ランニング後、突如、左膝の痛みに襲われたワタクシ。
整形外科、接骨院と渡り歩いて、それなりに安心した診断をいただけたが疑いは晴れず。
痛みはほんの少しずつ小さくなっていき、日常生活に支障ないレベルまで回復した。
だが、階段を降りる時と左膝をねじる動作は相変わらず痛みが走る。
このねじり動作に痛みが走るせいで、少林寺拳法の修練にノッていけないのである。
ああ、困った。
前回
→ 左膝の痛み戦記① 半月板損傷?ただの炎症?ランニングの危機!
回復しきらないこの膝に失望感を持ちながらも、行き着けの接骨院へ治療を受けにいきます。
前回の診察の際、しばらく定期的に治療に来てくださいとの事だったので。
治療といっても、電気を流した後、院長の足モミモミ施術を受けるぐらいです。
しかし、不思議なことにそれを受けると、だいぶ調子が良くなります。
魔法のように。
左膝に気をとられすぎて・・・
【2018.11.26(月)】右膝まで痛み
左膝の痛みが消えたと思いきや、今朝になって右膝が痛くなってきた。(汗)
今度は右かよ!
なぜ??訳が分からん。
しかし、左膝とちょっと痛み方が違う。
位置的には膝に近いが、内側真横である。
不安材料がまた一つ増えた。
会社の階段を降りる時に、突如ズキッ!としてガクッと力が抜けて右膝が落ちる。
常にではなく、不意打ちに襲ってくるから予測がつかない。
階段を降りる時は手すりがないと不安な状態。
昼過ぎからその痛みが顕著に出てきて、普通に歩いていても痛みが伴う。
今日は少林寺拳法の修練日だが、休みをとって再び接骨院に行くことに。
院長の診察では半月板とは関係ない。ただの筋肉の炎症との事。
なぜ右膝が?
あ、まさか、一昨日のボーリングのせいか・・・?(汗)
左膝にサポーターを付けてやったものの、やはり、かばいながらなので右に変な重心をかけてたかもしれない。(そもそもボーリングするなよ)
左膝はボーリング中もその後も、特に痛いということはなかった。
ボーリングは足の動きが直線的だし、ずいぶん気を使ったからであろう。
半月板損傷じゃなかったかも♪
という希望的観測がちょっと現実味をおびてきて嬉しくなった。
【2018.11.28(水)】今日は修練
昨日まで痛かった右足はウソみたいに治った。
左膝も良好状態が続いている。
普段は左膝をねじるような動きを避けているが、もしかしたらもう大丈夫かもしれない、という期待が込み上げてくる。
そして夜、少林寺拳法の修練に参加。
一応、サポーターをして控えめに動く。
おお?なんか大丈夫そうじゃん?
探り探り、少しずつねじれ動作を強くしてみる。
うぐっ!
・・・痛い。(涙)
やはり、そう都合よくいかんわなー。
しかし、前回よりも少しはねじれるようになったかも。
ほんのちょっとの変化で一喜一憂する毎日。
さすがに煩わしくなってきた。
ホントいつまで続くのか。。。
右膝は何ともない。
こっちは完治したと言ってよかろう。
【2018.11.29(木)】調子悪い
今日はなんだか調子悪い。
やはり、少林寺拳法の修練をした翌日は、症状が少し悪くなるようだ。
まあ、大した悪化ではないが、見えない出口にがっかりです。
しかも、風邪気味である。
昨夜から少し怪しさが漂っていたが、一歩一歩、悪化してる気がする。
ウチのボウズらの風邪がついにうつってしまったか。
一緒に暮らしていると、どうしても避けられない一つが風邪の家庭内伝染。
体調管理しやすい1人暮らしが羨ましい。
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ま、それはともかく、
左膝の故障をきっかけに運動不足気味な生活になったせいで、体力も落ちてきたと思われる。
よって、病原菌への抵抗力も下がり、風邪もうつりやすい。
これは非常に良くないスパイラルです。
唯一できる運動はスピンバイク。
やろうと思えばできるが、完全に運動をストップすることで、どこまで左膝が回復するのか試している最中だった。
しかし、どうやらそれが裏目に出てしまったようだ。
結局、左膝はある程度回復しつつあるも、これ以上の回復が見えてこない。
風邪までひき始めてしまい、完全に風邪となったらスピンバイクすらできない。
今後、どういう計画でいくべきか。。。
とりあえず、会社の健康診断が近いので風邪はマズい。
今は左膝よりも、風邪気味を治すか、悪化させない事に重点を置くしかない。
左膝の痛みの正体
【2018.12.7(金)】MRI、レントゲン診察
MRIを撮る
本日、会社は年休をとってます。
なぜなら、今日はMRI検査の日だからです。
実は、一週間前に名古屋で有名な整形外科に診てもらい、ついでにMRIを予約していたのだ。
この整形外科病院はとても規模が大きく、当然、MRIも完備しています。
手術の経験も豊富で、プロのスポーツ選手もご用達の病院です。
僕も昔、腰椎椎間板ヘルニアをやった時、この病院にはとてもお世話になりました。
あれ以来だから8年振りか。早いもんだ。
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一週間前、ここの先生の診立てでは、半月板の損傷ではないだろうと言われた。
これは今までの先生達と同じ意見。
その上で、もし不安ならMRIを受けますか?と仰ってくれたので、その場で予約をとりました。
そして今日、待望のMRI検査の日。
検査後、レントゲンも撮ります。その後で、医師の診察を受けます。
朝8:45に受付を済ませ、検査着に着替えてMRIの寝台に仰向けで寝る。
左膝だけを撮るのでそこだけを固定。
MRIは被写体の動きに弱いので、終わるまで微動だにしてはいけないのだ。
ここで少し不安。
僕は今、蓄膿症の影響で、仰向けに寝ると咳が出やすい。
咳が出るとその反動で足まで少し動くかも。。。
だいぶ咳は治まってきたが、まだ確実に咳は出る。
左膝だけなので、そんなに時間はかからないだろうと踏んだ。
一通りの説明を受け、万が一の時に備えて非常ブザーを持たされた。
MRI撮影が始まった。
MRIは、悪性リンパ腫、腰椎ヘルニアと続き、これで3回目。
相変わらずうるさい音を奏でる機械だ。
カンカンカンカン、ゴンゴンゴンゴン、ビービービービー・・・・。
何年経ってもこの訳の分からん音は変わらんね。
20分経過したところで少々、咳がしたくなってきた。
が、まだ我慢できる範囲。
30分経過する際に我慢の限界が近づいてきた。
すごく咳がしたい、が、もうすぐ終わるはずだ。もうちょい我慢。(汗)
・・・しまった、ちゃんと終了時間を聞いておけばよかった。
そして、もうダメだ!っと非常ブザーを押す寸前、
プシュー!(目の前のドームが開ける)
終了です、というアナウンスを聞くと同時に、
ゴホゴホッ、ゴホ!
と、遠慮なく咳き込んだ。
ふう、ギリ、セーフだぜ。(笑)
レントゲンを撮る
MRIが終わった後はレントゲン検査である。
レントゲンなんか楽勝だと思ったが、レントゲンの撮り方が細かかったので驚いた。
- 仰向けの状態で左膝を立てて、僕の足元側から撮影
- 立った状態で膝を軽く曲げた状態で横と前から撮影
- 左足全体を撮るために、真っ直ぐ立って仁王立ちした状態で撮影
街医者では2枚ぐらいしか撮らないが、ここでは4枚撮った。
その分、死角が無くなるから、こちらとしては有りがたい。
レントゲンにこんなに時間を取られたのは初めてである。
診察結果(レントゲン編)
診察してくれる先生はこの間の先生とは異なる。
今回は膝に特化した専門医です。
まずはレントゲンの結果。
前回は写真を撮るのを忘れてましたが、今回はちゃんと写真に収めてきました。
2画面表示されています。左が正面、右が横から撮った映像。
特に骨に異常は見当たらないとの事。
あれ?
以前、近所の整形外科で撮ったレントゲンはこんな状態だったはず↓
それが今回はこのとおり↓
隙間はほぼ均等じゃん。
ま、厳密に見れば内側の方がやや狭いとは思うが、許容範囲内では?
何にせよ、前回のレントゲンよりは明らかに隙間が広い。
レントゲンの撮り方の問題なのか、隙間が広がったのか?
どちらにせよ、特に問題なしとの事なので、まあいいか。(汗)
こちらは上からのレントゲン。別に問題なし。
左足全体のレントゲン。
足の付け根と足首の真ん中を結んだ直線が膝の中心を通っていれば正常、と言っていた気がする。(うろ覚えですが・・・違ってたらごめんなさい)
とにかく僕の足は正常らしい。O脚やX脚ではないとの事。
診察結果(MRI編)
念願のMRI画像です。
これで全ての謎が分かる。
左の画像がMRI。(右の画像は参考のためのレントゲン画像)
膝蓋骨の内側にアザみたいなものが映っている。
おそらく炎症のツメ痕。
レントゲンではもちろん映らないものだ。
下から見るとこの位置。
おそらく、これが一番の原因だと思われるとの事。
ある特定の動作をすると、このアザと干渉し痛みが発生する。
なるほどー。さすがMRIだ。
このアザの位置、接骨院の院長の推察通りだ。
すごいな、あの院長。MRIと同じ眼力を持っているのか?(汗)
・・・先生いわく、このアザは治らないとの事。
え!?
ちょっと先生、さらっとショックな事、言わないでくださいよ。(汗)
正確に言うと、これは軟骨の擦り減りから発症した炎症。
炎症はいずれ治まり痛みも消える。だが、軟骨は自然治癒しないという意味。
この炎症の痕であるアザも消えないであろうとの事。
リハビリを受けて、痛くならない筋力を付けてくださいとの事。
・・・整形外科病院としてはそういう流れだわな。
リハビリと経過次第ではランニングも可能らしい。
ちなみに、僕が不安視していた半月板は、若干薄くはなっているが損傷は見られなかった。
じん帯もいたって健全であるとの事。
結論的には、全体的に歳相応に健全な状態との事でした。
まとめ
MRIをやって良かったの一言です。
お金も時間も手間もかかりますが、ずっと疑問を持ちながら過ごすよりは良いかと。
MRIをしなければ、必要以上に半月板を気にする生活だったでしょう。
今回のMRI、レントゲン、診察代、計7000円の出費となりましたが、それでいろんなストレスを減らすことができたと思えば安い買い物です。
半月板に問題が無いのは良かったですが、微妙な気持ちでもあります。
半月板であれば、手術をすれば元通りの生活ができるかもしれない、と思えば気が楽な部分もあった。
が、今回は手術どうこうの話ではなく、現状のまま、リハビリや普段の生活の中でコツコツと痛みを消す努力をせねばならない。
それで本当に痛みが無くなるかどうかはまだ怪しい。(汗)
しかし、一つ確実な事が言える。
原因がはっきり分かって気持ち的にすっきりしたからか、痛いと思う回数が減った気がしました。
これは僕にとって嬉しい誤算です。
今度、この病院のリハビリを受けに行きますが、それで更なる回復のきっかけになってほしい。
いろいろと勉強をさせられた経験でした。
半月板やじん帯、軟骨の事をよく知る機会になりました。
仮に痛みがなくなって、ランニングができるようになったとしても、半月板を意識して走ると思います。
今回の件が無ければ、無知ゆえにどんどん負荷を上げた挙句、大きな故障を招いて、時すでに遅しな体になっているかもしれません。
ランニングはハマりやすいゆえに、自分をセーブするのも難しい。
今回の経験と知識、リスクを肝に銘じて、自分をセーブすることが前より容易な気がします。
これが末永くスポーツを楽しみ健康を維持する究極の手段ではないでしょうか。
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