僕は車通勤をしており、毎日往復2時間15分ぐらい運転しています。
この、ただただ運転しているだけの時間。
この退屈で無駄な時間をどう有意義に過ごすかを追求しました。
結果、家で録り溜めたドラマをDVD化して通勤中にナビで観る、というのが安全かつ効率的であることは以前に述べました。
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今回はナビでDVDを再生するのではなく、MP4をタブレットで視聴する方法です。
まあ、
車内にタブレットを設置するのは昨今、一般的ですが、これが思いのほか快適だったため記事にすることにしました。
タブレットホルダーの選定、設置、視聴レビューです。
車内タブレット設置!ナビ再生よりも見やすく安全で快適な長距離通勤を実現
なぜタブレットなのか?
このコロナ騒動が発端です。
このせいで新ドラマの放送はことごとく止まったため、車内で観るドラマが無くなってしまいました。(汗)
当然、DVDを作る必要も無くなりました。
通勤往復2時間15分。
退屈な長時間運転に逆戻りです。
そこで、作り溜めた映画やアニメなどのMP4を観ることを考えたが、ふと妙案が頭よぎる。
MP4の再生なら別にナビじゃなくても。。。
もちろん、ナビでもMP4を再生することは容易いが、この際、タブレットで再生、視聴してみようかなと。
実は、前々からナビの位置がもうちょっと運転席側にあれば良いのに、と思っていました。
僕は130系ヴィッツに乗ってますが、この車のナビ位置は運転席からすると見やすい位置とはちょっと言い難い。微妙に遠いと感じる。
その分、安全運転のための視線移動も大きくなるという事です。
ま、ほんの僅かの差の事なんですが、モニター画面は1cmでも運転視線に近いほうが有利です。
といっても、このビルトインのナビではどうにもなりません。
しかし、タブレットであれば自分の都合の良い位置に設置できる。
再生メディアがDVDならナビでしか再生できないが、MP4であればタブレットでも良い。
というわけで、タブレットの設置に至ったわけです。
タブレットの理想位置とホルダー探し
まずはタブレットをどの辺に設置するのが理想なのかを検討する。
普段の運転視界。
ナビは運転視線よりも左下に位置しているので、その視線移動のふり幅は少し大きめである。
視線移動のふり幅が極小でおさまる理想のモニター位置はここ。
この位置であれば運転視界への視線移動はほんの少し、いや、ほとんど無い気がする。
あそこに設置可能なタブレットホルダーを探します。
しかし、それが一番の難関だったりします。
この車のダッシュボード形状はとてもやりにくい。
ダッシュボードの上ならホルダーは付けやすいが、その位置にタブレットを立てると運転視界の妨げになる。
その下の段の取り付けとなると、ご覧の通り、取り付け面が狭過ぎるし平面もあまり無い。
どう考えてもホルダーを貼り付けるような場所でもないし、収まるスペースでもない。
以上の条件をうまくクリアしたホルダーを探さねばならないが、本当にそんな都合の良いものがあるのだろうか?
とりあえずアマゾンで物色。
まずは候補に挙がったのがこの2つ。
ダッシュボード上に付けて、アームを前のめりに首を垂らし、エアコン吹き出し口を遮るようにタブレットを設置するという構想。
懸念点はタブレットの重みと揺れで、いずれ本体の吸盤が剥がれてしまいそうなこと。
アームが長い分、テコの原理から本体をひっぺがそうとする力も大きい気がした。
この方法で設置するならタブレット側に支えが必要となる。
が、良いアイデアが浮かばないのでボツ。
その次に出た案がこれ。
ドリンクホルダーに設置するタイプ。
これは名案だと思ったが、アームの長さが足りない。
これは車によりけりだと思うが、少なくともヴィッツで僕の理想の高さにタブレットを設置できないのでボツ。
次に出た案がこれ。
根元をフロントガラスに貼付し、さらに小さいベースを支えにして安定性を保つタイプのホルダー。
これだ!という直感が走った。
んが残念。フロントガラスまで届かねー。(汗)
ヴィッツのフロントガラスとダッシュボードは距離があるため、無理やりこれを実行しようとすると、結局、ダッシュボード上にタブレットがくることになる。
本末転倒である。
というわけでボツ。
以上、空想上ではあるが全てボツ。
もしかしたら、実際に付けてみたら予想外にうまくかもしれませんが、まだまだ博打率が高いので買う気になれません。。。
ホルダー決定!
全てのホルダーをアマゾンで物色した、と言っても過言ではありません。
ハンパなく探しました。
が、どれもダメな気がしてならない。。。
時間だけが過ぎていった。
しかし突然、ピンときた。
これ、逆に付けたらどうだろうか?と。
要するに、根元の吸盤をフロントガラスではなく、ダッシュボードの上に貼り付ける。
小さいベースは一段下がったあの狭い隙間に貼り付ける。
それなら取り付けは可能なイメージである。
このホルダーの良いところは自由に形状を変えれるフレキシブルホースであるが、構造的にも利点がある。
- 小さいベースを経由することで根元の吸盤にかかる負荷を軽減している
- 小さいベースの負荷は根元の吸盤によって支えられている。
お互いに負荷を打ち消しあった単純かつ合理的な構造なのである。
僕が求める安定性のイメージにピッタリである。
あくまでイメージなので実際はどうなるか分からないが、博打の中にも勝算が見えてきたので買うことにした。
取り付けてみた
じゃじゃーん。
僕の理想のタブレット位置を叶える唯一無二のホルダーとその取り付け方です。
ちょっと歪(いびつ)にも見える取り付け方ですが、安定性を確保するにはこの方法しかありません。
その安定性をさらに強固にするアイテムが吸盤の下の青い補助板。
こいつをかませておくと吸盤の貼り付け力がグッと増すのだ。
小さいベースは両面テープで貼り付け。
ちょうどこの狭い間にジャストフィットした。
では、タブレットを装着してみる。
タブレットはKindle Fire HD8(第7世代)
2年以上前に買ったものですが、価格の割に使い道が広いのでかなり重宝しています。
・・・最近は長男が私物化していますが。(汗)
最近、マイナーチェンジ?発売されたKindle Fire HD8はアレクサ機能も付いてるとの事。
CPUも強化されてかなり高速な動きにも対応しているみたい。
本気で買おうかと思ったがカミさんに、2台も要らん、と一蹴され儚く散った。。。
さて、タブレットを取り付けてみました。
良い!非常に良い感じです。すばらしく観やすい理想の位置です!
ナビの操作も問題なくできるし、DVD出し入れ時のパネルオープンも干渉なし。
タブレットを観ながらナビの道案内も見ることができます。(タブレットでやや隠れますが)
もちろん、タブレットはどの方向にも回転できます。
よって、画面アングルの微調整は自由自在です。
肝心の安定性は実際に走らせてみないと何とも言えませんが、現状の貼り付け具合から見て問題がおきるような気配はありません。
実践投入!
さあ、タブレット視聴の初陣です。
実際に運転通勤しながら、その利便性の良さ、操作性、安定性も含めて検証します。
とっても良い感じです!
運転視界も良好。タブレットによる死角は発生していません。
ナビは少々隠れるけどこれぐらいならどうってことなし。
そもそもナビの道案内を使うこと自体、滅多に無いので。
タブレットはナビより1インチ大きいので画面サイズのアップ感は倍増。
楽しさも倍増です。
日中の画面の映り込みも解消
朝の通勤時は周囲が明るくて画面が非常に見難い。
原則、画面は太陽光の明るさに弱い。
そのため画面は薄くなり、何が表示されているのかよく見えない傾向にあります。
さらに、画面にいろんなものが映り込む。
例えば僕の車の場合だと、車のシートや僕が着ているシャツなどが映り込む。
こうなると肝心の動画も何が表示されているのかよく見えません。
特に動画の内容が暗いシーン、黒色ばかりのシーンではほとんど何も見えません。
迫力あるBGMや緊迫した声など凄く気になるシーン。
しかし画面は何も見えないので「?」です。(汗)
この画面の薄さと映り込みを減らす方法はひとつ。
画面のアングル(角度)を変える
それぐらいしか方法ありません。
タブレットのアングルをかなり上に向けてやると見やすくなります。
しかし、ただ上に向けるだけではなく、微調整を踏まえながら模索してドンピシャを見つけます。
こんな微妙な芸当ができるのはタブレットホルダーならではです。
ナビでもパネルアングルを上向きに変えれますが、プリセットされたアングルしか動かせないので微調整はできません。しかも2次元的にしか動かせないのでダメです。
そもそも、ナビの位置自体があまりよろしくないので、どのアングルでも効果なし。
しかし、このタブレットホルダーなら360度自由自在に微調整可能なので、映り込みのない最適なアングルにするのは簡単です。
タブレットならどんな時間帯でも綺麗に動画を観ることができます。
安定性、安全性
最も大事なのは安全面です。
どんなに快適になっても事故ったら元も子もありません。
今回の車内タブレット視聴において、考えうるリスクはこんな感じかと。
- 画面と前方景色との視線移動
- タブレット操作によるリスク
- タブレットが落ちないか
- タブレットの保管
リスク1)画面と前方景色との視線移動
これはもう立証済みです。
画面位置は前方景色との延長線上に近いので視線移動は極小で済み、僅かな異変も視界に入りやすい状態です。
リスク2)タブレット操作によるリスク
例えば本編だけを観たい場合、オープニングは早送り、エンディングはスキップしたい。
そういう時は画面に直接タッチして操作する必要があります。
これは想像していたよりリスキーでした。
なにぶん運転中に行う操作なので、どうしても手元がぎこちなくなります。
タブレットの操作は指使いに繊細さが必要だったことを知りました。
運転中でなければタブレットの操作なんぞ何の不具合も感じません。
シャシャッとできます。
運転しながらだと操作の難易度は格段に上がります。
意識は前方、左手以外は運転操作、しかも揺れながらです。
意外と難しかったです。
難しい操作は早送り(10秒スキップ)です。
何回も押さねばならないので、そこに意識が偏り気味になります。
なので、これは信号待ちなど安全性が高い場合のみとしました。
基本、少々煩わしくても、都度、オープニングから見ています。
リスク3)タブレットが落ちないか
タブレットホルダーの吸盤や両面テープが外れてガタっと落ちないか?
このリスクは今のところ皆無です。
ビタッと強力にくっついているので外れる気配はありません。
ただ、油断は禁物なので、その貼り付け具合は時々チェックする必要はありそうです。
リスク4)タブレットの保管
これは運転に関係ない別の意味のリスクになります。
コンビニやスーパー、病院など、いろんな所に立ち寄ることは多々あります。
その時、駐車場にタブレットを付けたまま留守にするのは盗難リスクに繋がります。
5分ぐらいの留守でも僕はちょっと心配になります。
僕は過去、2度もカーオーディオを盗難されているのでちょっとナーバスなんです。(汗)
ケースバイケースでタオルをかけて隠しておいたり、面倒でもタブレットを外して見えないところに隠すなどしています。
会社に着いてからはタブレットは絶対に外して後部座席の足元に置いてます。
会社の駐車場においては盗難リスクはゼロですが、車内の高温多湿にタブレットが故障するリスクがあるからです。
特に真夏の炎天下の締め切った車内温度は60度以上にもなるといいます。
少しでも高温を防ぐため窓を少し開けてサンシェードをし、車内で比較的気温が低い後部座席の足元に置いておくことがベターだと思いました。
まとめ
タブレット設置の難易度は車のダッシュボード形状に大きく左右されます。
また、自分にこだわりがあれば尚更です。
僕の場合は正にそうでしたが、達成感もまた大きいことを知りました。
タブレット視聴通勤が可能になったことによって、動画が非常に観やすくなりました。
同時に安全面も向上しました。
最近は専らアニメばかり観ています。
僕はドラマや映画だけでなく、アニメも割と好きなタチです。
昔のアニメを久しぶりに観たいと思った時には、この長距離通勤移動中に観るのが一番効率的です。
昔のアニメの類を家でじっくり腰を据えて観ようという気にはならないので。(笑)
なんにせよ、何十話とあるシリーズものでも、毎日往復2時間15分という通勤時間に充てればなんて事はありません。
あっという間に観終わってしまいます。
昨今、動画配信サービスが熱い時代なので、わざわざレンタル屋でDVDを借りる手間は要らなくなりました。
昔のアニメだけでなく最近のドラマや映画でも、家に居ながらmp4にすることは容易です。
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これにより、通勤中に観る動画は無限大に広がりました。
僕の動画視聴の流れはこうです。
- 動画配信サービスの動画をAudialsで録画、mp4作る
- mp4をSDカードに入れる
- 通勤中タブレットで視聴する
PC、Audials、SDカード、タブレット、これらは揃っているので、この先、半永久的にタダでこの流れを回せます。
ようやく究極の形になったかな、という感じです。
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