴り落ちる。
そろそろ5分かなというところでミスに気付く。
この吹き出し口が閉じられていたことに気付いた。(汗)
そういえば、ここからモロに雑巾臭が顔にくるので閉じていたんだった。。。
まあ、ダクト自体に問題があるわけではないので、ここが塞がっていても問題ないっちゃあ問題ないんだが。
最後に付属の防臭剤をグローブボックスの裏に貼り付け。
滴り落ちた雫は地面に流れる。
落ちろ!カビもろとも。
結果発表!
素晴らしいの一言です。
かなりの即効性で、作業終了後は一片たりとて不快臭はありません。
直後は薬剤が利いているので良い香りがしますが、すぐに無臭になります。
こんな簡単に良くなるのならもっと早くやれば良かった。
ただし、ずっとこのままというわけにはいかないようで、効果は半年~1年ぐらいだという。
原因がエバポレーターの結露によるカビなので、また来夏、冷房を使うようになれば再び雑巾臭が漂うでしょう。
でも、これ一本で1年持つのであれば全然安上がりですね。
オススメです。
これ以前に、芳香剤や消臭剤も装着して臭いをごまかしてましたが、所詮、表向きの対策なので腑に落ちません。
元から臭いを絶たねば解決とは言い難いので、最初からこのクイックエバポレーターを使ったほうがスッキリします。
芳香剤、消臭剤のおすすめ
雑巾臭はクイックエバポレーターで一件落着しましたが、まず最初に対策した調達品はコチラでした。
車の芳香剤、消臭剤としては最強レベルに効果を感じるアイテムではないでしょうか。
値段も相応に張りましたが、なまじ貧弱なやつを何個も試すよりは安上がりかと。
芳香剤はエアコン吹き出し口に取り付け。
消臭剤はコンソールのリヤ側カップホルダーに入れておく。
このファブリーズ芳香剤は幾つかシリーズがありますが、このプレミアムクリップはよく効きます。
強さは5段階調節可能ですが、一番最弱でも十分。
不快なカビ臭さを良い香りに変換してくれます。
それでいてかなり長持ちします。
レビューではすぐに液が空になるというコメントがありましたが、実際に使ってみるとなんのなんの。
全然減りません。
(ちなみに、その後一ヵ月以上経ても1/3ぐらいしか減ってません)
気温や使い方にもよると思いますが、僕の場合、このぶんでいけば半年ぐらいは持つような気がします。
ただし、エアコン吹き出し口一つに対して一つしか装着できないので、全ての吹き出し口からくるカビ臭さを無くすには全てに装着せねばなりません。(汗)
ということは4つも付けねばなりませんが、それは止めておいた方が良いです。
このプレミアムクリップを4つも付けると、逆に芳香剤が強く出過ぎてウザく感じると思います。
なので、これは今回のに対しては適当ではなかったかも、という気がします。
吹き出し口に4つ付けるなら、安くてグレードの低いやつを付けた方が良いかもしれません。
消臭剤も然りで、これも車内に残存した嫌な臭いを消すだけのもの。
カビ臭はかなり車内に残存しますが、吹き出し口に芳香剤を付けるのであれば消臭剤の意味はあまり無いかも。
よって、これも今回には適さなかったかなと。(汗)
芳香剤を使わず、車内に残存した食べ物、タバコの臭いを消すならこのDEOの消臭剤は絶大な効果を発揮するでしょう。
まとめ
今年の8月は長期的に雨天が続いたので、エバポレーターのカビの進行速度も倍以上だったと思われます。
しかし、今回のこのカビ臭の悩み、車所有歴30年にして初でした。
今までの車でカビ臭くなったことはありません。
今回はなぜ?たまたま?
中古車だから?
でも、以前乗っていたヴィッツも中古だが、カビ臭くなったことはない。
今まで乗ってきた車と今回の車の差異は、初のハイブリッド車という点だけです。
ハイブリッド車はカビが生えやすい??
よー分からんけど、今年は雨が長く続いたせいだと思いたい。
余談だが、今回の騒動で興味深い商品を見つけた。
評価も高いし、ワサビという着眼点も面白いと思った。
それでいてワサビ臭はしないという。(するというレビューもあるけど)
結局買わなかったが、もし今回、クイックエバポレーターの効果が薄いようであれば間違いなく試していた商品です。
クイックエバポレーターだけで解決するはずなので、ぜひ一度お試しを。