車をぶつけられた②・修理しないで補償金を受け取る事にした5つの理由

ついに正念場。ヴィッツの補償金について相手の保険会社との交渉です。

僕のヴィッツは市場価値が低いため、交渉負けしたら補償金も低いままになってしまいます。

過失ゼロなのにそんなの冗談じゃありません。絶対にプラスに転じさせてみせる!という意気込み。

車を買い替えるのであれば、少しでも多くの補償金を搾取して購入費に充てなけば経済的にキツイ。

負けられない戦いがここにある!

前回→ 車をぶつけられた①・事故対応と保険会社連絡~俺のヴィッツどうなる?

補償金交渉せめぎ合い!補償金を受け取る事にした5つの理由

普段、たいていの事はLINEで済ませるためほとんど電話で会話をしないですが、事故の日以来、電話ばかりの日々です。

補償金交渉ともなると尚更で、さらに長電話になります。

何年振り?というぐらいの長電話となりました。

相手の保険会社(損保ジャパン)とのやりとり(第二回)

事故から2日後、損保ジャパンから電話がかかってきた。

が、僕は仕事で立て込んでいたため電話に出る事はできなかった。

 

LINEにも着信があったので、確認すると予想通り、ヴィッツの件についてのご相談との事。

この日は金曜日、しかももう20時をまわっていたので連絡をとりあうことはできず。

 

土日は保険屋は休みだから、月曜日に打ち合わせをすることになりました。

俺のヴィッツ修理 or 代替?交渉開始!

月曜日、損保ジャパンとの交渉が始まった。

 

予想外だったのは損保ジャパンの相手が女性だったこと。

絶対に年配のおっさんだと思ったがまさかの女性。

声だけしか判断できないが、話し方や声のトーンから察するとたぶん若い。

おそらく20代後半ぐらいかなと。

対応はとても丁寧で、明るいトークながらも頭脳明晰さは伝わる。

んが、相手が誰であろうと僕は自分の利益だけを考えて交渉します!(笑)

 

ヴィッツの価値と修理代金は下記の通りとの事。

  • ヴィッツの市場価値:25万円(レッドブックより)
  • ヴィッツの修理代金:55万円
  • 工期:約1ヵ月

なるほど、修理代金はカローラ名古屋のほぼ予想通り。

意外だったのは市場価値が25万円もあったこと。

・・・ほほう、あんな車でも25万円もつくのか。(笑)

 

市場価値より修理代金のほうが高額なため、損保ジャパンの女性は代替をすすめてきた。

うんうん、セオリー通りですね。

保険会社としては安上がりに抑えたいので、当然、55万円よりも25万円のほうを選びたいに決まっている。

 

しかし、強制力はありません。

持ち主である僕が断固として修理!を貫けば修理になります。

なので、選択権は僕にあります。

プライスレスな車ではないので、損得を天秤にかけた上で選択することになります。

 

向こうも鬼ではないようで、

損保ジャパン損保ジャパン

25万円で手を打ってくれという意味ではありません

との事。

・・・ほほう、思ったより良心的な会社だな。

悪どい保険会社ならピシャリと25万円!て、梃子でも動かないだろうに、損保ジャパンはこちらの気持ちにある程度寄り添ってくれるみたいだ。

 

僕の予想では、損保ジャパンの増額はせいぜい10万円と見た。

なので、向こうの腹積もりとしては補償額35万円を上限として話を進めたいはず。

損保ジャパンの女性は明るい性格で、とても印象の良い電話対応をしてくれているが交渉のプロ。

彼女が会社から受けている使命としては、増額10万円上限を武器に、より優位的に話を進め、泥沼化せず、友好的に早くカタを付けることのはず。

 

であれば、おそらく同情や泣き落としでも増額10万円は叶うと思われる。

んが!僕は10万以上を何が何でも引き出したい!(汗)

 

そうなると、損保ジャパンの女性が納得するような、相応の理由を持って増額交渉に臨まねばならない。

僕

25万円は車体価格のみですよね?

あの車についていたナビ、ETC、ドラレコ、スピーカー、アルミホイールは社外品で別途買い揃えたものです


僕

夏タイヤにいたっては買ってまだ1年ちょいしか経ってないし、別途保管してあるスタッドレスタイヤ4本も今回の事故で全てパアになる

僕

よって、車体以外にも20万円以上かかっている(45万円希望)

損保ジャパン損保ジャパン

しかし、20万円を上乗せすることは難しいです

 

という問答となりました。

車体価値25万円+付属品20万円=45万円の補償金

これは確かに僕の理想ではありますが、何年も使い古したオプション品に20万円の価値などあるわけがないのは分かっています。

  • それらオプション品は購入して5年経過している
  • 夏タイヤは1年ちょいしか履いてないが、年間走行距離18000kmを走る僕からしたらすでに寿命は半分近い
  • スタッドレスタイヤにいたっては、実は既に5年以上経過しているので逆に処分費がかかるぐらいだ。(笑)

ということもあり、20万円も増額を要求するのは少し気がひける。

まあどのみち、その辺は言わなくても見抜かれているだろうけど。(笑)

が、向こうは加害者側の保険会社という事も有り、穏便に済ませたい気持ちも強いせいかそれは口に出さない。

 

こちらも他に増額を豪語できる材料はない。

 

これでだいたいお互いの上限額が見えてきました。

さて、どうしようかな。。。

修理しないで補償金を受け取りたい5つの理由

ヴィッツの修理は鼻から考えていない

これが僕の本心です。

 

ぶっちゃけ、市場価値25万円でも手放す気マンマンでした。

もちろんこの事は損保ジャパンにも、家族にすら言ってません。

車をぶつけられた時点で腹に決めていました。

ヴィッツを手放したい5つの理由
  1. 年式も9年前、走行距離数10万キロ近い車を直して売ったところで、事故歴が付く分、もはや二束三文にすらならない
  2. 走行距離15万キロを寿命とした場合、年間走行距離18000kmの僕からしたらあと2~3年の寿命。そのとき車を頭金無しで買い替えるか?今ここで25万円貰ってそれを頭金にして買い替えるか?正直なところどっちもどっちである
  3. 仮に直して乗ったとしても、今回の損傷が何かしらの不具合原因になるかも?長く乗るほどにどんな不具合が起こるか分かったものではないし、こうなった以上、長持ちすら怪しい
  4. 実はバッテリー、ブーツ類などの傷みが指摘されていたので、8カ月後の車検でその辺の代金も嵩むことが気になっていた。10万キロオーバーの車は常に車検代が嵩むのが悩みどころだった
  5. 実はこのヴィッツ、年に2回ほど信号待ちなどで突然エンストする事象が起きており、メカニックにも解明できない問題のためちょっと心配だった

エンストは気になりますが、所詮、年2回程度なので、基本的には元気に走る車であることは間違いありません。

ただ、今回の件で事故車扱いとなった以上、その目算は立たなくなりました。

 

以上の事から、逆に修理のほうが困るのである。

とはいえ、補償金はなるべく多く引き出したい。

そんなせめぎ合いです。(汗)

補償金交渉!折衝せめぎ合い

損保ジャパンの女性との交渉は膠着状態となった。

僕

45万円で

損保ジャパン損保ジャパン

35万円で

といっても正直なところ、この展開の終着点は見えてきてます。

おそらくこの間をとって40万円で終わるかなと。。。

しかし相手もプロ。35万円より上の額は言わない。

やはり増額10万円が上限のようだ。

 

そこで一つふっかけてみた。

僕

ヴィッツの修理費は55万円だとしても、御社はそれだけでは済まないはずです

なぜなら今僕が乗っているレンタカー代は御社の支払いだからです

僕

ヴィッツの修理期間はだいたい1ヵ月と聞いています。

要するに30日分、御社はレンタカー代を払わねばならない

僕

このレンタカー代、1日4千円と伺ってます

30日間で12万円かかる計算です

ということは、修理費+レンタカー代で合計67万円は最低限かかることになります

この先ゴールデンウィークも控えているので、実際はもっと嵩むはずです。

だいたい70万円ぐらいになるのでは?

僕

御社の出費70万円のところ45万円で済むのであれば、そんなに悪い話ではないと思いますが?

 

さあどうだ?

 

損保ジャパン損保ジャパン

うーん

損保ジャパンの女性は明るく振る舞うも、やはり35万円のラインは譲れない模様。

しかし、ちょっとは効果あったかも?

ここでズバッと言わせてもらう。

僕

どうにか40万円でお願いします!

 

どうだ?

今まで45万円を主張してきての40万円発言。(笑)

 

損保ジャパンの女性は少し悩んで

損保ジャパン損保ジャパン

40万円で承知しました。

ただし、レンタカーの引き上げを6日後の日曜までにしていただきたいです。

 

そうきたか。

全く予想しなかったわけではないが、うーむ、6日後とはシビアだな。。。

 

レンタカーが無くなると僕は通勤ができないので、これはかなりの死活問題である。

当然、今から6日間で次の車を入手する事は不可能である。

 

今から中古車を探すにしても、車が手元にくるまでなんだかんだと30日ぐらいはかかるはず。

ということは、24日分、自腹でレンタカー代を払う事になる。

合計96000円の出費。

これでは補償金5万円つり上げに成功しても、僕の懐は大きくマイナスだ。(汗)

 

うぬぬぬぬ、なかなか地味に上手い駆け引きをしてくるなー。

さすがプロ。

 

しゃあない、ここはやはりアレが使えるかどうかがカギだ。

そのために一度、ソニー損保に確認をとらねばならない。

ソニー損保の「レンタカー特約」を!

補償金交渉難航・ソニー損保がカギに

僕の加入しているソニー損保の保険には「レンタカー特約」を付けています。

1日5千円までのレンタカー代が出る保障に入っている。

 

ただしこの特約、今回の事故内容で使えるかどうか分からない。

使えるのであれば、レンタカー代の支払いを損保ジャパンからソニー損保に変更できるので僕の懐は痛まない。

使えない場合、補償金40万円は諦めて35万円で妥協するしかない。

 

しかしこの「レンタカー特約」、仮に使えるとしても、使う事で保険等級が下がるのであれば使えない。

その辺をソニー損保からはっきり訊かねばいかん。

 

僕

すいませんが、少し時間がほしいです。

今日中に折り返し回答を連絡します。

損保ジャパン損保ジャパン

承知しました。

ご検討よろしくお願いします。

 

と、いったん交渉は中断。

僕はすぐさま、昨日電話したソニー損保の担当者に訊いた。

  • レンタカー特約は使えるか?→ 使える(30日間まで)
  • それを使ったら保険等級は下がるか?→ 下がらない

おし!完璧だ!

この特約に入ってて良かった~。

 

ソニー損保に現状を伝え、レンタカー特約を使う了承を得た。

補償金交渉成立・ヴィッツはどうすれば?

再び損保ジャパンに電話。

 

僕

40万円でお願いします。

今度の日曜日にレンタカー代の支払いはソニー損保に切り替えます。

損保ジャパン損保ジャパン

承知しました。

有難うございました。

 

向こうのホッとした感じが伝わる。

お互いにwinwinというところでしょうか?

否、僕としては45万円に届かなかったので合格とは言い難い。

 

僕

カローラ名古屋に置いてあるヴィッツはどうすれば良いですか?

損保ジャパン損保ジャパン

ヴィッツの中の荷物を引き上げていただいた後、こちらにお電話ください。

その後、業者が車を引き取りに伺います。

カローラ名古屋様への連絡もこちらで致します。

 

ヴィッツの中にはまだ少し荷物が残っているので、それらを撤去しに行かねばならない。

んが、それはちょっと後回しです。

先にしなければならないのは、そう!車の調達。

 

ヴィッツが廃車と決まった今、次の車を買わねばならない。

もちろん中古車狙いですが、猶予が今から36日間しかない中で、運よく気にいった車をゲットできるだろうか?

今から36日を過ぎるとレンタカー代は自腹を切らねばならない。急がねば!

 

カローラ名古屋も損保ジャパンも、ヴィッツの撤去は別にいつでも良いという感じなので、一段落するまでそのままにさせてもらう。

本当に忙しくなるのはここからです。

腰と膝が痛いので通院を希望

車のお金の件は片付いたが、もう一つ別の問題が浮上していた。

腰と膝が痛いのだ。

おそらく事故の後遺症。

 

5日前の事故の後は身体に異変はなくピンピンしていた。

が、その2日後の金曜日。夕方ぐらいから腰と膝の調子が悪くなってきた。

鈍い痛みが地味~に続くのだ。

もちろんその間、何の運動もしていないし、捻った覚えもない。

思い当たるのはあの事故の衝撃ぐらいだ。

なので、本当は金曜日に、損保ジャパンに通院の旨を言いたかったのだが、連絡できず今日を迎えてしまった。

 

僕

今日の仕事帰りに通院したい

できれば馴染みの接骨院を希望したい

損保ジャパン損保ジャパン

承知しました

しかし、一回目の通院は接骨院ではなく整形外科でお願いします

損保ジャパン損保ジャパン

整形外科の先生の診断次第ですが、許可が得られれば、その後は接骨院に通うことが可能です。

整形外科の通院先と連絡先を事前にご連絡ください

損保ジャパン損保ジャパン

その後は、通院に関しては私ではなく、新たな担当者がつくことになります

すぐにご連絡させます

 

事故に関係する通院なので、支払いは当然、損保ジャパンになる。

通院先と連絡先を損保ジャパンに伝えておけば、あとは勝手に病院と連携をとってくれるので、僕は手ぶらで病院へ行って1円も払わずに帰ってこれるのだ。

 

とはいえ、やはり通院は面倒。

本当はタダでも行きたくない。

が、痛みを放置することもできない。

 

ヤレヤレ、事故って本当に面倒だ。

車をぶつけられた②・まとめ

交渉の結果、ヴィッツは40万円と引き換えに廃車にすることに。

お金の交渉って難しい。

僕がその筋のプロならさらに高額をゲットできたかもしれません。

 

まあなんにせよ、ようやくこれで折り合いがつきました。

あとは車を探してヴィッツの廃車処理をするだけ。

だけといっても結構な労力ですが、問題は時間との戦い。

 

本来であれば、車探しは楽しいもののはず。

じっくり探して、あーでもないこーでもないと悩んでいる間が一番楽しかったりします。

が!今回はタイムリミット制。猶予は36日間しかない。

平日はネットで車を物色し、土日に現車を見に行くというサイクルになります。

 

ま、普通に考えれば36日も猶予があれば車の調達は可能でしょうが、その日数を最初から定められていると焦ります。(汗)

時間かけてのんびり選びたかったな。

 

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