内臓脂肪レベルを9以下に!体重計でBMIを計算しよう

内臓脂肪が気になってませんか?

特に40歳を過ぎるとお腹まわりが気になりはじめます。

若い頃と違って脂肪がつきやすい身体です。

 

それはメタボリックシンドロームという肥満症の一つとなって現れます。

ウェストが85cm以上ある人はその対象です。(男性の場合)

 

放っておくと様々な生活習慣病を患うことになるかもしれません。

 

一度患うと元通りになるのはかなり厳しいです。

そうならないためにも、まずは正しい知識を得ることが大切です。

内臓脂肪とは!まずは体重計に乗ろう!数値を下げて体質年齢を若く!

内臓脂肪レベルを9以下に!体重計でBMIを計算しよう

内臓脂肪とは?皮下脂肪との違い

内臓脂肪とは読んで字のごとく、内蔵のまわりについた脂肪のことです。

 

内臓に脂肪がつく原因は、食べ物から摂取した栄養が過剰なため、体内で消費しきれないからです。

消費しきれない栄養分が脂肪となります。

要するに、運動不足や食べすぎが原因です。

 

脂肪には内臓脂肪の他に、皮下脂肪もあります。

皮下脂肪とはこれも読んで字のごとく、皮下(皮膚と筋肉の間)につく脂肪のことです。

代表的な部位は、下腹部、腰まわり、おしりなどです。

 

内臓脂肪と皮下脂肪を総称して体脂肪といいます。

 

皮下脂肪は主に女性につきやすい脂肪で、やわらかいので手で直接つまむことができます。

健康リスクはそこまで高くありませんが、この脂肪は蓄積されると落としにくいのが難点です。

このことから皮下脂肪は定期預金型と言われています。

 

内臓脂肪は主に男性につきやすく、臓器のまわりについた脂肪なので手でつまむことができません。

この脂肪も溜まりやすいですが、皮下脂肪と違って落としやすいのがメリット。

こちらは普通預金型と言われています。

内臓脂肪蓄積され続けると、脂肪は行き場を求めて皮下脂肪へと追加されます。

内臓脂肪自体は放っておくと健康リスクを生じます。。

 

その危険を知らせる警鐘がメタボリックシンドロームです。

内臓脂肪の健康リスクは年齢に比例する

内臓脂肪が溜まることによるリスクの順序はこちら。

  1. 内臓脂肪が溜まる
  2. 血液の中に脂肪も含まれる
  3. 各臓器へ流れる
  4. 臓器(心臓、腎臓、脾臓、肝臓)自体にも脂肪がつく
  5. 臓器のがんのリスク

脂肪肝は良く聞くワードですよね。

一番ポピュラーな臓器異常ではないでしょうか。

よく飲酒が原因だと思われがちですが、近年では肥満そのものが原因な非アルコール性脂肪肝も急増しています。

脂肪肝は悪化すると肝臓がんのリスクがあります。

 

血液の中を流れる脂肪は不純物です。

不純物が多いと血液の流れも悪くなります。

悪化すると心筋梗塞、脳梗塞のリスクがあります。

第一段階リスク(メタボリックシンドローム)

  • 高血圧
  • 高血糖
  • 脂質異常

心臓、脳への血管疾患リスクは2倍!

第二段階リスク(動脈硬化の進行)

  • 高血圧症
  • 糖尿病
  • 脂質異常症

心臓、脳への血管疾患リスクは36倍に!

最終段階

  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞
  • 糖尿病および、それに関わる合併症

内臓脂肪レベルの数値と体脂肪率

内臓脂肪レベルとは、内臓脂肪の蓄積度合いを数値化したものです。

数値化することによってリスク度合い分かるので、それに応じて対策も打ちやすいですね。

 

もう一つ大事なのは体脂肪率です。

体脂肪とは前述したとおり、内臓脂肪と皮下脂肪の総称です。

 

これらを計るには、体重体組成計を使うのが手っ取り早いです。

これなら約3000円と比較的安価な上、オムロン製なので安心です。

そして、下記の事が一発で分かります。

  • 体重
  • 体脂肪率
  • 骨格筋率
  • BMI
  • 基礎代謝
  • 体年齢
  • 内臓脂肪レベル

ひと昔前まではどの家庭も体重計の時代でしたが、今ではこの体重体組成計のほうが一般的な存在ではないでしょうか。

 

内臓脂肪レベルと体脂肪率の目安

内臓脂肪レベル判定の目安

判定内臓脂肪レベル
標準1~9(0.5~9.5)
やや高い10~14(10.0~14.5)
高い15~30(15.0~30.0)

 

体脂肪率判定の目安

判定男性女性
低い5.0%~9.9%5.0%~19.9%
標準10.0%~19.9%20.0%~29.9%
やや高い20.0%~24.9%30.0%~34.9%
高い25.0%~35.0%~

※内臓脂肪の割合を正確に知るには、病院で精密検査を受けなければなりません。

https://www.healthcare.omron.co.jp/product/hbf/guide/02.html

内臓脂肪レベルと体脂肪率、どちらとも低過ぎは問題が生じますので、標準をキープすることを目指しましょう。

内臓脂肪レベルであれば1~9.5の数値内、体脂肪率は10~19.9%の範囲内が標準です。

それ以上であれば肥満です。

 

年齢と共に改善しにくい体質になっていますので、時間をかけて継続することが大事です。

 

体重体組成計はあくまで目安です。

簡易さを重視しているため正確なものではありません。

定期的に病院で精密検査を受ける事をおすすめします。

体重計に乗る事から始めよう

もし体重計しかないなら、それでもまずは毎日乗ることから始めるべきです。

しばらく乗っていないと怖くて乗りたくない気持ちになりますが、その期間が長いほど乗りたくない気持ちも強くなります。

しかし、まずは現実の数値を知ることが大事です。

 

体重計だけでも肥満度は計算できます。

BMIといって、人間の肥満度を表す体格指数を割り出します。

BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

このBMIの数値が22であれば標準体型です。

25以上は肥満体型です。

 

ただ、毎回計算するのが面倒であれば、もっと簡単な計算で目安をつけれます。

身長-105=体重

この体重をキープしていれば、体重体組成計の結果も悪くないと思われます。

内臓脂肪・まとめ

中年に大敵の内臓脂肪。

若い頃と違って代謝が落ちており、筋肉量も減っているため脂肪燃焼率が悪く、脂肪が溜まりやすいのが中年です。

 

昔と同じ感覚でいると、あっという間にメタボになってしまいます。

一度付いた肉はなかなか落ちません。

 

肥満は身体だけでなく、精神的にも嗜好品を求める堕落性があります。

なので、一度そこに陥ると蟻地獄です。

 

肥満や内臓脂肪を落とす方法は唯一、適度な運動と食制限だけです。

しかし、分かっていてもスタートがきりにくいのがダイエットの難しいところ。

 

まずは毎日、体重を計ることから始めましょう。

健康意識は毎日の数字チェックから徐々に芽生えてくるものです。

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