今回はスキー場へ行く道中の雪道への備えをしました。

今までもそれなりの備えとしてタイヤチェーンだけは積んでいましたが、一度も使うことなく4年の月日が流れた。

しかし、今回は長野の山奥に行くことになったため少し警戒心が出ました。

今季もラニーニャ現象による大雪が発生しているため尚更です。

僕の車は80系ノア2WD。

忘備録として、今回準備した結果を記述します。

大雪の山道対策!2WDでも安全に行くための備え

雪道といっても様々です。

場所や積雪量はもとより、時間帯や気温、日の当たり具合や轍状況、除雪状況など、道路状況も刻々と変化します。

結局のところ、現地を走らねば分からないことばかりです。

安易な考えでいくと痛い目にあったり、慎重になり過ぎていろんなアイテムをたくさん買ったのに実際は肩すかしだった、なんてことも。

いかに費用を抑えて雪道への備えを進めたかを、僕なりに述べさせていただきます。

タイヤチェーンの備えと装着練習

雪道の備えとして、最も重要かつ一番最初に用意せねばならないのがタイヤチェーン。

無論、僕もタイヤチェーンは積んでいます。

このコムテック製スピーディアというタイヤチェーンを持っていますが、買ったのはかれこれ4年前。

福井のスキージャム勝山へ行く道中の、チェーン規制区間に対応するために買わざるを得なかったわけですが、結局使うことはなかった。

→ ナンカンスタッドレス性能試し!福井・恐竜博物館と大寒波のスキー場!

 

その後も岐阜のスキー場に行くたびにこのタイヤチェーンを積んでいたが一度も出番は無し。

振り返ればいつの間にか4年の月日が流れていました。

今、雪降り注ぐ現場でこのタイヤチェーンを付けれるか?と言われると全く自信がありません。

ほんと、ただただ積んでいただけです。(汗)

 

もちろん、このタイヤチェーンを買った当初は装着の練習をしました。

→ タイヤ交換を自分でやれば出費ゼロ~ナンカンESSN-1ホイールセット

んが、それ以来、一度も付けたことがないため、すでにそのスキルは無いに等しい。(汗)

 

今回行くスキー場は、長野市の戸隠スキー場。

もちろん初めて行くところなので道中の不安はありますが、白馬や志賀高原ほど豪雪な雪道ではないもよう。

そこそこ除雪作業車は通っているみたいなので、そこまでリスキーでもなさそう。

というのは、あくまで僕のネット情報からの見立てでしかないのでかなり心もとない。(笑)

しかも、僕の車は四駆ではない。FFなので余計に備えは万全にしておかねば、というところです。

 

というわけで、このタイヤチェーンの装着練習を4年ぶりにすることにしました。

4年ぶりに蓋を開ける。ピカピカのままだ。(そりゃそうだ)

このタイヤチェーンの付け方は同梱の説明書通りにやればできますが、ちょっと分かりにくい部分もあるため、公式HPの解説動画を見た方が良い。

コムテック製タイヤチェーン「スピーディア」の付け方

これを見ると簡単にできそうな気がするので、練習無しのぶっつけ本番でもいいかという気持ちにもなります。

んが、それは油断というもの。現場では何が起きるか分からないのが世の常。

面倒でもちゃんと練習しといたほうが身のためか。

 

オレンジ色のワイヤーを左側に、この状態のままタイヤの後ろに通してと・・・。

確かに手順通りにやれば出来るが、スムーズにはいかなかった。

チェーンをタイヤに覆っては取り外さねばならない事態が2回もあった。

 

まずは問題の一回目。

最初はチェーンがくしゃくしゃのままワイヤーをタイヤの後ろに回したため、ワイヤーを接合できてもチェーンを手前に引っ張り出すことができずに断念した。

なので、チェーンをタイヤの後ろに回す前に、まずは先ほどの写真のように、ワイヤーとチェーンが少しも絡んでいないスマートな状態にすることが必須である。

 

もうひとつの問題はハプニングの発生だ。

問題となったとなったところはここ↓

緑のチェーンをこの赤い部品に通して折り返すわけだが、なんとこの赤い部品に銀色のチェーンがカッチリ挟まってしまい、緑のチェーンを通すことができなかったのだ。

こうなると装着は不可能で、一度チェーンを取り外して、赤い部品に挟まった銀色のチェーンを抜く作業をせねばならない。

挟まったチェーンは異常に硬く挟まっており、手で引っ張って抜くことは不可能。

その辺に落ちていたテキトーな石でカンカン叩いたら簡単に抜くことができた。

 

今回の装着練習でこれらのことを経験できたのは有難い。

たまたまスムーズに装着できてしまっては今回の練習の意味は無いに等しいので。

実際の現場で装着となると、豪雪、吹雪、寒さ、場所の問題など、とても過酷な環境下での作業になる。

なので、どれだけササっと短時間で、なるべく一発でチェーンを装着できるかがとても重要になります。

もたもたすればするほど風邪をひく要因にもなりかねず、予定に間に合わないだけでなく、その苛立ちとストレスは他のトラブルやハプニングを呼ぶ負のスパイラルに陥りかねない。

現場でのチェーン装着未経験者にはなかなかハードル高い。

 

反対側のタイヤにもチェーンを巻いてみる。

もう一回外して、交互にもう一回装着の練習をする。

 

まあこれだけ練習すれば多分大丈夫だろう。

ただ、この状態で走ったことがないので、その後のことはかなり未知数だが。(汗)

できれば、チェーンは付けずに済みたいものだ。

 

このタイヤチェーンは安価で取り付け簡単なのがウリだが、裏を返せばそれだけチェーン自体の耐久性が疑問視される。

このチェーン、よーく見るとやはりどこか貧弱な感じがする。

細いし、強度もちょっとヤワそう。

と言っても僕自身、他のタイヤチェーンをまともに見たことはないが、みんなこういうもんなのかな?(汗)

 

この金属チェーン、万が一のための備えとしてはベターな買い物かもしれない。

場所もとらないし、軽いし、携帯チェーンとしては最も手軽な一品です。

ただ、常用できるほどのチェーン強度は無いかなと。

もしかしたら、場合によっては一回使っただけでちぎれてしまうかも?とすら思わせます。

アスファルトなんて少しの距離でもぶちっといきそうです。(汗)

こいつの使用シチュエーションはかなりナーバスになりそう。。。

 

ケチらず、ちゃんとした非金属チェーン買えばよかったかな???

豪雪地帯へ行くための備えアイテム

雪山、雪道への備えはタイヤチェーンだけでは不十分と考えます。

岐阜ぐらいだったらタイヤチェーンだけで問題ありませんが、今回は長野県の北の方なのでプラスαの備えを用意しました。

特に僕みたいな2WD車はスタックした時の事も考えておかねばならないかと。

 

ということでこれ。

ボロい毛布でもこいつの変わりになると思いますが、あいにく持っていないのでこいつを買いました。

所詮1000円程度だしまあいいかと。

 

そして雪を取り除くためのスコップ。

スコップは実際どこまで必要になるか全くの未知数なので、携帯性と軽さを重視したこいつにしました。

 

ルーフやガラスの雪を取り除くためのスノーブラシ

 

ガラスの凍結を取り除くスクレーパー

 

あとは防水防寒手袋というところかな。

これはワークマンかホームセンターで適当に安いやつを買えば済む。

 

以上、ケチケチ最低限アイテム特集でした。

タイヤチェーンおすすめ

豪雪地帯の雪道において、タイヤチェーンは命綱です。

命綱をケチると、後々痛い目を見るやもしれません。

今回、僕はケチって安価な金属チェーンで行きますが、正直このチェーンではかなり心細いです。

ただ、行き先が戸隠スキー場なので、道中は除雪作業車がそこそこ届いているであろうと予想してます。

2WD車とはいえ、おそらくスタッドレスタイヤだけで走破できるんじゃないかな~という目算ですが、甘いかな?

やはり現地に行かないと分からない。

ちょっとした賭けになりますが、どうか無事に行けますようにと願うのみ。

 

しかし、お金よりも安全第一!という賢明な方には、下記のタイヤチェーンをおすすめします。

僕の第1候補はこの布製のタイヤチェーンです。

え?布製~?と思う人は考え方が少し古いですよ。

最近の布製はかなり進化しており、JAFでもデフォルトになっています。

非金属チェーンに比べれば携帯性は良いし、何よりも装着がかなり容易なのが利点。

被せるだけだからね。

金属チェーン、非金属チェーンは付け方を間違えたり、雑なやり方をすると、脱着がすごく手こずる事になる。

下手すれば、タイヤを外さないとチェーンが外れない、なんて事態にもなり兼ねない。

その点、布製ならそんなことはまず無いし、ホイールも傷つけずに済みます。

欠点としては耐久性が低いところ。分厚いとはいえ所詮は布なので。

 

非金属チェーンならこいつが良い。

もうド定番ですね。バイアスロン。

品質、耐久性、装着性、評価、どれをとってもコイツに勝る非金属チェーンは無いでしょう。

難点は高価なこと。万が一の備えとして買うには高額かなと。

毎年必ず1回でも装着するならこれを買うべきと考えます。

アマゾンとかで、おそらく中華製であろう格安の非金属チェーンはたくさん出回ってますが、品質的にリスクが伴います。

当たりハズレが大きいので、ハズレを引いた場合、それこそタイヤを外さないとチェーンが外せない、なんて事態にもなりかねません。

まとめ

雪道への備えについて記載しました。

万が一のための備えと考えると、そのセーフティーゾーンをどこまで広げるか、その線引きはなかなかに難しい。

とどのつまり、どれだけお金をかけれるか、そして、ちゃんと使いこなせるか、になります。

僕みたいな庶民にとっては、ケチりと安全性のハザマで常に揺れ動いている状態です。(汗)

 

どんなタイヤチェーンを買ったとしても、装着練習は確実にしとくべきです。

持っているだけでは猫に小判。現場で活用できてナンボです。

取り付けれるとしてもどれだけ素早くこなせるかが重要なので、これを達成するためには練習しかありません。

 

まず使わないであろうただの保険的なチェーンであればこいつをオススメします。

 

もう少し安心感が欲しい or 1回は確実に出番があるかも、と思うならこいつ。

 

毎年確実に使うなら思うならこいつ。

 

1万円ぐらいの中華製チェーンを買うのはオススメしません。

まあもしかしたら、バッチリ正解を引く事ができるかもしれませんが、不正解を引いた時は安物買いの銭失いです。

ただのゴミと化すので処分にも困るし。

なので、初心者はいきなりネットで買うのではなく、オートバックスなどの店頭でスタッフと相談して買うのが最も確実でしょう。

 

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