前回からのつづき~
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○○病院の診察の結果、いぼ痔だという事が分かりました。
治療法は座薬、漢方、塗り薬、これらを服用せよとのお達しでした。
トイレで力(りき)むといぼが発生しているのは明白なので手術の話が出ると思ってました。
しかし手術の話は全く出ません。
後で知った事だが、この病院の治療方針はなるべく手術をしないみたいだ。
手術はよほど差し迫った時でないと医師から勧められないみたいです。
ということは、僕のいぼ痔の症状はそこまでではなく、薬で治るレベルということだろうか。
それで治るならその方が良い。
座薬は面倒だけど。
痔の原因と難点、治りにくさ
痔はいぼ痔、切れ痔、痔ろうの3種類に大別される。
それぞれ様々な原因と治療法があるだろうが、僕が知っているのは自分のいぼ痔の事だけです。
もしかしたら同じいぼ痔の人でも異なるところはあるかもしれません。
ここでは自分の痔に関して分かった事を述べます。
いぼ痔の原因
かくして、座薬、漢方、塗り薬の生活が始まったわけですが、そもそもなぜいぼ痔になったのであろうか?
一般的に長時間の座り仕事や食生活うんぬんはありますが、一番大きいのは僕の体質に関係があります。
僕は便秘と下痢を繰り返す体質でした。
いつ頃からこの体質だったか覚えがありませんが、大人になってからです。
下痢はまだいい。(良くはありませんが)
いかんのは便秘。
便秘の後の排便は必ず硬い便が出る。
この硬いのが肛門の壁を傷つけて降りてくる。
その傷が長い年月と共に痔へと変化していくとの事。
いぼ痔にならない、または悪化させない対策
硬い便を出さない事。これに尽きます。
要するに、柔らかい便なら肛門の壁を傷つけずに済みます。
と言っても、自分の意思で柔らかさを調整できるわけがありません。
普段の食生活、運動は基本ですが、体質的なところやストレス環境も左右します。
事ここに至っては漢方や下剤を服用して便を柔らかくします。
結局そういうのを毎日飲まねばなりませんが、それで治るのならお安い御用です。
いぼ痔の難点
僕のいぼ痔に痛みは全くありません。
難点はこの2つ。
・たまに猛烈な痒みに襲われる(いぼが出ていないとき)
・排便時に力(りき)むといぼが発生して排便し辛い、拭きにくい
看護婦には排便後、ウォッシュレットをしたほうが便の通りが良くなるので勧められた。
言われなくてもウォッシュレットがあるトイレならしますけどね。。。
ただ、いぼが出ている場合、排便後にウォッシュレットをしてもいぼのせいで撥ね返されてしまいます。
なので、あまり水勢を強めれないのが難点。
いぼ痔が進行する
排便時、力(りき)まなくてもいぼは出ます。
さらに、一度いぼが出るとなかなか引っ込みません。
ついに、手で押さないと引っ込まなくなってしまった。(もちろんトイレットペーパー越しですよ)
秋ごろにはその症状にまで進行した。
こういう症状になると○ンコをしたくない。
便意が来る度にいぼ痔が・・・という、ものすごくブルーな気持ちになります。
かなりストレスです。
いぼ痔は治りにくい
いぼ痔になるとかなり治りにくい。
いぼ痔になる前に座薬や薬など、適切な処置を病院ですれば治りやすいが、それには早め早めの診察が必須でした。
僕はなかなか病院へ行かなかったせいでこうなってしまいました。
しかし、治りにくいというだけで座薬と薬で治るケースも多い。
僕もそれを期待して毎日続けました。
9ヵ月経過して
座薬と薬をし続けて9ヵ月が経った。
継続か?
座薬と薬を毎日する生活が何ヵ月も続くと、面倒と思っていた事もマヒしています。
逆にやらないと不安すら感じる。もはや生活の1部です。(汗)
座薬と薬が無くなると診察といっしょに薬を受け取ってきます。
1か月に1度のペースで通院です。
それにしても、ちーとも治らんな。。。
この治療法では治らないような気がしてきました。
正確に言うと悪化するスピードを食い止めている、というべきか。
といっても最近、手を使わないといぼを引っ込める事ができない時もしばしば。
これって完全にダメな領域だよな。(汗)
こうなると余計に座薬ごときで治る気がしません。
漢方を飲んでいるので便も柔らかいのが出るようになったが毎日ではない。
軟便の効き目が薄いのか、僕としてはイマイチな効果です。
もっと強い薬で快便にしてほしいところ。
全然快方に向かわないのでさすがにイライラしてきた。
病院を変える決意をする
いったい、いつまでこの治療法を続けさせる気か?
この病院、痔の治療ではかなり有名であることは間違いない。
だが、僕にはこの病院ではダメかもと思い始めていた。
医師は診察の度に、良くなってきただの、時間がかかるだの、あーだこーだ言う。
しかし、そもそも月に1度の患者に、しかも何百人の中の一人の患者の経過を正確に把握してるわけがなかろう。
カルテを見て前回こうだった程度であろう。
いつまで経っても治療法に変化がない。
次のステージに移る話にもならない。
いぼが引っ込まない事を話しても座薬と薬を渡されるだけ。
僕としては手術してでも早く解決させたいのである。
もしかして薬だけ渡して病院の小遣い稼ぎに利用されているだけではないだろうか?というチンケな発想もしたりした。
医師に手術願いを直接言う前に、この病院の痔の手術について看護婦に聞いてみた。
病院の方針として、手術となると術前に1週間入院し、術後は2週間入院してもらうとの事。
・・・そんなに会社休めないぞ。
どこの病院でもそんなに日数が必要なものなのか?
そこで、他の病院を調べると痔の日帰り手術があることを知る。
これだ!と思った。
同じ市内にある病院だが、ここも痔の治療には人気あるところだ。
場所が中心街にあるので電車で行くのが基本となる。それはちょっと面倒だが、とりあえず行ってみないことには始まらない。
いつまでも変化のない治療法、のらりくらりした診察、さすがにこの病院に愛想が尽きた。
どのみちこの病院で手術となったとしても、2週間も会社を休まなければならんのはいただけない。
僕は病院を鞍替えすることに決めた。
何も言わず、しれっと。
2013年11月・今度の病院は
この病院は○○クリニックといって、実は前に通っていた○○病院の○○は同じ名前である。
ただの偶然だろうと思いきや、後々、○○クリニックの看護婦から情報を得た。
お互いに親戚同士みたいで昔は○○病院一つだった。戦後に2つに分かれて現在に至るらしい。
なぜ分裂したかまでは分からないとの事。
まあ、どうでもいい。
痔が治れば何でもいいっす。
医師に今までの経緯を伝えて診察してもらいました。
医師はここの院長で60歳ぐらいであろうか。
寡黙で真面目そうな先生だが強気な性格な方だ。だが、こちらの希望に寄り添ってくれる先生だ。
このクリニック、素晴らしいと思ったのが診察です。
横寝して尻丸出しスタイルはどの病院でも同じだが、ふと頭を上げるとモニターが目の前にあり、自分の肛門の中の状況が映し出されているのである。
医師が今見ている僕の肛門を自分もリアルに確認する事ができる。
初めて自分の肛門の現状を見ることができた。(汚ねー肛門だ)
いぼ跡の爛(ただ)れも解説してくれました。
診察の結果、手術は可能との判断をいただいた。
ただし、手術前検査が無事に通ればの話だが。
とんとん拍子で日帰り手術の段取り説明、手続きに進んだ。
とっても清々しい!!
こんなにスムーズに自分の理想通りに進むなんて想像以上です。
私、このクリニックが好きになりました。(笑)
残念なことに、年内の手術は無理そうだった。
手術の予定がいっぱいで、空いている日は年末ギリギリになってしまう。
年末に手術を受けると、術後の痛みやメンテナンス、通院、もろもろの不具合を考えると飲み会の多い年末年始は避けるべきと考えました。
気持ち的には1日でも早く手術したいが、年に1回の年忘れの行事も大事。
その体では酒も美味しくないだろうし、場を楽しめないだろうと容易に想像できます。そうなると逆に地獄です。
なので、手術は年明けにしてもらいました。
ただし、手術前の検査だけは年内に済ませておきたいところ。
年明け早々に手術するのであれば、年内のクリスマスの週に検査をする必要があります。
採血に1日、その結果と内視鏡検査にさらに1日必要なので2回通院することになります。
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